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161話



  下着や肌着も無事に大量購入出来たよ。教えてくれたウルスラさんに感謝だね!

 


 カボチャパンツは改良して、スカートでも買ったら下に履けるペチパンツにでもしようかな?このまま捨てるにはちょっと惜しい感じなんだよね。


 洗濯機が水を使わない優しい作りだから、私の裁縫技術で何か縫い付けたりしても糸が解れ辛いと思う。




 スカートを履く機会があるかはわからないけど。ズボンがあるならそちらを履きたい。寒いし。


 ストッキングが見当たらないんだよね?生脚は寒いよ。ガーターにニーハイ?みたいのはあったけど……使い慣れてない物は今回買うのやめた。

 そこまでしてスカート履きたい欲も今のところないしね。



 








 1件目のお店に戻ってクマさんとカンジさんと合流し、入店する。

 目星をつけていた物を試着して、お会計。




「お客様、ズボンの裾上げや尻尾穴はどうされますか?」




「僕の尻尾短いから大丈夫そう。裾上げとかも自分でするから平気」




「かしこまりました」




 獣人族用のお店だと尻尾穴開けるとかそんなサービスもあるのか。異世界ならでわ!

 尻尾穴は尻尾の位置や太さに合わせてボタンホールみたいにして開けたり、切り込み入れてゴムで伸び縮みさせたり色々あるみたい。


 後は、ズボンやスカート自体の股上が最初から浅い物を選んで、後ろにちょっと切れ込み入れたり、そこだけ布を取り払って縁取りして尻尾が出る様にしたり。

 ウルスラさんのショーツはこんな感じだったね。ちょっと防御力低そうな布面積でした。とてもいいと思います。


 獣人族によって太さや尻尾の位置も若干違うので、好みとかに合わせて選択出来るのはいいよね。



 クマさんはスーツ数着、シャツやズボンなど色々買っていた。後から知ったけど、他国の重人が訪れた際に警備や護衛を担当するので、ちゃんとした場所に出る時必要みたいだ。

 普段の服装は皆んなバラバラだけど、公式の場ではカイザス国軍は男女共にスーツなんだって。


 私も一応スーツを一式と他にベストやジャケット、ポーチやハンカチなどの小物類も購入しました。ついでに書類が入りそうな大きさの手持ち鞄。通勤用です。





 隣が靴屋さんなので、靴も見る事になったよ。私は店にある物でも大丈夫だったが、問題はクマさん。




「獣化状態ですと、サイズオーバーでオーダーメイドになりますね。どうされますか?」



「どうしよう………じゃぁ、普通の靴だけ買おうかな。30センチ以上のあるかな?」




「只今お持ちいたします」




 店員さんは店の奥に消えて行った。

 クマさん足大きい。私が言えた義理じゃ無いけどね。ちなみに17歳だが、まだ成長止まって無いらしい。凄いなクマさん。




「こちらの5足になります」




「ありがとう」




 クマさん今は獣型だけど、どうするんだろうと思ったらーーー。








「うんしょっ………ふー…」




 体が縮んで鼻や口が引っ込み、毛が皮膚に吸収され、金髪碧眼のキラキライケメンの出来上り。ファンタジー変身だね。



 サロペットの肩紐を調整した後にウルスラさんと何やら相談しなが、靴を決めていた。Tシャツが少し肩からズリ落ちていたが、スッポンポンよりはいいかな。




「コレとコレください。後、同じ物あるかな?」




「コチラの布製は御座いますが、ボタンの方は取り寄せで、お取り置き出来ますが…どうなさいますか?」




 取り寄せるのに1週間かかると言う事だが、注文してまた後日受け取りに来る事になった。


 靴を購入し終わって、大量の紙袋を手に持ち私達は地下街に向かった。





 ちなみにクマさんは靴の試着が終わって早々に人型から獣型に戻った……凄い不思議現象。

 先程とは逆再生された映像を見るような光景に、身体の作りどうなってるんだろう謎?と、思ったよ。













「ここが入り口になりますね。先ずはロッカーに荷物を預けてしまいましょう」




 到着したのはパッと見は大きな倉庫だ。確かに、これは初見だと素通りしてしまいそうな外観。




 建物内に入るとロッカーが並んでいたので、買った洋服などをロッカーに入れ、ペンダントをロッカーの扉の指定の場所に翳すと鍵がかかった。24時間で500ぺリン。





 貸しロッカーらしく、出す時はまた同じ場所にペンダントを翳せば大丈夫だと教わった。24時間以内だったら、追加料金無しで出し入れ自由みたいだ。




 ロッカーに荷物を預け終わり、私達はいよいよ『地下街入り口』と書かれた階段を降った。



 まだ見ぬ調味料達が私を待っている!ワクワク。



 

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