ダンスレッスン
ごめんなさい!本日3月20日のPM 11:40分以内に読まれた方、セリフなどを少しずつ加えました。もし、宜しければ、また読み返して頂けたらたら幸いです。何時もお読み下さり、有難うございます。
今回、ダンスの専門的な部分を少し取り入れました。分かりづらいかもしれませんが、よろしくお願いしますm(__)m
「朝、ダンス講師に教えられた通りだ!俺に掴まれ!」
言われた通り、私は右手を高く上げ、彩世の左手を握る。
そして、左手を彩世の肩に、柔らかく乗せる。だけど...だけど...
「この体勢疑問なんですけど!?」私は疑問を口に出す。割と大きな声で問いかけてしまったのか、皆んなが一斉に私を注目する。
「何処が、疑問だ?」私の踊の手ほどきをしていた、彩世が疑問に疑問で返す。
其れに続く様に、ひなちゃん以外皆んなが、首を傾げる。
「いやいやいや!おかしいでしょ!このダンス!」麗は焦りながら彩世から放れながら言う。
「はあ?何がおかしいんだ?普通だろ!」彩世はトパーズの瞳で睨む。
「いや、だって俺が踊ってるステップって、ひなと同じステップじゃないですか!?」私は強く食い下がる。ひなちゃんも、うんうん頷いている。
「確かに黒猫ちゃんのパートは天使ちゃんと一緒だね!」朝倉加賀はにこやかに笑って賛同してくれる。
「きっと、男性パートと女性パートって違うんじゃないですか?」私は疑問をぶつける。
彩世は相変わらず眉間に皺を寄せながら、
「ああ。違うな。お前のパートは女性パートだ。」と答えた。
私はよろめく。一瞬、女だとバレた!?と思ったけど違うみたい。
「えっと、何で俺が女性パートを踊らないといけないんですか!?」麗は焦りながら言う。
「「「それは、私達「私ら「美久達が応えるよ!」が応えよう。」がお応えしますわ!」と伊集院さやと西園寺智美、早乙女美久が笑顔で答える。
「ふふっ!私達のお兄様方は兎に角モテますわ!」さやが銀色の髪をさらめかせて言う。
私とひなちゃんは確かに!と頷く。
「それで、パーティーとなると、毎回うちの兄上達が標的にされ女性陣達からの猛烈アピールなどが始まる。兄上等は毎回かわすのに四苦八苦しておる。ヴァンパイアの力で操れない事もないが、できるだけ使わない様にしている。そして、其れを逃れる為に、何か良い方法がないかを考えたのだが...」智美が続きを話す。
「そのいい方法が、女装させた麗れいと、
ひなっちをダンスパートナーにする事だよ!相手が居るなら、ハイエナの様な女共も諦めてくれるはずだと思ったんだよね!」美久は可愛い顔とは裏腹に、毒を吐き悪い笑みを浮かべている。
あれ?今さらっと美久は私を女装させるって言ったよね?
「あの...美久...今女装って聞こえた様な...。」私は聞いてみる。
「そうだよ!麗れいは、女装して、パーティーに出席するんだよ!丁度、麗れいの背丈は女装にピッタリだしね!大丈夫!麗れいの顔は絶対、化粧が映えると思うんだ!この案も私達が、考えたんだよ!」嬉しそうにツインテールにしたストロベリーブロンドの髪を揺らす美久。
「悪るいが、妹等の案を起用させてもらった。」彩世が言う。
「麗。ごめん。不本意だろうけど...お願いだ。」
早乙女晴一もエメラルドの瞳を真剣にして言う。
「黒猫ちゃんの女装、楽しみにしてるよ!」と
朝倉加賀はヘーゼル色の瞳をウインクさせる。
「すまない。嫌だろうが、協力してほしい。この通りだ。」瀧川晃生は紫黒色の頭を下げる。
「麗には申し訳ないけど、お願いしたいんだ。駄目かな?」と眉を下げで朽葉色の瞳を揺らめかす伊集院由希翔。そして「麗君には申し訳ないけど、僕からもお願いするよ。」申し訳なさそうに頭を下げて頼みこむ一条征史朗
えぇぇーーー!?私はビックリし過ぎて一瞬、固まった。男装の女装って事になるよね。何これ!ややこし!私、元々女だから、元に戻るだけだけど...死亡回避の為に男装してる意味が無くなる。だけど、ここまでお願いされちゃ...引くに引けない。それに、攻略対象達が居るから、あまり危険では無さそうだけど...。と考えていると...
