溶液に入れる者、見つけました。
第3話
1夜明けた今日。昨日自分の弱点(体の中央にある核?)も知った俺。ここで1つ質問。
Q 今の俺に足りない物、なーんだ?
A 金、装備、仲間
正解!いや、俺が出したからもちろん正解しないといけないけど。金は昨日鑑定屋にポケットにたまたま入っていた100円玉と10円玉を渡したら
「これは・・・!古代のお金のような、・・・30万、いや35万出しましょう!」
こうして、35万円、この世界の通貨に直すと35万キンスをゲットした。そこで、今日は装備を買う。
買った装備は紺色や青を基調としたパーカーとTシャツ、ズボン。防水はもちろん、状態異常や幸運付きの装備。そこに胸元のプレートアーマーを装備すれば完成。武器は片手剣。左手は水溶液の効果を使えるように開けておく。そもそも触れて発動するのか?
そんな訳であと足りない物は仲間。ギルドに仲間募集の張り紙があるので見てみる。斧使いの重戦士、ねえ・・ うん、むさ苦しい!ん?こっちは魔法使い?うーん、俺が後ろから当たりそうだから却下!
そんな事を心の中でぼやいていると、
「おっ、これは・・・」
自然と声が出てしまう程に適合した人材が居たのだ。
「ええ、私がアイリ・グレイシアですよ。」
10分後、その人材、アイリ・グレイシアが俺の元に来た。レベルは37、職業は精霊剣士。剣に精霊を憑依させてさらに強くして戦うという、ある意味魔法剣士な職である。
「早速だけど、アイリさん、あなたに仲間になって頂きたいのですが・・・」
「敬語じゃなくていいわ。さんもいらない。ふーん、あなたが・・・」
めっちゃ見られてる。普通に怖いのですが。
「いいわ。」
「本当!」
「ただし、私と勝負して勝ったらね。」
5分後、俺たちは街のはずれにある闘技場にきた。
「ルールは簡単。1本取ったら勝ち。殺したらダメよ。」
「了解。」
審判役の受付のお姉さんが神妙な顔をしてこう叫ぶ。
「では、ただいまより、模擬戦・・・始め!!!」