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VS リリゼット

 弾かれたようにマイディが駆ける。


 低く、地を這っているかのような錯覚を覚えるほどに低い体勢でリリゼットに接近する。


 すでに山刀は両方とも抜きはなっており、当たれば絶命必死の一撃をいつでも放つことができる。


 「まるで暴れ牛ね。優雅さが無いわ」


 足下を薙ぎ払うようなマイディの斬撃をリリゼットは優雅に跳んで躱す。


 まるで宙に浮くかのようなその跳び方は、確かに優雅ではあった。


 だが、同時にそれは隙でもある。


 銃声。ギイン!


 リリゼットが空中に待避するのとほぼ同時にスカリーが放った弾丸が飛来するが、リリゼットは細剣の護拳で再び弾く。


 弾丸を弾くと、そのまま下から襲ってくるマイディの山刀を細剣の刀身で受け止める。


 耳障りな音と共に、リリゼットの体が吹っ飛ぶ。


 重量のある山刀を木の枝のように振り回すマイディの膂力(りょりょく)は常人の想像を超える。


 ゆえにリリゼットが吹っ飛ばされたのは当然である。


 常人ならそのまま背後の壁に叩きつけられていただろう。


 だが、リリゼットは空中で体勢を変えて、足から壁に着地する。


 そのまま壁を蹴り、マイディの方に跳ぶ。


 途中に襲ってきた三発の弾丸も全て護拳で弾く。


 「防げるかしら?」


 リリゼットは雨のようにレイピアの連続突きを繰り出す。


 マイディの一撃よりも威力こそ劣るであろうが、速度は上回っていた。


 「くっ……!」


 辛うじてマイディは両方の山刀を駆使して、突きの雨をしのぐ。


 リリゼットの呼吸のために生じた一瞬の空白。


 その瞬間にマイディは大きく後ろに跳んだ。


 援護射撃をしているスカリーと、護衛対象のハンリの元へ。


 獣のように四つ足で着地する


 「スカリー、あのレイピアは一体何でできているんですか? わたくしの一撃を受けても折れてませんよ」


 「知らねえよ。本人に訊いてみたらどうだ? 案外教えてくれるかもしれねえぜ」


 スカリーは空薬莢を捨て、新たな弾薬を装填する。


 ほんの十数秒の剣戟で、マイディはリリゼットとの力量差に気づかされてしまった。


 一撃の重さは上回っているが、速度が違いすぎる。


 何よりも、スカリーの銃撃が全て防がれてしまっているのが痛い。


 まだ太刀筋が読まれていない状態だからこそ辛うじて食い下がることができているが、読まれ出したらカウンターをたたき込まれることは想像に難くない。


 もしカウンターをしのげたとしても、一つの手傷がどれだけ戦闘能力に影響するのか、ということをマイディはよく分かっていた。


 ぎりぎりで拮抗(きっこう)できている状態なのに、傷を負ってしまったらどうなるのかは容易に想像できる。


 その上に、単純な接近戦ではスカリーはマイディに劣る。


 つまりはリリゼットと正面切って戦うことができるのはマイディだけだ。


 しかも、それは長く持たない。


 降伏してハンリを差し出す。そして何とか命は助けてもらう。


 そんな考えが自分の中に生じたことをマイディは不思議には思わなかった。


 「マイディ、伸るか反るかの賭けがある。成功すればリリゼットのヤツをどうにかできるかもしれねえ。失敗したら、大人しく降参しようぜ」


 マイディの胸中を見透かしたかのように、スカリーが提案する。


 大抵、こういう時のスカリーの賭けは中々に分が悪いモノばかりである。


 しかし、マイディとしても、おめおめと降参するということは業腹(ごうはら)だった。


 ふ、と今までの獣じみた笑みではなく、どこか皮肉げな笑みをマイディは浮かべる。


 「その賭け、乗りましょう。で、わたくしは何をしたらよいのですか?」


 「ああ、リリゼットのヤツは先におめえを片付けるつもりだ。だから、おめえはあそこに見える青いアーチから出て右に走ったらいい。あとは俺が合図したらやりたいようにやれ」


 ちらりとマイディはスカリーが言った青いアーチを確認する。


 「分かりました。しかしスカリー、なぜリリゼットがわたくしの方を優先すると言えるのですか? 向こうにとって厄介なのは貴方の銃撃のほうでは?」


 射程外から攻撃されることは思いの外、ストレスになる。当然、リリゼットもそうだろう。


 しかし、スカリーは確信していた。


 「アイツには普通の弾丸は防がれちまう。剣弾も着弾しないと意味がねえ。つまり、俺はアイツに対して有効な手を持ち合わせてねえってことになる。この場でアイツに対抗できるのはマイディ、おめえだけだ。おめえを片付けたら後は楽勝、って思ってるだろうよ」


