第三イベント
何時もお読み下さり有難うございます!
第三イベントは過激派駆除に向かった
西園寺兄妹と瀧川晃生がシェアハウスに戻ってくるのだが、彩世は上級ヴァンパイアを何人も相手にして、倒していき
最後に、智美に襲い掛かりそうだったヴァンパイアを咄嗟に庇ったせいで大怪我をする。途中で遭遇した主人公森口ひなちゃんが彩世に血の提供をするイベントであった。
私が今出くわしているそれが、正に今の状況だ。
裏庭で血塗れになった肋骨を押さえ、
苦しそうにしている
西園寺彩世が居た。
隣りには妹である智美、反対側は彩世を支えている、瀧川晃生が居た。
「兄上大丈夫か?もう少しの辛抱だ。」と智美が話しかけている。
「大丈夫ですか!?」と私も駆け寄ろうとする。
「うっ来るな!」と私に向かって彩世が叫ぶ。
「その通りだ。今彩世は血が欠乏状態だ。今上坂が来たら、君を彩世は襲いかねないくらい危険な状態だ。」
うっ!だけど...ゲームではこの場面は主人公である、森口ひなちゃんが登場する筈なのに、居ない。ゲームではひなちゃんが「私の血で良ければ貰ってください!」と言う場面だ。
うっ。酷い傷。痛々しい。これは、一刻を争いそう。やっぱり提供するしかない。怖いけど、言ってる場合じゃない。
「大丈夫です!」私は叫ぶ。
「大丈夫じゃ無いから言っている!」晃生も叫ぶ。
「そうだ!無理せずとも大丈夫だぞ!麗」
智美が説得する。
私は更に距離を詰めて、
「俺の血貰ってください!彩世さんには血が必要な筈です!」私は必死になる。
「麗...血が必要なのは、否定できないが...本当にいいのか?」智美は彩世と同じ赤褐色の眉毛を下げる。
「大丈夫です!男の血で彩世さんは不満かもしれませんが、言ってる場合じゃありません!こんなに酷い傷なんですから!」私がそう言っている間にも彩世さんは苦しそうにしている。
「麗」「上坂...」
「さあ!彩世さん俺の血を飲んでください!」と私は彩世さんに首を近づける。
「駄目だ!黒頭!今の俺は加減が効かねぇ!」彩世は必死になって抵抗する。
「兄上!麗が折角言ってくれてるんだ!
こうなったら、''血と涙の盟約''(Tears and blood compact)をしたらどうだ?」と智美が彩世に提案する。
本日も最後までお読み下さり有難うございます。




