表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/22

彼の体は、水溶液になったようです

第1話



「あなたは、この世界唯一の・・・になるのです!」

何者かによる高らかな宣言。この宣言によって、水島 溶水(みずしま ようすい)の意識は完全に覚醒した。

そうか・・・。『この世界』って事は、ここは日本、もしかすれば地球外かもしれねぇな。

溶水はかなり冷静だった。それこそ直前まで起こったことを全て記憶しているほどに。

今日は9月1日。新学期の始まりの日だ。途中でコンビニに寄り、白い髪の店員のレジでミネラルウォーターを買った。そして・・・学校に着く数メートル手前でマンホールに落ちたのだ。昔読んだ本に、地上から底まで5~6メートルくらいあるらしい。こりゃ骨折か、最悪死ぬな。そんな覚悟を決めた彼を迎えたのは、謎の浮遊感。そこであの声を聞いた。しかし、台詞の途中が不明瞭だった。溶水は叫ぶ。

「何だってーーー?!!」

「わからなかったのなら今一度教えましょう!あなたはこの世界唯一の水溶液人間になるのです!!」

バシャッッ。

声が聞こえると同時に着地。かなり上空だったのに、痛みは無い。そして着地した時に聞こえたあの音、あれは水の音。水たまりにでも入ったか?そんなことを思いながら起き上がって体をみると、

体が水になっていた。透明。不純物は無い。しかし体は散り散りになっていた。痛みは無いが恐怖が全身を襲う。

「ひっ、みっみみみ水?」

どうやら、俺の体は本当に理科の教科書に載るような水溶液になってしまったらしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