晃生の過去
何時もお読み下さり有難うございます!
更新遅くなり申し訳ございません(>人<;)
俺の一族は代々過激派。過激派は本来、単一で動く事が多いが、俺の一族だけは、一枚岩で動いていた。
俺の一族は過激派の中で最も権力のある立場。
本家と幾つかの分家に分かれていて、その分家の中でも、力が強く、人望のある俺の両親は本家の後継に相応しいと
両親の子に後継ぎをとされていたが、俺の従兄弟に当たる者に譲った。
両親に隠されて育てられた俺の存在は、従兄弟は疎か一族の者は誰も知らない。両親から聞いた話では、俺は従兄弟と姿が似ているらしい。
両親に子供がいないと言う認識から、惜しまれて諦められたらしい。
もし、俺がいると分かれば、即座にに後継ぎとして、教育された事だろう。
両親は俺には自由に生きて欲しいと言う希望から、一族から隠して育てたのだと言っていた。
過激派時代は隠れながら、人の生き血を何度も食した。何度か人を殺めてきた。
初めて人の血を飲んだ時の感動は今も記憶に残っている。
両親が攫ってきた子供の首にガブリっと噛み付いた。あまりの美味しさに我を忘れて、全部飲み干した。
人間達は、俺達、ヴァンパイアと同じ形をしていながら、
弱く
脆い。
血を飲む事が容易い。
血を飲み干しただけで、簡単に息をしなくなるのだとその時に気づいた。
それから、人間達は只々、俺達、ヴァンパイアの美味しい食料だと考えていた。
だが、俺は、成長するに連れて、考えが変わってきていた。
腹が満たされれば、俺達と同じ形、姿の人間達を何も殺すまで血を飲み干さなくてもいいと考える様になっていた。
両親以外の一族は血を飲み干す事を栄誉と感じているらしいが、両親と俺は興味が無かった。
俺は元の苗字を「瀧川」の苗字に改名した。そして、人間社会で生きていく為に不動産を始めた。
俺は手前味噌にも才能が有ったのか、不動産業で、成果を出し成功した。
それから、ある企業のパーティーに呼んでもらった時に彩世と彩世のご両親に出会った。
「初めまして...わたくしは西園寺家の跡取りの西園寺彩世と申します。瀧川様のご活躍は予々、伺っております。一代で築き上げたその敏腕、私も見習いたいです。是非、お時間が頂けるのでしたら、静かな所でお話を伺いたいのですが?」と今の気心知れた彩世には考えられ無い程、丁寧な言葉遣いで、声を掛けてきた。
今思うと鳥肌が立つ。
そこからは、想像通り。
俺をヴァンパイアだと見抜いていた、彩世は
過激派の俺とそのパーティーに来ていた両親まで、温厚派にならないかと、勧誘してきた。結局のところ、過激派、温厚派に無頓着だった両親は、温厚派になる事を了承した。そんな簡単に?と思うくらいあっさり決断した。
俺は、両親に従うつもりでいたので、賛同し俺も温厚派になった。
其れからと言うもの、彩世の家に度々お邪魔をし、
由希翔達に出会った。
それぞれ事情があったり親達は忙しいと言う事で、自立する為に子供等だけで住む事になる。
そこで、空いていた土地があったので、そこに俺達が住むシェアハウスを建てた。
今のシェアハウスがそれだ。
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