番外編 エイル達のクリスマス
クリスマス特別編です。
本編とは関係ないです。
「クリスマス?」
そう言えば異世界来てクリスマスの時期は初めてだ。
あるのか!異世界クリスマスが!
一体どんなクリスマスなんだろうか?
「そうよ!クリスマスよ!」
ミカさんがなんか張り切っている。
「異世界のクリスマスって何するの?」
「デスニーランドでは破壊神デススデス様にお祈りして家族で食事するのよ!」
全然聖なる感じしないクリスマスだね。
「人界のクリスマスはどうなのセリス?」
「こちらではアチナ神にやはり祈りを捧げて、知り合い等とパーティの様なものだったな。貴族がウザイので私はあまり好きではなかったな」
貴族にやたら言い寄られるセリスならではな感じだな。
「リオはどうだった?」
「鳥肉をみんなで食べたなのです!それと朝になると靴下に、おやつが入ってたのです」
ふむふむ。プレゼント貰えてたのか。割と優しい頭だったんだなギャレットは。
「因みにマリンは?」
「ウチは一人で魚食べて寝るだけっス」
寂しいね。というかクリスマス関係ないね。
「ティファは?教会だから忙しい日?」
「そうですね〜いつもよりは忙しい日ですよぅ。でも孤児院のみんなで飾り付けするのが楽しい思い出ですぅ」
なるほど。人それぞれ過ごし方は違うが、大体は日本のクリスマスと変わらないみたいだな!
「よし!やるぞクリスマス!」
そうして『銀の翼』クリスマスパーティーをする事にした。
クリスマスと言えば、まず食事だ。一年で最も鳥肉を食べる日でもある。
「ミカさん!クリスマスの料理は任せた!」
「任せなさい!ジス!狩りに行くわよ!」
「はい!姫様!狩り尽くしましょう!」
鳥?だよね?
「ティファとマリンとリオは飾り付けね!ツリーもよろしく!」
「分かりましたぁ」
「ガッテンっス!」
「はいなのです!」
後は……サンタか。
プレゼントはどうするか?リオ以外は大人だからなぁ。
プレゼント交換にするか!
一応各自プレゼントを用意する事になった。
「セリスはマリーの所行って衣装買って来てくれ!」
「よし!任せなさい!」
俺は……やる事がない!
夜になり、各自準備が整ったようだ。
セリスから皆に衣装が配られ部屋に戻り、着替えて来た。
まず、ミカさんとジスは小悪魔衣装だった。
非常に露出度の高いエロさ抜群の衣装だが、元々悪魔な二人にコスプレ用の角とか尻尾はいらなくないか?
クリスマス関係ないし。
次にマリンの衣装は牛の着ぐるみだ。セリスの悪意が感じられる。凶悪な胸への嫉妬だろう。
ホルスタイン扱いか。
続いてティファは木の着ぐるみ。……木?
そっとしといてあげよう。
セリスとリオはお揃いでトナカイだ。
やっとクリスマスっぽくなって来たな!
セリスのトナカイも可愛いが、リオは子どもらしくて可愛い。頭撫でたくなるな。
そして俺の衣装は……やっぱりサンタか!
しかもミニスカサンタかよ!
謀ったなセリス!
胸の所がハート型でへそは丸出し。パンツは見えそうで見えない位のミニスカだ。
夜のお店勤務みたいだな!股がスースーして落ちつかない。自然と内股になってしまう。これは恥ずかしい。
ユリくんとかに見られたくないな。
「エイル可愛いい!」
「チッ」
「ご主人様ヤバいっスー」
「エイル!スカートをめくってくれ!」
「エイルさん似合ってますよぅ」
「お腹空いたなのです」
ジスの舌打ちが聴こえた気がするのと、セリスが既に暴走してる気がする。
「い、いや、みんなも可愛いよ……」
「当然よ!」
自信たっぷりねミカさんは。
「姫様が一番です!」
ブレないジス。
「そ、そうか?エイルが言うなら、これから毎日トナカイ着るぞ!」
いやセリスそれは無い。
「牛プレイしたいっスか?」
どんなプレイだよ?
「可愛いですか?木が?イジメですよね?」
気にするなティファ。木だけにな!
「それよりも食事しよう!」
テーブルには大小様々な鳥肉が並び、その他にもピザや、サンドイッチもあり、豪勢な食事だ。
流石ミカさんだ!ジスも手伝ったみたいだな。
飾り付けもクリスマスっぽく。ツリーもある。
何故かツリーの先端に魚が刺さってるのは見なかった事にしとく。
「メリークリスマス!」
そしてプレゼント交換だ。
プレゼント交換はクジにして公平になるようにした。
順番はジャンケンで決めた。勝ったので俺が最初だ。
「んー?」
クジの箱をガサガサと探る。
(ジス!分かってるわね)
(はい!姫様任せてください!)
何か悪魔の囁きが聞こえたような?
「っと、3番のプレゼントだな」
(よし!)
(ハァハァやりました)
何企んでるんだ悪魔二人!
そして、それぞれプレゼントは行き渡ったので、開ける事に。
「えーと私は……本みたいね」
ミカさんはティファの用意した英雄譚の本だろう。
「姫様!私は木刀でした!これを使って殴られたい変態からのプレゼントですかね?」
俺はそこまでドMじゃないぞ!
「私のは、なんだ?飲み物か?」
見るからに怪しい飲み物だ。赤い液体だ。
パッケージには『レッドエロ』と書いてあった。
飲んじゃダメなやつだ。多分ジスだな。
「私のは服ですね。ちょっと可愛い感じですね」
(くそっ!外したか!)
セリスの声が聞こえた気が……
「ウチは骨っス……」
リオからのプレゼントは食べたあとの骨か……
「か、貝殻なのです!」
リオにはまだ早いかと……いや、いけない想像はしてないからね!
さて、俺のプレゼントは……
紙切れが一枚入ってた。えーと何なに?
「淫魔式マッサージフルコース即日限定券」
「ブッ!」
ミカさん!あんたぶっ込んで来たよ!
聖なる夜を、性なる夜にするつもりか!
見るとこちらを見て舌なめずりしている。
「き、汚いぞ!イカサマだ!イカサマに決まってる!」
「ズルいっスウチもしたいっス!」
「ななな、聖なる夜が汚されますぅ!」
「???」
セリス達が猛抗議し始めたがリオは良く分からないみたいだ。
「イカサマじゃないわ!ミカ様よ!平伏せ愚民ども!」
上手い事言ってるつもりか知らないが、絶対ジスが何かしたな。
そんないつもの争いもあったが、楽しく過ごした。
その夜……ファミリアの街にエイルの悲鳴が朝まで響いたとか、響いてないとか。
翌朝。玄関をノックする音が聞こえ、誰か来たみたいなので、ベッドから這い出て、近くにあったシャツを羽織り部屋を出た。なんか足がまだガクガクするのは寒さのせいだけではないが、頑張って玄関まで辿り着く。
「はーい」
玄関を開けるとそこには……
サンタのコスプレしたアチナとトナカイのコスプレした
椿ちゃんが立っていた。
「え?どうしたの??」
「……やぁエイル。昨日、お祈りしなかったね……待ってたのに……呼ばれると思ってこんな格好してたのに……」
そう言えば、お祈りと言うイベントすっとばしてた。
クリスマスはお祈りくらいしようと誓ったエイルだった。
メリークリスマス(´º∀º`)ファーw




