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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
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17話


 コンスタンティンさんの話しをまとめると、ウルスラさんは主に王宮内での護衛担当だそうだ。


 私は仕事中第7長官室から出ないのに必要かな?と思ったけど、室内に入らず扉の前に立って威嚇しとくとのこと。威嚇ってなんだろう?


 私への取り継ぎや手紙の受け渡しもウルスラさんを一旦通してからになるらしい。お手数お掛けします。



「後、コレが家用の護衛ね。お掃除機能もついてるから、全自動掃除機だと思って?仕事してる時は家に置いとけばいいけど、休日とか外出時は一緒に連れてってあげて」





 コレと指さされたのがテーブルに置かれた水まんじゅう。え?



「水まんじゅう???」



「そっか、スライムを見るのは初めてだったんだね。キチンと躾はされてるからお利口さんだよ?喋れないけど、こっちが言っている事は分かるから簡単な意思疎通なら出来るよ」



 こっちの世界のスライムって青色とかゴールデンじゃないんだよね…


 ドーム状の外側は透明な白っぽいゼリー状で、こし餡みたいな中身が若干透けて見える。

 図鑑で読んで存在自体は知ってはいたが実物どう見ても水まんじゅう。


 目の前のスライムさんに失礼かもしれないが大変美味しそうな見た目だ………見た目だけはね。



「私はつばめと言いますが……えっと…なんとお呼びすればいいですかねコンスタンティンさん?」



「名前はマシロだよ」



「マシロさんよろしくお願いします」



 ぺこり




 体が前に若干倒れたので多分お辞儀だと思う。目とか無いけど、前で合ってるかな?

 ふんぞり返ったり、首かしげたとかじゃないよね………それはそれでかわいい。







 その後コンスタンティンさんと軽く会話をして、解散となった。


 ウルスラさんとマシロさんは午後から来てくれるらしい。





 王宮の最深部らしきところから入り組んだ道を戻り、第7長官室まで戻る………ドアの横の壁に手紙が山積みされていた。


 またかぁ………ウルスラさん午後から来てくれるって言ってたし、少しは減るといいな…手紙……


 手紙を持ち、第7長官室に入る。



「只今戻りました。お仕事抜けてすいませんでした」



「お帰りなさいつばめさま!ユリエル長官とロジャー副官は出かけてますよ。あれ?またお手紙ありましたか?」



「うん、ドアの横にね…邪魔になると行けないから、宛名だけ見てポイしちゃうね」



 私は手紙の宛名だけざーーーっと目を通して机横のゴミ袋に入れて行く。

 返事が必要な手紙は無さそうだ。


 それでは翻訳の仕事に戻ろ。






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