謎の女性
何時もありがとうございます!大変遅くなり、お待たせして申し訳ございません(>人<;)
ハッと目が覚め立ち上がるとお花畑にいた。
ここは、どこだろう?
取り敢えず歩いてみると、川があった。
川に渡る為の橋も掛かってあり、私は何となくその橋に足を踏み入れた。
その瞬間、目の前に眩い陽の光が視界を遮った。
あまりの不自然なまでの眩しさに目が眩む。
すると、光の中から女の子がでてきた。
「其方はこの橋をまだ渡ってはいけません。」その子は鈴の音の様な声で私に声を掛けてくる。
「どちら様ですか?」突然のファンタジー
な出来事にたじろぐ。
「私は時の女神。」め、め女神様???
ちょっと予想外過ぎる。
「上坂麗、其方が今この橋を渡れば2度と現実世界で目覚める事ができないでしょう。其方はあの子達にとって必要な存在。」と鈴の様な声で又もや話を続ける。
と言う事は私が渡ろうとしていたこの橋は、噂の黄泉の国に繋がる橋だったのか。
危うく死にかけるとこだった。危ない。危ない。
すると女神様の指先からポワッと光の小さな粒が出てきて私の額にその小さな光がくっ付く。
その光から、今まで攻略対象のヴァンパイヤ達やその妹達、森口ひなちゃんと過ごした思い出が残像として溢れ出てきた。
ひなちゃん、美久、さや、智美。攻略対象の
彩世さん、晴さん、加賀さん、晃生さん、由希翔さん、征さん、そして何故か財前さんも。
「今、其方の記憶に居た者達は皆、其方を必要としている。其方は彼の者らに必要です。其方がこの橋を渡るのはまだ早いです。其方に時の祝福、永遠の祝福を授けましょう。」
額に付いていた光の粒は私の額に入り込み、その言葉を最後に私は額に入り込んだ粒の眩しさに耐えきれず、立ちくらんだ。
女神様からの祝福?に驚く間もなく、
皆んなが私を必要としてくれてる事に嬉しさと驚きを感じる間もなく、私は生と死の境目から強制的に退場させられて、現実へと目を覚ました。
パチリと瞼を震わせて目を覚ますと、身体が布団に縫い留められた様に重い。
視線を走らせると、ベッドの左脇には晴さんと由希翔さん、ひなちゃん。右脇には彩世さん、加賀さん。
少し離れた場所に何処から運んだのか、
シンフォニーソファにさや、美久、智美が座りながら眠っている。
晃生さんと征さんはドア付近に椅子を持ってきて座りながら眠っていた。
何ですか?この
(逆)ハーレム状態は?
しかも、彩世さんと加賀さんは私の手に手を重ねて、反対側の晴さんも私の手を握り
由希翔さん、ひなちゃんまで布団から出た
私の寝巻きの袖を掴んでいた。
どう言う状況?この至福な鼻血物な展開は?
少し身じろいだ私に気づいた彩世さんは眠っていた目を開けて
「!上坂!起きたのか?」驚いた様に話しかけてきた。
「はい...。それよりこの状況は?」私は少しパニックになりながら問う。その声は酷く削れていた。一体どれくらい寝ていたんだろう。
「上坂が4日間、目を覚さなかったからだ!大丈夫か?」彩世は憂いを帯びさせたトパーズ色の瞳をこちらに向けてきた。
その表情は真剣だった。
そして、彩世は、元々重ねていた麗の手を、より一層ギュッと力を込めて握る。
この時、何気に
加賀さんの手は外されて、布団の上に乗っていた。
彩世さんの手の温もりがじんわりと温かく、心臓がドキドキする。
渇いた喉に生唾が出てくる。ゴクリと唾を飲み込むと、
トパーズの瞳は、私の瞳を捉えて離さなかった。美しいお顔で無言で見つめられて、寝起きの私には、心臓に悪い。居た堪れなくなり、何か話さないとと考える。
「心配有難うございます。お陰様で助かりました。本当に有り難うございました。あれから、どうなったんですか...?」と聞くや否や
手を握っていた彩世さんがいきなり、私に覆い被さって、彩世さんは私の肩甲骨辺りに腕を回し、強く抱きしめてきた。




