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寄せられる思い②加賀 視点 

何時もお読み下さり有難うございます!

昨日4月5日に投稿しました、寄せられる思い③を此方に変更します。

昨日投稿したものは次の話として、投稿致します。

ややこしく申し訳ございませんm(__)m



「何か用ですか?」首を傾げる。予想通り、素っ気ない態度を取る黒猫ちゃん。


「うん!黒猫ちゃんに話たい事があって。昨日の事も謝りたいし。今ちょっといいかな?」キラキラとした、

ダークゴールドブロンドの髪が目に鮮やかな朝倉加賀はヘーゼル色の瞳を細め、ヴァンパイア能力のフェロモンを出し、笑みを浮かべる。


「麗は今、本を探してるところだから、後にしてあげて?加賀。」珍しく、由希翔が口を挟む。

これは強行突破するしかないかな。

「大丈夫!直ぐに終わるから」と強引に麗の手を取る加賀。


「えっ?ちょっちょっと待って下さい!」と言われつつ俺は、気にせずに麗を引っ張っていく。


後に残されたのは、その様子を睨んで見る

由希翔の姿であった。


黒猫ちゃんは警戒心が強い。フッ本物の猫みたいだ。俺は思わず、笑ってしまう。

「ふふ、廊下に出るだけだから。そんなに、固くならないで?」笑いながら、図書室の前の廊下に出る。黒猫ちゃんは俺に相当、怒っているなぁ〜!


麗はプルプル振えて「加賀さん、昨日の明け方は善くも、俺のく、く、唇を奪ってくれましたね!俺、怒ってるんだから!手を放してください。」と麗は薄紅色の瞳できっと睨む。あー案の定、凄い怒ってるなぁ〜。だけど俺は昨日、黒猫ちゃんの唇を奪った事に後悔は無い。


一応謝る。

「ごめんね。黒猫ちゃんを見てるとついついね!」と妖しく加賀は麗を見つめる。


「何を言い出すんですか!男の俺に!

ついついって...そんなついは要らないです!」きっと睨む。ふふふ、そんな風に睨んでも、可愛いだけなんだけどな〜。頑張って男のフリをする黒猫ちゃんがいじらしくて、可愛い。もう、俺にはバレバレだよ。

麗が女の子だってこと。


「本当にごめん。だけど...」俺は可愛い黒猫ちゃんに堪らず迫る。


間近に迫った加賀に、オロオロする麗。

「こうやって、可愛い顔をする黒猫ちゃんもイケナイんだよ?」と俺は黒猫ちゃんの唇に人差し指を持っていく。

その指を麗の唇にフニッと軽く当てる。やっぱり柔らかい。俺は昨日の唇の感触を思い出す。益々、かぁと赤くなる黒猫ちゃん。可愛すぎて、襲いたくなる。



「か、可愛いなんて、男に無礼だ!」と麗は赤面しながら、きっと睨む。睨んでるつもりなんだろうけど、


それは逆効果だよ。


「ふふふ。そう言う所が可愛いんだよ。黒猫ちゃん?だけど、仲直りしたいから、此処までに留めとくね。」と言い俺は黒猫ちゃんの耳元に近づく。左の耳に俺の作ったイヤリングを嵌める。耳が弱いのか、触るとビクつく黒猫ちゃんは観ていて飽きない。だけど...

「なっ!?」


「だけど、妬けるな。左の首筋に跡を付けたのに無くなってるね...」と俺は左の首筋にツーッと指先で線を描く。そう、俺が付けた吸血跡が無くなっていた。多分、晴が消したに違いない。アイツ黒猫ちゃんを男だと思っていた筈なのに、野生の本能?と言うやつなのか、何なのか知らんけど、黒猫ちゃんの前では、理性が無くなっているな。ここで、また、俺の跡を黒猫ちゃんに付けてしまおうかと脳裏をよぎる。だけど、黒猫ちゃんは本調子じゃないみたいだし、思い止まる。


「な、何してるんですか!」と麗は怒鳴る。


「俺の跡を消されてる黒猫ちゃんが悪い。少しの間だけだから、我慢して。」俺は仲直りするつもりで来たのに、面白くない。


「うん!出来た!君に似合ってるよ。黒猫ちゃん。」と加賀は耳たぶにキスをする。これは、俺の跡が消されていたお仕置きだ。


「わっ何するんですか!」黒猫ちゃんは耳を手で押さえる。ふ、お仕置きが効いたみたいだ。


「ほら、見てご覧。」と黒猫ちゃんの両肩に手を置いて、黒猫ちゃんをクルリと廊下にある姿見に体ごと向かせる。

黒猫ちゃんの耳には、丸い形のラウンド・ブリリアントカットで色はヘーゼル色のイヤリングを嵌めた。俺の瞳と同じヘーゼル色。黒猫ちゃんに良く似合ってる。何だか、黒猫ちゃんが、俺のものになった様な錯覚をしてしまう。跡を消された事はこれで帳消しにしてあげよう。


