まさかの事態
アイリとの特訓で、俺のレベルは9まで上がった。現在時刻は12の刻と半。残り半刻で魔王軍幹部のギャンブラ達が攻めてくる。それにしたってレベル9で魔王軍幹部と戦えるとは思えない。この世界では、死んでも復活できるのか。それが分からない限り、無理には戦えない。
そんなことを考えていたら半刻過ぎてしまった。瞬間、轟音。ナナホンギの城壁が攻撃されている。
「ヨウスイ、行くよ!」
「ああ!」
開戦だ。
「我が名はギャンブラ!さあ、我が前に立ちはだかる者は全て蹴散らしてくれる!」
「残念だったわね、あんたの相手は」
「この私よ!」
「この俺だ!」
ダブった。うおおお、超ハズい!ギャンブラもそんな白い目で俺たちを見ないで!
「ふ・・ふん。まあよかろう。先に我の能力を教えてやろう。我はこのサイコロを3個投げて攻撃回数を決める。ゾロ目ならばもう一度投げれる。まあ、例外の出目もあるが・・・」
言いながら、サイコロを投げる。でた目は・・・1のゾロ目。
「これが例外出目、ピンゾロォ!」
「「なっ、何ぃぃぃ!」」
「これで何度でも攻撃できるぞ!そ~れ!」
ギャンブラが魔法弾を打ってきた。
「ヨウスイ、危ない!」
アイリに直撃。まずい!
「アイリ!大丈夫か、アイリ!」
「ふん、もっと頂戴!じゃなくて、こんな物!」
え、こいつってMだったの!?こうして、ギャンブラ対抗戦は波乱の幕開けを迎えた。
ルータが壊れて投稿できず申し訳ない!これからも不定期ですが投稿していくので見ていただけると幸いです!