【 第三話 「 デート? 」 】
~ あてんしょん ~
*誹謗中傷的なコメントはお控えください。
*ところどころおかしい部分があるかも
【 第三話 「 デート? 」 】
私はユキ。聖青高校に生徒会推薦として入り、副会長をやらせてもらっています。
今日は、か、彼氏のコウ君と初めてのお、お出かけする予定なのですが...
「...えっと...」
「あー、ごめんな...」
「ごめんね~ユキ~...」
「そこにいたから、つい、連れてきちゃった☆」
待ち合わせに来たのは、コウ...と友人のカイ君とカナさん。
(...まぁ、確かにデートとは、言ってませんでしたけど...今日は...)
「...いいですよ、おはようございます、カイくん、カナさん」
苦笑いで、挨拶をする。
(少しひきつった笑顔だったかもしれない...)
「ユキ、あとでちょっと話あるからさ!
とりま、今はダブルデートってことで、いいか?」
「「誰がダブルデートだ!!」」
両手を合わせて、土下座をするように私にお願いする。
その後ろで、カイ君とカナさんが同時に否定する。
(まぁ、コウ君のお願いなら...)
「...いいよ。」
「まじ?ありがとう!!」
喜ぶ姿が、少し可愛いと思ってしまった...
「今日予定してた、モールのゲーセン行こうぜ!!」
コウ君は、相変わらずのテンションで言う。
「え?まじ?コウがおごってくれんの?」
と、カイ君が言う。
「誰がおごるか!金欠で金ねーんだよ!」
「じゃあ、ゲーセン行くなよw」
(でも...今日ぐらい...二人で...)
「...」
カナは暗い顔をするユキを心配そうに見ていた。
(...いつまで悩んでもしょうがない!!思いっきり発散してやる!!!)
これでも、私は、出禁になってしまうほどUFOキャッチャーがうまい。
「...右...奥...ちょい手前...」
「すっごぉい!!」
...とれた。可愛いくて大きいウサギのぬいぐるみ。隣でカナさん大はしゃぎ。
四つ取れたから皆にあげよう...
「お~い!ユキー!カナー!」
そんなことを考えていると、奥から、大きなコイン箱を五つ持った
カイ君とコウ君が私たちを呼んだ。
「どうしたのそれ?!」
目を真ん丸にさせて、カナさんが聞く。
「じつは、運良くてさ...コインゲームでめっちゃ勝った...」
と、照れながらカイ君が言う。
「俺は全部消費した( ・´ー・`)ドヤァ」
と、どや顔で言うコウ君に私は、
「負けてるじゃないですかw」
思わず笑いながら言ってしまった。
...コウ君は何してもかっこいいなぁ...
「俺達ちょっといろんなとこ見てくるからここで、待ち合わせな!」
と、フードコートでご飯を食べ終わったときに、カイ君が言う。
「了解!」
「わかりました。」
私達は返事をして、少し喋ってから行くことにした。
「...でさ~ww」
「それはwwひどいですねwww」
笑いが出るほど元気はあるが、やっぱり少し寂しい。
「...ねぇ、ユキ。」
「はい?」
急にカナさんが真剣な顔をしたので少し驚いた。
「今日、実はね、コウ君すっごく緊張してるから、
いつもどうりの自分でいられるよう、私たちにお願いしてきたの。」
(え...そうだったんだ...)
「なかなか、ユキ、生徒会で二人でしゃべる機会なんかないから、
いざとなると緊張するんだろうね。」
(確かに...あんま喋ってないかも...lineとかならあったけど...)
「でも、ユキ!大丈夫!うちら途中で帰るから、あとは楽しんでね?」
「へ?」
驚きの提案に苫踊っていると、カナさんの携帯の通知が鳴った。
「!!...ユキ、カイ達探しに行こうか。」
と、カナさんはいい、私を連れて探しに行った。
「カーイ♡」
見つけたかと思うと急にカイ君に抱き着くカナさん。
「うわぁぁ?!び、びっくりした...」
(そりゃあ、びっくりするよね...)
「らぶらぶだな~ひゅーひゅーw」
吹けもしない口笛で、二人を冷やかすコウ君。
(口笛出来てないじゃん...w可愛い...)
「うっせぇ、ほら、行くんだろ?」
「うん!ちょっとゲーセンに忘れ物しちゃったから、カイと言ってくるね!」
というと、カナさんは私に向かってウインクをし、ゲーセンに向かった。
(ありがとう、カナさん!!)
「おう、いってらー。」
「いってらっしゃい~。」
「...」
「...」
(無言...きつい...何か話さなきゃ...)
「...ねぇ、あn」
「ごめん!!」
私が言い終わる前に、コウ君が謝ってきた。
「今日本当は、ユキの誕生日だから、なんか買ってあげたくて...
でも、ユキ優しいから、毎年聞いても、欲しいモノ言わないし、何あげていいか
わかんなくてさ...ほんとごめん...回りくどいことして、ユキを傷つけた...」
(...そうだったんだ)
私は、怒りよりも嬉しさのほうが断然上だったから、
「ううん、正直に話してくれてありがとう!」
と私が笑顔で言うと、コウ君は顔を真っ赤にして、
「っ...これ、誕生日プレゼント。...あと可愛すぎ。」
唐突に言われた言葉に、私は動揺しながら、
「!?!?///...あ、ありがとう...」
プレゼントを受け取った。
「...//」
「...//」
「...あー...どっか、行くか?」
「!!...うん!」
「いい事した気分だわー」
カイが嬉しそうに言う。
「大迷惑だけどね。ww」
「あ、そうだ、はい。」
「え?」
可愛い紙包みを差し出してきた。
「いや、可愛い髪留めがあったから...」
「!!ありがとう!!とってもかわいい!大事にするね!」
「お...おう!//」
【 お互いに良い休日を過ごすのであった。 】
第三話 END
作者コメ デートかぁ...いいですねぇ...(*´∀`*)
私もいつかしてみたいものです(妄想乙)あと、カイカナペア最高。
次話 1月16日土曜日 更新予定です!それでは(^^)/~~~