「あの?これは?」麗は首を傾げる。

「黒猫ちゃんに似合うと思って。俺が作ったお守り。上げる。」本当に良く似合ってる。


「あ、有難うございます。だけど、さっきのは紛らわし過ぎです!」と怒る麗。わざとだよ黒猫ちゃん。


「ふふふ、紛らわしいって何を想像したのかな?黒猫ちゃん?」俺は黒猫ちゃんに意地悪言ってみる。



「あーーこのイヤリングいいですね!手作りですか!?器用なんですね!だけど、こんな綺麗なの俺が貰ってもいいんですか?」焦りながら問うてくる。ふは!話しを変えたね。

その様子に笑いが漏れる加賀。

だけど、褒められて悪い気はしない。

「嬉しいな〜気に入ってくれた?

黒猫ちゃんは、いい香りを纏ってるから、これを身につけてると、ヴァンパイア達への牽制になると思ったんだ。」と言うと声を低めて

「黒猫ちゃんは俺専用だから。」と耳元で囁く。鏡越しに見る加賀はしたたる色気を含んでいた。黒猫ちゃんの顔がみるみる、蛸のように赤くなる。可愛い。


「もう!何を言うんですか!冗談はよして下さい!」と怒った風に言う。


やりすぎたかな?と思いつつ、

「冗談じゃ無いんだけどな〜」加賀はおどける様に言う。本当に俺専用にしてしまいたい。


麗はその言葉には反応せずに

「...だけど俺の事を気遣ってくれて...有難うございます。」お礼を言ってくれた。思わなかった感謝の言葉に一瞬呆気に取られてしまった。何だか嬉しいな。


「俺の誠意伝わった?何かあったら、俺を呼んで。黒猫ちゃんの元に直ぐ駆けつけるから。」本当だよ?黒猫ちゃん。俺が守るから。

加賀はわざと、人差し指を自身の唇に当てる。黒猫ちゃんの唇と間接キスだ。黒猫ちゃんの反応が楽しみだ。

意識した黒猫ちゃんは、頬を染めてる。初々しくて可愛い。


「じゃあ、もっと君と一緒に居たいところだけど、この辺にしとくよ。由希翔も心配してるし。手料理も美味しかったよ。感動した。」

昨日、仕事から帰るとドアノブにおにぎりが入った紙袋が吊ってあった。疲れて帰ってきて、お腹空いてたから、本当に感動した。デザートのパンナコッタまで。俺の事を怒っている筈なのに、俺の分まで用意してくれていたのには、ビックリだった。本当、優しいな〜黒猫ちゃんは!好きになりそう。


もっと一緒に居たいけど、さっきの

由希翔の睨みよう、あれは、黒猫ちゃんを気に入っちゃってるな〜。由希翔が怖いし、俺はこれぐらいにしとこうと思う。


「いえ、此方こそ居候の身ですし。お世話になってるお礼です。お口にあったなら良かったです。」麗は軽くペコリと頭を下げる。もっと俺には砕けて話してくれてもいいのにと思う。


「他人行儀だな〜!黒猫ちゃんは。だけど、少しずつでいいから仲良くしてね!」とウインクする。


「ああ!黒猫ちゃんの味、美味

だったよ。だから、また、血ちょうだいね。」ペロリと舌舐めずりをしてから、ニッコリ笑う加賀。


「ッ血の提供は、貧血にならない程度だったら、いいです!あと...」と言った後に加賀の顔付近に人差し指を差し

「変なことしないなら、提供してもいいです!」

と麗は勢いをつけて言う。

まさか、提供してもいいなんて言ってくれるとは、思わなかったから、ビックリする。嬉しいな〜。俺は思わず笑ってしまう。

「ぷっ提供お願いするよ。」

だけど、変なことしない保証はできないな〜黒猫ちゃん。と加賀は呟いた。

それに、今度は黒猫ちゃんの細い、白い首筋に俺の牙の跡を付けたい。そう思いながら、

加賀は後ろ手でヒラヒラ振り、去って行った。


本日も最後までお読み下さり有難うございます!

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