 あくまで推測ではあるが、マイディも納得する。


 リリゼットの目的はあくまでハンリの確保である。


 つまり、マイディとスカリーを相手にするのは余計なリスクを背負っている状態なのだ。


 ならば確実にリスクは減らす。


 リリゼットのような腕利きならなおさらだということは、スカリーもマイディも共通した考えだった。


 「ではわたくしが囮になります。スカリー、ハンリちゃんのことは頼みましたよ」


 「任せな。俺は約束を守る人間だぜ」


 「以前約束したバスコルディア教会の修理は?」


 「ありゃあ約束じゃなくて、酒の席でのジョークだ」


 「スカリーと約束するときにはアルコールを抜いておかないといけませんね」


 「ああ、そうしてくれ……走れ! マイディ!」


 叫ぶと同時にスカリーがリリゼットに発砲する。


 しかしリリゼットは一歩も動くことなく、弾丸を護拳で弾く。


 銃声。ギィン! 銃声。ギィン! 銃声。ギィン!


 リリゼットが弾丸を弾くことに集中したその数秒、マイディは一直線に青いアーチをくぐって広場から出ていった。 


 その素早さに、リリゼットも感心する。


 「ふぅ~ん。全力疾走ならあたしと同じぐらいは速いみたいねぇ。でもどうするの? 逃げ隠れして不意打ち狙いかしら? それとも、応援を呼びに行った? ……どっちでも同じね。追いかけて、殺す。それだけだもの」


 やれやれ、とでも言いそうな口調でリリゼットは独りごちる。


 とはいうものの、もちろんスカリーのことを失念している訳ではなかった。


 「スカリー、貴方は後で殺してあげる。それまで待ってなさいな」


 一瞥(いちべつ)もくれずにそれだけ言うと、リリゼットは疾風のようにマイディを追いかけていった。


 広場にはスカリーとハンリが残された。


 リリゼットが広場から出ていったことを確認すると、スカリーは小刻みに震えているハンリの頭に手を置く。


 「安心しろよ、ハンリ。ヤツには圧倒的に不利な点がある。まだ気づいちゃあいねえがな」


 「不利な……点?」


 こわごわと顔を上げて、ハンリはスカリーの顔を見上げる。


 その不安そうな顔を見て、スカリーはまだまだ自分も未熟であると悟る。


 (守る対象に不安感を抱かせている内は三流、か)


 極力、今度から気をつけることにして、スカリーはリリゼットを仕留めるために動き始めた。




 広場から出るまでは全力疾走だったものの、そのうちにマイディは速度を落とす。


 スカリーに言われたとおりに右には曲がったが、やられっぱなしというのはマイディの性には合わなかった。


 (スカリーの策を信じていないわけではないのですが、やっぱり、わたくしも戦う人間だったということなのでしょうね)


