海外郵送について
おはようございます!何時もお読み下さり有難うございます!
ブックマークも有難うございます!
お手洗いに入りながら考える。明日の計画。
カップ麺を買って...郵便配送...
考えながらドアを開けると、大きな壁に当たる。犬も歩けば棒に当たるじゃ無いけど。
壁にしては、頭が痛くない?
と正面を見てみると男の人のがっちりとした胸板が!
私は45度以上の角度にグググッと顔を上向ける。
形の良い唇、すぅーと通った鼻筋に
アメジストの瞳に艶やかな紫黒色の髪の麗人が!
「ご、ごめんなさい!ぶつかってしまい!大丈夫ですか?瀧川さん?」そう、今まであまり話した事ない、瀧川晃生さんがそこにいた。そう言えば、血と涙の盟約では、お世話になったな〜と考える。慌ただしくてお礼も言えなかった。
「ああ、俺こそすまない。俺は大丈夫だが、上坂の方こそ大丈夫だったか?何か考え事か?」
珍しく晃生さんが尋ねてくる。
「え?あ、はい!大丈夫です。
両親が海外に居るので、贈り物をしようと考えてました。海外には普通に荷物を送れるんですかね?」一応聞いてみる。
「そうか。それはいい事だな。」少し顔を緩めた。
「だが、今宛名を手書きでは、
送れなくなっている。スマートフォンかパソコンで宛名を作成しないといけない筈だ。」晃生は手に顎を乗せて考える素振りで言う。
「えっ!手書きじゃ駄目なんですか?」私は驚く。
「ああ、調べてみたら分かる筈だ。」晃生はいい残して扉を開ける。
「有難うございます!分かりました!調べてみます!あ、後、
血と涙の盟約の時は慌ただしくて言えなかったですが、お世話になりました!有難うございます!」と笑顔で答える。
晃生は一瞬、驚いた顔をしたが、麗の目には映らなかった。麗はショートの黒髪揺らして自室に向かった。
良かった!聞いておいて!2度足踏む事になりそうだった。晃生さんのお陰で免れた。それにしても、詳しいな〜。
血と涙の盟約の時のお礼も言えて良かった!
夕食前トントントン麗の部屋にノックする音が!「はい!」とドアを開けるとドア前に
瀧川晃生が立っていた。
「瀧川さん?」
「さっきの事だが、パソコンはあるのか?」とアメジストの瞳を私に向けてくる。
「それが、無いので、明日コンビニの印刷機でスマホから、登録した住所を読み取って
印刷しようかと...」
「そうか。それなら、良かったら俺のパソコンを貸すが?コンビニ迄行くのは手間だろう。」
「それは有難いですが...いいんですか?」
厚かましいと思いつつ、貸してもらえるなら、助かる。
「ああ。問題ない。」
「お言葉に甘えて、お願いします!」思っても見なかった助けに笑顔になる。麗は薄紅色の瞳を細めて笑う。
コンビニまで行くの面倒だったから、助かります。
「ああ。今から空いているか?」
私は大丈夫ですと2つ返事で返すと、瀧川さんの部屋に案内される。
「何も無い部屋だがあの椅子を使ってくれ。」と促される。
「.......。」本当にほぼ何もない。
スッキリとした部屋だった。生活感のない、余計な物は置いてない部屋。1人用の机、パソコンにプリンターと椅子しかなかった。後は、棺桶があるのみだ。
棺桶はこれぞ、ヴァンパイアって感じ。
「でも、椅子が一つしか無いですが...」
「気にする事はない。俺はここに座るから。」と座ったのは、なんと棺桶の上。
早速パソコンを使おうと電源を入れる。
「あの、これパスワード設定になっていて起動が出来ないです。」と振り向く。
瞬時に私の方に移動してくる。大きな体が、椅子越しに当たる。
椅子に座っている私ごと、覆われ、後ろから腕が伸びる。私は、ドキッとする。そう思っている間に、目にも留まらぬ速さで瀧川さんはキーボードを打ちパスワードを入力する。
人間技ではない。
「出来たぞ。一応国際郵便のサイトも開いた。」
「あっ有難うございます!それにしても、詳しいですね!」
「ああ、俺の親も海外に居て、時々利用しているからな。」
「そうなんですか!海外に。」
「ああ。俺の親は訳あって、ヴァンパイア達に追われてる身で、海外に逃げている。」
「そうなんですね。それは大変ですね。」と普通に返事したものの
あれ?今、衝撃的な事を言われた様な。
「本人は大変だろうな。自分で蒔いた種だ。仕様がない。」まぁ、俺も追われる身なんだがと小さく呟いた。
私の後ろに立っている瀧川さんの表情は読み取れない。
「そ、そうなんですか?」
前世でヴァンシェアのゲームしてなかったらうっかり聞いてしまったかもしれない。
瀧川晃生さんの事、親の事。
すっかり忘れていたけど、瀧川さんの親と
瀧川さんには、少し複雑な事情があった筈だ。と考えていると
「軽蔑するだろうが、俺は昔、過激派だった。」とアメジストの瞳で麗の背中を見ていた。
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