女神の血の持ち主の思い②
何時もお読み下さり有難うございます!
中々恋愛要素を取り入れられず、申し訳ございません(>人<;)
ヴァンパイヤの存在や私の血である女神の血は特別だと言う事。
そして、その持ち主だと言われた時は正直、驚かなかった。
寧ろ、私の血に名前が付いていた事、私の血の正体が分かった事がスッキリした。
だけど、特別なんて、私は望んでなかった。
私は普通が良かった。
普通に過ごしていたかった。
麗くんはそんな私の血が普通で無い事が分かっても気味悪がらずにいてくれた。
驚きもせずに、薄紅色の瞳を
輝かせて「流石!」と言ってくれた。何だか尊敬された様な眼差しで見てきて、私の不安感を一気に薙ぎ払ってくれた。
それに、どれだけ私が励まされた事か。
目の前がパァッと明るくなった様な救われた様なそんな感じだった。
今まで異質な自分に寂しさと孤独感があった。
だけど、そんな私を蔑まずにいてくれた
麗くんに救われた。
未だに仲良くしてくれている麗くんには、感謝しかない。麗くんに笑顔を向けられ話しかけられる度に嬉しくて幸せな気持ちになる。
麗くんには2度も救ってもらった。一度目は私物盗難事件で、2度目は私の精神的な面で。これからはどんな事があっても麗くんを裏切らない、私に恩が返せるのなら、返せる時がきたら絶対に返したい!返してみせる!そう思った矢先に衝撃を受けた。
加賀さんが麗くんは大量出血で瀕死の状態だから入院させると言われた時はショックだった。だけど、心配するだけじゃ終われない。
折角、今私にも役に立てる事があるんだからと気持ちを奮い立たせて加賀さんに必死にお願いする。
「加賀さん!私も連れて行って貰えないでしょうか?もしかしたら私の血が役に立つかも知れません。私の血はどんな血液でも合わせられるんです!」ひなは、強く真剣な表情で加賀さんに訴えた。
その言葉に驚く加賀。
「...。」普段見せない険しい顔をした加賀は暫く考えた後、
「しょうがないな。取り敢えず来て?」と私に手を差し出してきた。
「はい!」私は勢いよく返事を返し、加賀さんの手に手を重ねた。
すると瞬時に瞬間移動し、辺りの景色は病院の中に変わった。
「...。本当に麗ちゃんの役に立ちたいんだね?」加賀さんは当たり前の事を私に聞いてくる。
「当然です!私は麗くんを守れるならどんな事だってします!麗くんは私にとって掛け替えの無い大事なお友達なんです!」私は強く訴える。
「だけど、麗ちゃんが君に秘密を抱えていたらどうする?その秘密がある事に君は許せるかな?それでも麗ちゃんを助けようと思う?」
「そんなの関係ないです!麗くんに私に言えない秘密があったとしても、受け止めれますし、助けたいです!」
私も自分の血を秘密にしていたから、秘密の一つや二つあったところで驚かないし許す。
それに、許す許さないの話じゃない。麗くんの事は無条件で受け入れられる自信がある。
私の真剣さと根気強さが伝わったのか、加賀さんが思いっきり溜め息を吐いた後
「はぁー。しょうがない。これから見る物聞く事は決して黙秘する事。驚かない事。麗ちゃんのプライベートに関わる問題だからね?」と念を押してくる。
「はい!有難うございます!」と笑顔で答えた。
そう集中治療室のベッドに寝かされている
麗くんの上半身を見た瞬間、衝撃的だった。
胸の辺りにはブルーの布が被せられているものの、そこには隠しきれない胸の谷間に、
豊かな膨らみがあった。
それに1番衝撃的だったのは、麗くんの髪がロン毛になっていた事。
と言うかこれは、.......。女の子?
麗くんは性別を偽ってたんだと言う事を初めてこの時知ってしまった。
加賀さんに目を向けると加賀さんが察した目を向け頷き、人差し指を自身の唇に持っていく。
「秘密だよ。麗ちゃんが、女だって事は。麗ちゃんが自分から言うまでは、知らなかったふりをしていなくちゃ。」と言う。
私はそれに対して無言で神妙な顔でコクリと頷いた。
ビックリしたけど、麗くん...麗ちゃん?が男の子じゃなくても、女の子でも麗ちゃんが麗ちゃんである事に変わりはない!
私を助けてくれた麗ちゃん
私を受け止めてくれた麗ちゃん
笑顔を向けてくれた麗ちゃん
全て私にとっての麗ちゃんだ。
助けたい!
「加賀さん!お願いです!私の血で麗ちゃんを助けて!」
本日もお読み下さり有難うございました!




