今晩の護衛
何時もお読み下さり有難うございますm(>◇<)m
前回も、申しましたが、タイトルを変えました。
「ヴァンパイア系乙女ゲームの悪役女子として転生!?」から
「悪役女子に転生したのに、ヴァンパイア達に愛されてしまいました!」に変更です。
ご迷惑をお掛けしますが、今後とも、宜しくお願い致しますm(__)m
由希翔さんと図書室で別れて、寝る準備をする為に部屋に向かう麗。
嬉しかったな〜!ヴァンパイア能力をこの目で拝めて幸せ〜。由希翔さんの憩いの場の図書室に行く承諾も貰えたし!本も読める!明日は日曜日だし、もう1日休める!とルンルン気分で部屋に入るのだった。
そしてシャワーを浴びる。シャワーも有って良かった!カツラも一緒に洗おう!
シャワーを終えた瞬間、
コンコンと部屋をノックする音が聞こえる。
うっ!?誰?
「入るぞ!黒頭。」
大変!早く着替えないと!急いで晒しを巻き、
着替えて長い黒髪を纏め、カツラを被る。髪を拭くタオルを首に掛ける。
「ど、ど、どうしたんですか?彩世さん?」シャワー室から慌てて出た麗が言う。
「プッ凄い慌て様だな?何かやましい事でもあんのか?」赤褐色の柔らかな髪に
トパーズ色の瞳を可笑しそうに細め、麗に近づく。
「いえ!別に何もないです!」雫のついた黒いショートヘアをブンブン振る麗。
「怪しいな?何か隠してんのか?」
と彩世が笑いながら言う。
柔らかな赤褐色の髪
トパーズ色に輝く瞳
その周りを縁取る長いまつ毛
そして陶器の様なきめ細やかな肌
普段の乱暴な口調とは裏腹に、その顔立ちは
とても整っていて、この世の者とは思えない。改めて、綺麗なお顔だなぁと思う。
そんな
彩世が無言でじっと見つめて顔を近づけてくる。
何?何なの?そんなに綺麗なお顔で見つめられるとドキドキするよー。麗は心の中で叫ぶ。麗の黒髪に手を伸ばす。
「!?」麗は首を傾げる。
彩世は麗の短い黒髪を人ふさ掬い上げ、
「雫付いてる」
そして、「ん?」何かに気付いた
彩世のトパーズ色の瞳の目線の先には、麗のシャツの下からタレている白い晒しにあった。
「!?」麗はこのピンチに冷や汗が垂れそうになりながら、笑顔を振り撒く。
麗の焦りなんかお構いなしに
「此の白い紐は、何だ?」と言いながら、
彩世は垂れている晒しに触れて、引っ張る。
ひぇ〜〜胸の晒しを引っ張らないで〜胸と晒しが擦れて、変な声が出てしまう。
「ッひゃ や、止めて下さい!こ、これは怪我をしたんです!なので巻いてるんです。」麗は顔を赤くして、焦りながら言う。
「ふ〜ん!そんなに酷い怪我なら、俺がヴァンパイア能力を使って舌で舐めて治してやろうか?今日の飯の礼に?お前、ヴァンパイア能力見たがってたもんなぁ?」
楽しそうに金色の瞳を妖しく細めながら赤い舌をペロリと出して言う彩世。
「いいです!大丈夫です!有難いですが、お気持ちだけ受け取っておきます。ご飯のお礼なら、もう十分頂いてます!此処に居候させて頂いてるし、明け方は、彩世さんが護衛もして下さったし。もう十分です!」と一気に話す私。危ない!危ない!一瞬、想像をしてしまったじゃないか!ブンブン黒髪を振る麗。
「まぁ、嘘だけどな!何、本気にしてんだ?俺が黒頭をわざわざ治療してやる事なんて、あるわけ無いだろう?」彩世は金色の瞳を細めて、
「お前のなんて何で俺様が舐めねぇといけないんだ。頭おかしいだろ?」赤褐色の髪を手で抑えながら、残念な者を見る様な目つきで彩世は言い返す。
確かに!でも冗談で良かった!本当に危ない所だったと私は思う。西園寺彩世も冗談とか言うんだ?ゲームではそんなシーン無かったのに。何を隠そうゲームで攻略した2キャラの内の1人が、西園寺彩世だったのだ。
「それで、俺に何か御用ですか?」私は話を促す。
彩世が私の部屋に来る理由が分からない。
「ああ、護衛に来た。今朝方に引き続き、今晩も護衛してやる!有り難く思え!」と彩世はトパーズの瞳を細めて言う。
「そ、そうでしたか!それは、有難うございます!」「ふぁくしんッッッ」麗は湯冷めしたのか、くしゃみが出る。
彩世が麗に近づき手を伸ばす。麗の首に掛かった、タオルを持ち上げ、麗の黒髪に乗せて、軽く拭く。優しい手つきが段々荒くなりわしゃわしゃと拭かれる。
うっう、カツラのピンが外れないか心配...。
麗は身長の高い、彩世を上目で見
「あっ!有難うございます!俺、髪を乾かしてきますね」私はカツラが取れないか心配しながら、そう言って洗面所に戻る。
1人になった麗は、いそいそと胸の晒しを巻き直し、それから、髪をドライヤーで乾かす。
「彩世さん、お待たせしました!」
「お前、この日空いてるか?」麗が洗面所から出ると唐突に言う。見ると彩世はカレンダーの休日の日に指を指していた。
「この日ですか?空いてますけど...何かあるんですか?」
本日も、最後までお読み下さり有難うございましたm(>◇<)m




