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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
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16話



「実は、つばめにちゃんとした護衛をつけようと思うんだ」



「護衛ですか?」



「うん、なんだが引越ししてからますますお見合いとか食事会とかの誘いが多くなったって一昨日言ってたでしょ?」



「はい、お誘いの手紙が日に日に増えてますね………」



 休み前の呼び出しの時にあんまりにも手紙やらが増えてきたので相談したのだ……「ウチの娘どうですか?」って見合い話し持って来られても正直困る。


 後、お茶会やら食事会に誘われても……手紙の数が多すぎて宛名だけでも目を通すのが辛くなってきた。



「ユリエルにも『仕事に支障が出そうだ』って言われてたんだけどね。ちょっと私も最近忙しくて手配が遅れてごめんね?まぁ、直接手出し無用だとは言ってあるけど変な輩が居ないとも限らないから、念のためって感じかな?と、言うわけで…はい、獣人族のウルスラだよ。ウルスラ挨拶して?」



「はい、ご紹介にあずかりました第3警護隊所属、獣人族虎種ウルスラです。よろしくお願いします」



「よろしくお願いします。つばめです」



 白黒縞々しっぽは虎さんだったんだー…って事はホワイトタイガーかな?

 目は青いな…綺麗だなー、身長高いなー…私よりは低いよ?『女性にしては』って意味ね。

 私は女性枠に入れないで。察して?



「つばめ。また鑑賞会してるところ悪いけど、ウルスラは私ほど見られる事に慣れてないからほどほどにしてあげてね?」



「!…すいません」



 ユラユラ揺れてる尻尾を見て、シッポの先は黒色なんだ〜って思ってたら注意を受けてしまった……気をつけよう。



「お茶をどうぞつばめ様。本日のお茶菓子は林檎のパウンドケーキですよ」




 いつの間にかカールさんがお茶を入れてくれていた。お茶菓子までありがとうございます。




「カールさんありがとうございます。いただきます」



 紅茶を一口飲み、そう言えば………



「ウルスラさんはシュルェルウェルエルカイザーさんとはまた別の護衛なんですかね?」



「…ごめんね、ウェルエルは冬ごもりに入ったんだ。だからあの熊の事は一旦忘れて?」



「冬ごもり?ですか?」



「冬眠みたいなものだよ」



「へ〜…こちらの熊も冬眠するんですね。知りませんでした」



 冬眠前にわざわざエアコンの設置に来てくれたのかクマさん…冬眠明けたらまたちゃんとお礼言おう。



 獣人族虎種 女性

 ウルスラさん

 普通の獣人族虎種はオレンジ〜黄色と黒色の縞模様だが、ウルスラは白黒の縞模様。

 2児の母親で出産後に軍に復帰。

 家事・育児は旦那に任せてバリバリ働くキャリアウーマン。




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