隠蔽したらよけい面倒なことになった(泣)
はい、今回も二ページです。
後半主人公が壊れる以外は普通の日常です。
学校から家に帰り俺は冷蔵庫から炭酸飲料をとって飲み喉をうるおす。
「あぁ~、五臓六腑に染み渡る」
さて、読者の皆さんは疑問に思っていると思うので話しますが…何故俺がここまで普通にしてるのは訳があるんです。
場面は前回の終わりから始まります、ええバレた後です。
(使いたくはなかったが…久しぶりに使うぞ)
俺は心の中でそう思いながら魔法を唱えた。
「世界変換」
短くそう唱えると…回りが止まる、俺が使った魔法『世界変換』の副作用で時が止まるのだが…この魔法は文字通り世界を変えられることが…出来ると言っても小規模なものに限定される。
「とりあえず…俺は今日転生組に関わらないで平凡に一日を終えた…と」
そう言うと回りが変わる…そして時計の針は進む。
「はーい、模擬戦はここまで当番の人は片付けお願いね」
ふと、気付くと先生のそんな声が聞こえる。
(どうやら…うまくいったみたいだな…)
その後は特にトラブルもなく家に帰れた…イヤー良いね平和って、そうしみじみ思いながら俺はテレビをつけた。
「なんと…神族の方々がこの日本に来日したようです!!」
ニュースを見ると神族が今日、日本に来たと言うニュースを見つけ俺は気楽にそのニュースを見ながら神族について思い出してみた。
神族…いわゆる神さまと呼ばれる存在。
俺を転生させたあのクソ野郎もその中の一人だったのだがあまり関わりはない…まぁ操り人形が自分に危害を及ぼす可能性があるためか俺も最初(転生されられる)と最後(クソ野郎をぶち殺す)しかあのクソ野郎を見てないしな…それよりも関わりがあった神族がいる。
偶然と気まぐれの女神、神名は『グウキ』彼女自身の名は『フウリン』と言う女神だ…彼女には行く先々で助けられて神を信じてなかった俺が心の中で信仰してた女神さまだ。
偶然と気まぐれを司る彼女は運命を操れることができる、なので偶然的にこの世界でも存在する神さまとして信仰されていた…しかし日本では有名な神族ではないので彼女の信仰する教会はあまりない…まぁそれでも毎日祈ることは欠かせてないがな。
(そういえば…あいつもいたな…)
俺の知ってる俺の知ってる別世界の神族は他にもいる、太陽と戦いを司る女神、神名を『ラール』彼女自身の名は『クウ』と言う女神だ…彼女は様々な世界で俺に試練をあたえて…それを乗り越えれば新たな力をくれた。
話を聞いてみたら迷惑な存在だが俺が欲しいと思った力をくれるし試練は簡単なものだったりと彼女も俺の信仰してる神さまだなぁ。
あれだ複数の神さま信じても許されるってもの日本人の特権だなぁと思う訳よ。
まぁ…会えるってんなら会わないけどな…何故かって?まぁこいつらも○欲の女神さまだからだ…信仰はしてるよだけど夜の相手はしたくない、神さまは皆が信じるもので俺が独占するモノジャナイシネー、ハハハ。
(俺の知り合いの女…色○に囚われすぎだな)
本当に嫌になる、今日は魔族と巫女と殺し屋の知り合いにバレるし、もしかしたら今思い出した二人かもなぁ…なんてテレビを見ながら思いながら、遂に神さま達が登場するようなので何処の国のかなーと本当に自分は関係ないと思って見てた。
「グウキ様とラール様です!!」
と現場にいるキャスターが言う…うんフラグ回収早いって。
「どうやら…この日本に来日しに来たのはある人物を探しているようです…そのためにその人物の知り合い全員に声をかけ探すようです」
わーい…他の国に行かなきゃイケナイナー。
「逃亡される恐れのある可能性があるためにこの日本の神さまに許可をえて探知系の結界を既に張ってあるようです」
旅行無理じゃないですかヤダー。
「しかし…何故急に来日したのでしょう?…○○先生」
本当急だよねーフフフ。
「なんでも世界変換と呼ばれる魔法がこの日本で使われたようで…それを使えるのがグウキ様とラール様が探す人物のみだとか」
(完全に行動が裏目に出てる…もう楽にさせてくれ(泣))
そうして…俺の平穏が崩れ、新たな日常が始まった。