「分かった!麗れい、女装が嫌だったら、
交渉しよう!」ニッコリ美久が笑う。
「パーティーまでの間、ダンスの練習そして、マナーを当日は女装なさって、お兄様方のダンスパートナーを勤めて下さった暁には、ご褒美に、A5ランクのお肉と伊勢海老それに、お小遣いは如何ですか?」さやが、さらさらな、
シルバーブロンドの髪を耳に掛けながらグレーの瞳を細めて言う。
「乗る!乗ります!」私はチョロい人間だ。思わず二つ返事で了承してしまった。魅力的な人参をぶら下げられたら、ちょっと危険でも、乗ってしまう。
だけど、私はまだ知らない。この返事を皮切りに、地獄のレッスンが始まろうとしていた事に。
美久は思いっきり顔を緩めて
「じゃあ、決まりだね!麗れい!お兄ちゃん達を宜しくね!」と嬉しそうにする。
「話が付いたな!再開するぞ!」彩世は眉間に皺を寄せたままトパーズの瞳を鋭く、私を見据える。
「まずは、初級のナチュラルターン(Natural turn)・・・ターンの種類)からだ!朝やった通りだ!」
「うっ、はい!」私は心許なく返事する。
朧げながらに覚えている型を必死に思い出す。
社交ダンスは大きく分けて、2種類ある。
ボールルーム(スタンダード)・・・男女が組んで踊る。
とラテン(ラテンアメリカン)・・・男女が少し離れて踊る。この2種類があり、
ボールルーム(スタンダード)は、細かく次の6種類に分けられる。
・ワルツ・・・3/4拍子の音楽でゆったりとした感じ。
・タンゴ・・・4/4拍子(2/4拍子)の音楽で歯切れが良く情熱的な感じ。
・スローフォックストロット・・・4拍子の音楽でゆっくりとした流れる様な感じ。
・クイックステップ・・・4/4拍子の音楽でテンポの早い音楽にのって駆け巡る感じ。
・ヴィニーズワルツ・・・3/4拍子(3拍子)の音楽で早いテンポな感じ。
・ブルース・・・歩く様なゆったりとした感じ。
ラテン(ラテンアメリカン)は細かく分けて8種類ある。
が、私達は先に出てきた
ボールルーム(スタンダード)の中の
ワルツ、ゆったりとした踊りを踊る事になっているので、端折らせて頂きます。
そして、嬉しい事に、社交ダンスのワルツで大事な柔軟性は私の日々の筋トレが、大いに役立った!リズム感は別として...。
ダンス講師の人には、柔らかい身体を作る為に、毎日体操をしなさいと言われた。
ワルツ、ゆったりとしたダンスだけど、初心者泣かせと呼ばれるくらい、難しい。
「おい!黒頭、重心が俺の方に凭れかかってる!お前3つの定義、習ったか?」彩世は眉間に皺を寄せ、トパーズの瞳を此方に向ける。
「はい。フットプレッシャー、レッグアクション、ボディアクションですよね。」
これは、今日、講師に暗唱させられた。
「ああ、フットプレッシャーは文字通り、床に圧力をかけて押して動く。床を引いて動くだ。その時、爪先が地面から剥がれがちだが、爪先は、しっかりと地面に着ける。それで、自分を支えるんだ。同時に
骨盤は上げずに肋骨を上げるイメージも作る。分かるか?」私に尋ねてくる。
私は無言で首を傾げる。
「まぁ、これはやっていく内に、慣れるしかないな。」と言ってまた、ダンスが再開された。ううっ早く休憩したい!
明日は筋肉痛、間違いなしだ!
本日も最後までお読み下さり、有難うございました!




