突然の吸血
何時もお読み下さり有難うございます!
彩世さんから
吸血される気持ち良さを堪能していたけど、
落ち着いて私!このままではまた、貧血になるぞと私は我に帰る。
これは、蚊にでも刺されてるとでも思ったらいいんだよ。
私如きが何、色気付いてんだ!こんな変な感情、私じゃない。何、気持ちいいとか思ってんのよ!変態だ!カァーーと顔を赤く染めながら思う麗。
彩世さんは蚊だよ。蚊。蚊。蚊。
麗が超絶美青年である彩世を蚊呼ばわりしてるとは、よもや思いも寄らないだろう。
そう思うと心臓のドキドキも治るし、正気を取り戻す。
そろそろ彩世さんに吸血行為を止めてもらわないと、貧血になる。
「彩世さんそろそろいいですか?俺一応病み上がりなんですけど。この辺で勘弁して下さい。」と思った事をそのまま言う麗。
彩世はピクリと反応し、一瞬静止する。
吸血行為を止めた彩世は、静かに麗の首から顔を放し、驚いた様に麗を見つめる。
吸血した彩世の瞳は普段のトパーズ色の瞳とは違い、血の色の様に赤く染まっていた。
2度見たことある光景だけど、何度見ても綺麗だなぁ。
彩世の赤い瞳が綺麗で思わず見惚れる麗。赤い瞳の瞳孔は開き少し開いた口には麗の血が付いていた。
彩世の自身の口に付着した血を舌で舐めとると名残惜しそうにした。
それから不敵な笑みを浮かべ
「この瞳が不思議か?いきなり飲んで悪かったな。」と後は表情の読み取れない顔をする
。
「あ!いや、とても綺麗な瞳だと思いまして見入ってました。」
「は?」彩世は耳を疑う。
「いや、貴重なものを見せて頂いて有難うございます。」
「は?意味分かんねぇ。何が貴重なんだ?」目を見開いた。
「彩世さんのその綺麗な赤に染まった瞳です!その瞳の色は吸血時しか見れない貴重な色です。だから、見れて嬉しいんです。有難うございます。」と麗は笑顔になる。
「はぁ?き、綺麗とかお前気持ち悪い事言うんじゃねぇ。」と驚きを隠せない彩世。信じられないと言う顔をする。
「気持ち悪いと言われようが、綺麗なものは綺麗なんです。俺は正直ものなんで、嘘なんてつけません。」と真剣に彩世の瞳を見つめて掴み掛かる勢いで言う麗。
そんな前のめり気味の麗に若干引き気味な彩世は、暫くすると顔を横に背ける。
「お前変わり過ぎだろ?こんなものが綺麗なんて...。」と若干頬を染めつつ、声を低めて言う。
「こんなものなんて言っては駄目です!綺麗な目なのに。俺だったら自慢したくなる目です!」麗は誇らしげにする。
「っはぁ。お前は...。変わった奴。」そう言いつつ背けた顔は赤いままだった。
「しかし、そうやってるとお前、女みたいだな。...もっと鍛えた方がいいんじゃねぇか?」と照れを隠す様に嫌味を麗に向けて言う彩世。
女みたいと言われて麗は動揺してしまう。
束の間
「いや、やっぱ鍛えなくていい。」
どっちだよ!麗は心の中で突っ込む。
「上坂はこれから、俺様の食事の時は、そう言う格好をしろ。」
!?
な、な、何ですとーーー?
本日も最後までお読み下さり有難うございました!




