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Love or Love  作者: 牧島有希
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File1

自分はこれで本当に良いのだろうか?


カノジョに会ったのは、私がそんな事を悩み、ため息をつく事が多くなった頃だった。

 

 

「亜…神原さん、おはよ!」

名前を言い直しながら神田優介が話し掛けて来た。

いつもニコニコしている、クラスのアイドル的存在。

(なんか、イヌっぽい…)

目下、わたしのカレシ。

優しくて健気。なのに、この煮え切らない気持ちは何だろう?


彼とわたしが知り合ったのは半年前。

入学したてでまだ出席番号順の席。

「神田」と「神原」、前後の席になって、ユースケの方から話し掛けて来たのが始まりだ。

 

ユースケはあっというまに、持ち前の人懐っこさで人気者になった。

引きかえ、わたしはどうも外見から誤解されるらしく、友達と呼べるのはユースケのみ。

男子に声かけられたり、コクられたりもしたけど…

ユースケに勝てる相手は居なかった。

それでもわたしは「オトモダチ」だった。

 

ある日、ユースケにスキと言われた。

もしかしたら、わたしに友達がいなくて、同情してくれたのかもしれない。

ユースケはそういう所がある。

けれど…ユースケといると、この可愛くない性格を直せそうな気がしてOKした。

実際、ユースケと付き合うようになって、周りの反応が違ってきた。


 

でも、わたしはやっぱり違う気がする…。

わたしのタイプではないのか。

でもそれは、ユースケにいうと傷つくのでは?


そしてズルズルと悩んだまま、1週間を迎えた。


 

この日、カノジョと運命的な出会いをする。

それは、甘く、切なく、夢のようで、悪夢のようでもあり…。


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