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夢に出てくる壁の正体

いつもお読み下さり有難うございますm(_ _)m



「彩世、麗、大丈夫?」加賀から理由を聞いたらしい晴一はお粥をサイドテーブルに置いて、心配気に聞いてくる。


「「大丈夫」だ。」です。」


晴さんに朝ご飯、又もや消化にいい玉子粥を届けてもらった後、彩世さんは私のベッドで寝てしまった。


私の隣りにはイケメンヴァンパイアが!

同じベッドに寝るこのシチュエーションは転生前であれば、美味しい話、トキメキものだったに違いない!

だけど今、現実に起こると、ただただ、

緊張する。


そう、初日の頃は緊張しか無かった。


今でも緊張する事には、変わりないけど、

昨日の盟約を交わしてからか、

言い表し様のない安心感もある。


彩世さんは口は悪いけど、何だかんだで、面倒見良かったりして1番接しやすい気がする。


本当に綺麗なお顔だな〜と私は彩世さんの寝顔に改めて見入ってしまう。

まつ毛長い!このまつ毛の上に綿棒が乗せれるかもしれないと想像しつつ、無意識のうちに私は彩世さんのまつ毛に触れていた。しまった!と思ったけど、

おぉ!しっかりとした硬そうなまつ毛かと思っていたけど、意外と


柔らかい!


癖になりそう!


いや、だけどこの辺にしとこう。起こしたら悪いし、怒られそうだし、気まずい。


そして、私は玉子粥を頂くことにする。

玉子粥なんて誰が作っても一緒だと思ってたけど、相変わらず、晴さんの料理は美味しい。全部完食してサイドテーブルに置く。


今日は昨日の貧血で動けそうにない。暇だな〜と思っていたけど、私もいつのまにか

彩世さんの横で眠ってしまっていた。


夢を見た。

柔らかな巨大マシュマロに包まれてる夢。


幸せな夢。


だけど、前に進むと硬い壁に当たる。進みたくても進めない。


「...さか」


「...さか」

んんん?何か頭の上から声がする。何?

「上坂!」

私を呼ぶ声。誰?まだ寝たい。

起こさないでお母さん!

「んんんっまだ起こさないでお母さん!」と私は言うけど、肩を揺すられる。


段々と脳が覚醒していき、ゆっくりと目を開ける。


すると目の前に硬い壁?否、男の人の喉仏?胸...?がある。

麗は無言で、そのまま顔を斜め45度に上を向く。


トパーズの瞳、整った鼻梁、薄い唇。そして、筆の先の様に柔らかそうな赤褐色の髪の美青年の顔がドアップで目が合う。


「うわぁ〜ぁ」と麗は叫ぶ。


「おい!上坂、放せ!」彩世は暑いのか、顔を赤らめながら言う。


どうやら、私は横向きに寝たまま、

彩世さんに抱きついて寝ていた様だ。私は慌てて腕を放そうとするけど、

同じ体勢をしてたせいか、彩世さんの首に回してる方の腕が痺れて動かない。



本日も最後までお読み下さりありがとうございました!(>人<;)

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