表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/102

朝倉加賀 視点③

おはようございます!何時もお読み下さり有難うございます。急いで打ちましたので、少し修正するかも知れません。ご了承下さいませ。


何時もとは違って俺はダークゴールドブロンドの髪を後ろで一つ結びにしていた。髪は診察に邪魔だから結んでおいた。


俺は黒猫ちゃんの黒髪に自身の髪が掛かるところまで近づく。


顔が近すぎる事に警戒した麗は、身を固くしている。

両腕を前に出し、直ぐに防御できる体制を取られている。ぷっ凄い警戒心。ちょっと傷ついちゃうな〜。

だけど、何かしない保証もできない。


「ぷっ警戒しなくていいのに。酷いな。」と本当に酷いと思ってい無い様な調子で笑う加賀。

笑った事で少し警戒心を解いた黒猫ちゃんは若干肩の力が緩まる。甘いよ。



その瞬間、

「!?」

加賀は、一瞬の隙に麗のおでこと柔らかな首に口付けをする。これで、晴と彩世の上書きができたかな?


黒猫ちゃんは長い時間固まり、

薄紅色の瞳は動揺に揺れていた。いちいち、反応がうぶだね。俺は微笑んでしまう。



「なっ!!」彩世も珍しく後ろで驚いていた。


「何するんですか!」黒猫ちゃんは口付けした、首やおでこに手を当て、顔を真っ赤に染めながら、薄紅色の瞳でキッと睨みながら、加賀に怒る。顔を真っ赤に染めちゃって可愛い。


その時、後方から手が伸びガシッと麗の頭を捕まえる。何事!?と俺は驚く。当然、黒猫ちゃんも凄く驚いた顔をしている。

トスッと勢いで背後に居る彩世の胸元に黒猫ちゃんの身体が凭れ掛かってしまう。

「お前、加賀、盛ってんじゃねぇぞ!」と、守る様に黒猫ちゃんの頭を両腕で囲い、怒鳴る。彩世!?

あの彩世がこんな事ぐらいで怒るなんて、珍しい。彩世が怒る理由なんてどこにも無い。急に、手のひらを返した様な態度に驚く。どうしてだ?さては、血と涙の盟約のせいか?


血と涙の盟約を結んで、黒猫ちゃんへの態度が変わったんだろうか?まるで親鳥が雛鳥を守る様な、過保護さだ。前までは、男だのとバカにしてたのにな。と鼻で笑ってやった。



「だって晴と彩世ばかりずるいだろ!

晴は俺の跡を消すし、彩世は血と涙の盟約結んでるし。俺も何かしたっていいだろ?」と俺はヘーゼル色の瞳できっと彩世を睨む。

普段の優しい言葉遣いと打って変わり、少し荒い口調で言う。本当にずるいと俺は思う。


「あれは、俺も悪いと思ってるし、黒頭...上坂にも許可をもらった!」いつの間にか、黒頭呼びから上坂呼びに変わってるし。何か

彩世と黒猫ちゃんとの距離が縮まった気がする。俺も落ち落ちしてられない。


「俺の方が先に黒猫ちゃんの血を頂いた間柄なのに、納得いかない!ね!黒猫ちゃん、俺に黒猫ちゃんからご褒美頂戴よ!」本当に納得いかない。俺の方が先に黒猫ちゃんを気に入ったのに。


黒猫ちゃんは何やら1人で考えこんでいる様だ。


「おーい!黒猫ちゃん聞いてるか?」

その言葉で、

はっ!フリーズから我に返り、加賀を見つめる。

「俺、男です!」

「うん。知ってる。」本当は男じゃないけど男と言い張る黒猫ちゃんに俺は笑いながら返す。

「男の俺に黒猫ちゃん呼びやキスっておかしいです!」全然おかしく無いのに。うぶな君には慣れてもらうのに、時間が掛かりそうだ。


「黒猫ちゃん呼びはお気に召さない?いいと思うんだけどな〜。それと、キスは欧米では当たり前だよ!」とウインクする加賀。仕様がないな〜。



「だから、ほら、ここ!診察料だと思って!」と加賀は自身の頬に指先でトントン叩く。頬にキスして!


黒猫ちゃ...麗ちゃんは俺に近づきダークゴールドの髪をサラリと耳に掛ける。触れられるだけで、鼓動が早くなる。唇が段々と近づく。人に何かする事はあってもされる事は、無いから正直ドキドキする。

頬に柔らかい唇がくるかと思いきや!?

ゾワリとする。

「フゥー」耳に息を吹きかけられる。


「!?っ」俺は目を白黒させる。何だこれ?


「な、何を」俺は思ってもみなかった不意打ちに顔を熱くする。

「考えたら、俺加賀さんに、色々不意打ちを食らってたので、清算しました。これで、お相子です。診察料は無しです!」と笑ってみせた。何だか鼓動が早くなる。


一瞬固まってしまった俺だが、何とか取り繕い言葉を発する。俺とした事が!

「ぷっ黒猫ちゃん...いや、麗ちゃん、やるね〜!俺の不意をつくなんて!だけど、こう言う事は男を余計に煽る事になるから、気をつけた方がいいよ?まぁ、俺には何時でも大歓迎だけどね!」本当に!俺をドキドキさせて誘ってるの?麗ちゃんに限ってなさそうだけど...。とヘーゼル色の瞳を細めて、微笑む。ヴァンパイア能力を出しながら、黒猫ちゃんを魅了する様なフェロモンを出す。

すぐさま察知した彩世は止めに入る。

「おい!加賀、変な空気を出すんじゃねぇ!」

「ふふっ」俺は笑って誤魔化した。


何だか麗ちゃんが首を傾げている。この子には何でかヴァンパイア能力の魅了が効かない。不思議だ。

「忠告有難うございます。2度としません。名前の件も有難うございます。」と会釈する。

笑顔でそんな寂しい事言わないで。

「えぇぇ?俺にはさっきのしてくれていいんだよ!なんなら毎日でも!」本当に、毎日でも、麗ちゃんに息を吹きかけられたい。


「加賀、いい加減にしろ!」とまた彩世の腕が後ろから伸びて、麗ちゃんを囲う。

彩世は血と涙の盟約を結んでから、麗ちゃんに対して凄く、過保護になった様だ。

数日前には考えられないくらい麗ちゃんの事を意識している気がする。彩世まで麗ちゃんを好きになるなよ。


「分かった。分かった。この辺にしとくよ!」と俺は両手をパーの体勢にし、降参する。

「じゃ、俺は、これから仕事だから。またね、麗ちゃん、彩世!」とヘーゼル色の瞳をウインクする。それから加賀はさっき言おうと思った事を麗に言った。大した事ではない。名残惜しいけど、今日のところはあっさり引き上げるよ。と麗の部屋を後にした。


本日も最後までお読み下さり有難うございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