 自嘲気味に、そう考える。


 バスコルディア教会で司祭に教えを受けていても、やはり人間の根本は変わらないということを実感する。


 相手は強敵である。


 それゆえに、否が応でも血がたぎる。


 マイディの緋い瞳が更に緋色の度合いを増し、まるで血のような色に染まる。


 尼僧服の下の肉体に流れる血がまるで沸騰しているかのように熱くなっているのが分かる。


 かつん、というリリゼットの足音を聞いて、マイディは振り返る。


 余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)といった顔のリリゼットが細剣を片手に、いた。


 「あら、ネズミのように逃げだしたのかと思ったんだけど、違ったのかしら?」


 「ええ、貴方のことはぼっこぼこにしないと気が済みませんから」


 ギャリン! と山刀をこすり合わせてマイディが火花を散らすのと同時にリリゼットが優雅に、しかし、すさまじいスピードで間合いを詰める。


 喉を狙った刺突。


 正確に急所を狙った攻撃を、マイディは山刀でいなしながら横に回転する。 


 反対に持った山刀がリリゼットの頭を狙う。


 瞬時に細剣を戻したリリゼットはスウェーバックで躱す。


 更にマイディは回転し、再び山刀がリリゼットに襲いかかる。


 今度は細剣でマイディの山刀を受け止める。


 空中と違い地面に足が着いていることもあって、リリゼットが吹っ飛ばされることはなかったが、それでも体勢は崩れる。


 ぐらり、とリリゼットの体が揺らいだその隙をマイディは逃さない。


 更に回る。


 もう一撃を重ねて、リリゼットの細剣を折ることはできなくとも、弾き飛ばすぐらいのことはやるつもりだった。


 実際に、マイディの膂力なら可能だっただろう。


 しかし、肝心の山刀は空を切った。


 「いった~ぁ。あんたねえ、何食べたらそんな馬鹿力になるのよ? もう、右手しびれちゃったじゃない」


 間合いの外、距離にして五メートルほどの場所にリリゼットはいた。


 確かに、直前までマイディの山刀はリリゼットの細剣を押し込んでいたはずだった。


 しかし、山刀を受け止めていたリリゼットはマイディの一撃がその細剣を襲う直前、その姿が揺らいだと同時に今の位置に移動していた。


 「いったた……。もう、これじゃあしばらく右手(こっち)は使えないから、左手(こっち)でいくわ」


 細剣を持ち替えて、左右が反転した構えを取る。


 「……妙な術を使うようですね」


 マイディも確実に仕留めたと思った一撃を躱されてしまって多少は動揺していた。


 しかも、今の移動は明らかにおかしかった。


 高速で移動したというのなら、あのようにいきなり姿が消えて、現れるということはない。


 つまりは、魔法かそれに類するモノである可能性は高い。


 正体の分からない方法で移動できるのはまずい。


 マイディが考えている以上にリリゼットの間合いは広いかもしれないのだ。


 「妙な術? ああ、絶踏(ぜっとう)ね。そっか、こっちだとあんまり知られてないからしょうがないわね。東大陸のアサシンが使う技よ」


 手の内を披露するリリゼットにマイディは困惑する。


 嘘の情報を与えて、こちらをかく乱する狙いがあるのかもしれない。 


 分かったのはほんの少しだが、それだけでも推察するのに十分な材料になり得る。


 だが、それも何かの魂胆の一つだとしたら?


 確実な戦いを考えるなら、ここは撤退すべきなのかもしれない。


 だがそれでも、マイディの中に尻尾を巻いて逃げる、という選択肢は存在していなかった。


 (余裕たっぷりに相手されて平気なほど、わたくし、気弱な性格ではありません。さあ、もっと真剣に戦いましょうか)


 端的に言うと、闘争の雰囲気に酔ってしまっていた。


 ここ最近、手強い相手との戦いがなく退屈していたのだ。


 目の前の相手は自分を上回る力量の持ち主だ。


 負かしてしまったら、どんなに痛快だろう。


 それを考えただけで、口が笑みの形に歪む。


 「うわ……恐ぁい」


 「怖がってる暇はありませんよ」


 「そ。んじゃ遠慮無く」


 同時に再びリリゼットがすさまじい速度で突進してくる。


 今度は刺突ではなく斬撃。


 本来、細剣は斬撃に向かない。


 しかし、リリゼットの力量ならば簡単に骨まで断ってしまうだろう。


 その必殺の斬撃をマイディはバク宙で躱す。


 着地と同時に山刀を突き出す。


 弾かれるが、その反動を利用してもう片方の山刀をたたき込む。


 リリゼットの姿が揺らいで、消える。


 二メートルほど後方に出現したリリゼットに対して、マイディは間合いを詰める。


 リリゼットは突きの雨でそれを迎え撃つ。


 今度はマイディが消える。


 いや、消えたのではなくしゃがみ込んだのだった。


 頭の上を掠める刺突のことは無視して、突き上げるように蹴りを放つ。


 軽やかなステップでリリゼットはこれを躱す。


 避けられたことでマイディは後ろに転がり、間合いを取る。


 体を起こしたところで、リリゼットがすでに細剣の間合いに入ってきていることを知る。


 通常なら間合いを切るために後ろに下がるところだが、マイディはあえて前に進んだ。


 お互いに拳が届く至近距離になる。


 左手に持った山刀を手放し、パンチを放つ。


 さすがにこれは意外だったのか、リリゼットは辛うじて護拳で受け止める。


 だが、お構いなしにマイディは拳を開き、そのまま細剣の護拳を掴む。


 「これでもう逃げられません」


 「やるじゃない。『双山刀(ダブルマシェット)』」


 凶暴な色を(たた)えるマイディの緋い瞳を見ながら、リリゼットは感心する。


 勝利を確信したマイディは右手の山刀をリリゼットに叩きつける。


 瞬間、マイディの視界が、回った。


 派手な音を立ててマイディが石畳に叩きつけられた。


 肺の中の空気が圧縮されて、妙な声が漏れる。


 頭こそ打たなかったものの、その衝撃はかなりのダメージだった。


 それでもマイディは反射的に地面を転がる。


 寸前まで頭があった場所に細剣が突き立つ。


 「あら惜しい」


 少しも残念そうでないリリゼットの声を聞きながらマイディは地面を転がる。


 その勢いを利用して、なんとか立ち上がったのはいいが、コンディションはかなりまずい状態だった。


 山刀を両方とも手放してしまった。


 その上に、地面に叩きつけられた衝撃で、今一つ体が思うように動かなかった。


 (これは……かなりまずいかもしれませんね)


