寄せられる思い③麗視点
こんにちは!何時もお読み下さり有難うございます!ブックマークに評価も付けて下さり有難うございます!m(_ _)m感謝ですm(__)m
それから、私は図書室に戻ると、由希翔さんが驚いた顔をする。
「加賀と2人で何もされてない?」由希翔は心配気な表情をする。
何も無かったと言うと嘘になるけど...
「はい。何とか何も起こらなかったです。昨日の事を謝られました。」麗は苦笑いをする。
由希翔はその瞬間瞳が揺れた。
「それは...?」由希翔は麗の耳に視線を向けた。
「あっ!このイヤリング加賀さんが仲直りの印にってくれたんです。」と私は横目に視線を走らせる。
由希翔は麗に近づき、麗の耳に指先で触れてイヤリングをまじまじと観る。
やっぱり私は、耳を触られると擽ったい。麗は由希翔に耳を触られてるのが擽ったく、目を閉じて我慢する。
「加賀が君を守る為に、作ったんだね。...」と切なそうに由希翔は声を低める。
ううっ耳が擽ったい!私は耐える。途端に...
麗の耳にフゥと吐息を吹きかけられる。
な、何!?
私はビクッと反応する。由希翔は面白そうに、目を細めて、クスリと笑う。その様子はどこか、色気がただよっていた。
「な、何するんですか!?」と焦った様に息を吹きかけた方の耳に手を当て、目を開き薄紅色の瞳を由希翔に向ける。
「ふふふっ麗は女の子みたいだよね。」とニッコリ笑う由希翔。ええぇー女だとバレた?
「そんな事無いです!俺は立派な男です!」私は必死に否定する。その間もドクンドクンッ麗は心臓の音が速くなる。由希翔は一瞬ビックリした顔をした。
「ごめんね。気に障ったよね。怒らないで。麗を見たらつい揶揄いたくなって...」と由希翔は眉を下げ、悲しい瞳をし謝る。
その姿はまるで、怒られて、シュンッと耳を垂れ下げた大型犬みたいだと麗は思う。
由希翔さんに謝られると、私の方が悪い気がしてくると麗は思う。加賀さんとの違いは
人徳かな?
「あっ!そうだ、麗が探してた本、僕のおすすめを持ってきたんだけど。」と由希翔は近くのテーブルに置いてあった本を麗に差し出す。
「わぁ!わざわざ有難うございます!探すの大変だったんじゃないですか?」と感激しながら手を伸ばすと
『筋肉の動き』、『下半身筋力トレーニング』
『ストレッチ体操』、『ダンスの基本DVD付き』、
『食卓のマナー』、『パーティーマナー』
6冊の本があった。
マナーの本は分かるけど...
筋肉の動き、や下半身筋力トレーニングって要るんだろうか?と両手に持って眺めながら麗が首を傾げていると
由希翔は気づいて、
「ああ!筋力の動きと下半身筋力トレーニングの本は一見要らなそうにみえて、実はダンスをする上で重要なんだよ。ダンスは筋力が要るからね。僕もそんなに上手く踊れるわけじゃ無いけどね。」と苦笑いを浮かべながら、答える。
「そうなんですね!謎が解けました!しかし、ダンスって奥が深いんですね!俺、この筋力トレーニングで筋肉ムキムキになるかもしれませんね!」と納得した表情をし、麗は由希翔に笑顔で力瘤を作って見せる。
「あっ!この『ダンスの基本DVD付き』って、DVDは2階のリビングにあるテレビで観ていいんですか?」
「ああ、いいと思うよ。僕の部屋にもテレビは有るけど、麗さえ良かったら僕の部屋に来て。」
「了解です!由希翔さんの部屋に行ってもいいんですか?何だか、悪い気がするんですが?」麗は遠慮がちに聞く。
「いいよ。麗なら来てくれたら、歓迎するよ。」由希翔は微笑む。
「由希翔さんは優しいですね。
俺と会って3日しか経ってないのに、有難うございます。
だけど、由希翔さん、俺の事信用しすぎてませんか?人を信用し過ぎてはいけません。心配になります!」由希翔さんは私を信用しすぎていて、逆に心配になる。過去、捕らわれた経験が有ると聞いただけに、心配だ。
「ふふっ有難う。まさか注意されるとは、思わなかったよ。肝に銘じるね。」由希翔は朽葉色の瞳を細める。
「あ!すみません。俺、生意気でしたね。」私は心配のあまり、生意気を言ってしまった。由希翔さんとは、あまり、親しいわけではないのに。ついお節介やってしまった。寛容な由希翔さんに感謝だ。
「全然!寧ろ新鮮。ヴァンパイアの僕を心配してくれて有難う。」由希翔は笑う。
由希翔さんは失礼な私に優しく微笑んでくれた。
「そうですよね。ヴァンパイアの由希翔さんは強いですし、心配要らないですよね。お気遣い、有難うございます。今後は気をつけます。」居た堪れなくなった私は「そろそろ、部屋に戻りますね!本も有難うございました!これで、頑張れそうです。では!」と言って退出しようとする麗。
「気にしないでね麗。また、来て!」と由希翔は後ろから声を掛ける。私はチラッと振り返り、コクリと頭を下げ、逃げる様に退出していった。
本日も最後までお読み下さり有難うございました!




