診察料①
何時もお読み下さり有難うございます!気がつけば、4月もあっという間に終わりそうです。日日是好日。
目が覚めると自室のベッドに居た。
「彩世さん!っ」と
ガバッと起き上がる。少しだけ、頭がクラクラする。あれから、どうなったんだろう?
彩世さんは無事?
と辺りを見回す。
赤褐色の髪が見える。
椅子に座って眠っている彩世さんだった。見たところ彩世さんの着替えは済んでいて、肋骨の怪我は見えなかった。
「良かった!無事だったんだ!」と小声で呟く。そして、私の服はそのまま。良かった。私の性別はバレてないみたい。
足元に視線を向けるとダークゴールドの髪が見えた。
床に座ってベッドに頭と腕を乗せている
朝倉加賀が居た。
起き上がった事で2人のヴァンパイアが目を覚ます。
「あ、起きたか?大丈夫か?」と彩世さんは金色の瞳を心配そうに、揺らめかせ、私の顔を覗き込む。珍しい顔。
だけど、それより気になるのは、
「はい。大丈夫です!それより彩世さんは、怪我、大丈夫ですか?」麗は心配気な表情になる。
「ああ、大丈夫だ。昨日は悪かったな。助かった。有難う。」と普段の彩世らしくなく、重々しく答える。
良かった!昨日は本当に酷い怪我だったからヒヤヒヤした。
「それなら、良かったです!」私はホッとした。
「彩世も君も俺が診察したから、大丈夫!問題なかったよ。元気そうだね?黒猫ちゃん。」と加賀も麗の顔を覗く。
「診察有難うございます。それに、ここまで運んでくださって有難うございました!
俺、昨日あれから、どうして...。」と疑問を口に出す。
「お前は俺に血を提供した後、意識が無くなった。本当に悪い事をした。しかも、血と涙の盟約まで...悪い。」と暗い面持ちの彩世さん。凄く重く考えてるみたい。気にしなくていいのに。
「あれは、人命?ヴァンパイア救助だったんで、大丈夫です!気にしないでください!」
「ぷっは、黒猫ちゃんそれ、面白過ぎ!
ヴァンパイア救助って!」
加賀は吹き出す。
「...。」彩世さんは沈黙してる。
「本当に気にしないでください!俺は健康が取り柄なんで!問題ないです!」とまだクラクラするけど、心配かけないよう明るく笑ってみせた。
「問題無いとは言え、黒猫ちゃんはまだ少し貧血状態だから、今日は学校休みな。智美ちゃんに連絡入れてもらったから安心して?」
「そうですか。お気遣いありがとうございます。智美ちゃんまで。」
麗は、ペコリと頭を下げる。
「はい、診察料!」と突然、手を出す加賀。
「うっあ、えっとちょっと待って下さい!今出しますから!」とベッドから慌てて起き上がる麗。そうだ。すっかり忘れてた。
瞬時に両肩を持って押さえ込まれる。
「ぷっはっ!冗談だよ!冗談!」ヘーゼル色の瞳は笑い涙で輝き、可笑しそうに微笑んだ。
「本気にするなんて!だけど、くれるなら...そうだな...」とヘーゼル色の瞳が妖しく輝き、加賀は身を乗り出して、麗に近づく。
「なっ!!」その行為を見せつけられ、
彩世はびっくりした表情をした。
本日も最後までお読み下さり有難うございます!
只今模索中です。時間が掛かりますが、更新頑張ります!宜しくお願い致します!