 弱気になりそうな自分自身を自覚するが、なんとかそれは表面上には出さない。


 「また不思議な術を使いますね。サーカス団に所属した方がいいのではないですか?」


 「これも東大陸の体術の一つよ。(やわら)、ってあたしのセンセイは言ってたけどね」


 近距離では細剣。至近距離では柔。


 一方、マイディは武器も手元にない。


 徒手空拳でリリゼットの細剣をくぐり抜け、その上で今の妙な投げをかいくぐり、リリゼットを仕留める手段は思い浮かばなかった。


 大人しく降参する、という手段もあるといえば、ある。


 だが、マイディは諦めの悪い人間だった。


 踵を返すと脱兎の勢いでリリゼットから離れる。


 「え? ちょっと、逃げるの?」


 後ろから確認するかのようなリリゼットの声が響いてくるが知ったことではない。


 スカリーが言っていた『賭け』。


 それに全てを委ねるつもりでマイディは駆けだしたのだった。


 いつもよりも速度は出ない。


 それでもマイディは全力で駆ける。


 スカリーに対して絶対の信頼を置いているという訳ではない。


 しかし、一年あまりの付き合いの中で、こういう時にスカリーは何かしらの逆転の糸口を掴むことが多いのは確かだった。


 悔しいが今はスカリーを頼りにするしかない。


 ゆえに、マイディはスカリーに言われたとおりに走る。


 幸いにも一本道なので迷うという心配は無かった。


 それよりも心配なのは追ってくるリリゼットだった。


 「待ちなさいって」


 涼しい口調で全力疾走するマイディとの距離を詰めてくるは異常だった。


 体調が万全ではないとはいえ、マイディの身体能力は常人を軽く超える。


 それでもリリゼットは息を切らすこともなく追ってきていた。


 (ホント、人間じゃありませんね)


 マイディの方はかなり厳しい状態になりつつあった。


 距離を詰められているものの、これ以上の速度は出せない。


 その上に、絶望的な光景が見えていたのだ。


 (行き止まり……)


 軽く三メートルはある石壁がそびえ立っていた。


 跳び越えることはできるが、リリゼットもそれはできるだろう。


 跳ぶ瞬間に何らかの攻撃を加えられる可能性もある。


 (どっちにするにしても、困りものですね!)


 とはいえ、石壁はどんどん迫ってくる。


 決断はしなければならなかった。


 「マイディ! 跳べ!」


 スカリーの声が石壁の向こうから聞こえた。


 反射的にマイディは跳躍(ちょうやく)する。


 ぎりぎりのところで石壁を超えると、銃を構えたスカリーと、後方にはハンリがいた。


 「スカリー⁉」


 「話は後だ! この壁を蹴りやがれ! 剣弾、スラッシュ!」


 スカリーの声と左の剣が振られる動作によって、石壁に撃ち込まれていた三発の剣弾がその力を発揮する。


 地面ギリギリと、両端が、抗うことのできない切断を受ける。


 「なるほど」


 着地したマイディはスカリーの意図を察する。


 「食らってください、リリゼット。後で感想も聞かせてくださいね」


 にっこりと笑って、マイディは全力の蹴りを石壁に放った。


 マイディの蹴りによって、押し出されるような形で石壁は吹き飛んで行った。


 その先にはマイディを追ってきていたリリゼットがいた。


 「ちょっ⁉ もうっ!」


 不意を突かれはしたが、リリゼットは瞬時に無数の斬撃を飛んでくる壁に向かって放つ。


 穴を開けることには成功したが、多少いびつな形になってしまい、手足には当たる。


 銃声。ギィン!


 石壁を抜けたリリゼットを迎え撃ったのはスカリーの弾丸だった。


 しかし、予想していたリリゼットはそれも護拳で弾く。


 「ふぅ。まったく、あんた達って無茶苦茶ね。でも、これでお終いでしょ? スカリーもマイディも、そしてハンリッサちゃんもいる。となると、もう後は総力戦だもの……ね、ってアレ?」


 リリゼットの視界にはスカリーと、やや後方にハンリは居たもののマイディが居なかった。


 「マイディは?」


 「ここです」


 後ろから聞こえたマイディの声に振り返ったリリゼットが見たのは、自分の顔面にたたき込まれる直前のマイディの拳だった。


 とりあえず、今度からもうちょっと打撃に対する防御を考えようとリリゼットは思った。



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