殺し屋はあなたに恋してる
今回は短く2ページです。
ギャグや戦闘の書き方をうまくなりたいですね。
朝のホームルームを終え…俺はクラスメイトと授業で模擬戦をやるために外のグランドに向かって歩いている。
模擬戦は自分の武器と同じ物を魔法やらで安全にしたものを使うので安全なのだが…俺はこの授業はあまり好きではない。
理由は回りのレベルに合わせるのに頭を使うからだ、弱すぎるのは補修するはめになるのでダメ、強すぎるのもあまりにも今の俺には不自然なのでダメ、大中小のレベルであれば中位がとても無難で安全だ。
話を戻すが正直この学校で俺に勝てる奴はいない(先生方も含む)しかし相手を見てこいつは強いとわかる勘のいい人はたくさんこの学校にいる、それを誤魔化す為に頭を使う…本来なら体力を使う授業なのに精神力を使うことの違いがよけいに俺の疲れになる。
(それに…なんか視線を感じるんだよなぁ)
とたまに近くから感じる視線を気付かないフリをしながら歩いていく…視線の主はまぁアレだ俺の過去の関係者だ…転生して全うな人生をしてるようだがすぐに俺は気付いたのは幸福と呼べばいいのか不幸と呼べばいいのか。
視線の主『椿 安奈』は殺し屋だった。
…ちなみに今は普通の生まれのようだが転生前の彼女は現代系(と呼べばいいのかな?)の殺し屋として俺を狙うことから関係が出来た。
しかし会う度になんか強くなって来るから面倒な奴と(本来の俺は)思っていた…ちなみにその物語では俺は一般人(笑)として生活してたんだけど。
まぁ俺のことはおいといて何故彼女が殺し屋として働いていたかと言うと、人質として唯一の肉親の妹が俺を狙う組織に捕らえられてたからだ。
しかし妹は彼女が初めて殺しをしたときには殺されていてそれを知らずに彼女は自分の手を汚してきた訳だ…その(安奈の妹がすでに死んでると言う情報)を知った時俺(物語として)はその組織を壊滅させた。
その後は彼女の心を少しでも治すことに努めたのだが俺に依存し初めてなぁ、まぁヤンデレになった訳だ。
(自分で言ってて悲しくなる)
グランドについて先生の話を聞いて…さぁ模擬戦をやろうと回りを見回すと後ろから手を握られた。
「私と模擬戦して」
と言ってきたの安奈さん…アレ?これやばくね。
さて…戦闘を開始する前に俺の装備を確認しよう、けっして現実逃避ではない。
まずは武器これはバスタードソード決め時に両手で攻撃できるグリップが結構気に入ってる。
で盾は鉄の円盾すこし重い位の盾でこれを防御する時に使う。
その他の装備は学校が安全の為に用意した防御札と呼ばれる物を使えるので体育着だ、防御札にはある一定のダメージを受けるまでは札が体を守ってくれるので防御札が壊れるまで模擬戦ができる訳だ。
RPGみたいにHPの表示はないが致命系の攻撃を受けるまでは早々壊れる物ではないので頑張って足掻くか…。
さて…今の『椿 安奈』について話そう、彼女は先に言った通り転生者だ、しかも殺し屋としての戦闘技術を持つ転生者が当たり前にいるこの世界でも殺すことに長けている。
そんな彼女がこの学校で目立たない筈がない…偽ってる俺からしたら手の届かない格上の相手だ、だからかわいそうな奴とか回りから聞こえる…実際は俺に勝てる見込みは彼女の方がないのだが早々と負けようと思う、平凡こそ俺の目指す場所だからな。
彼女の武器はナイフ一本と小盾のみ…ハンデのつもりに回りは見えるだろうが何故か雰囲気的にマジだ、嫌な予感がジリジリと背中に感じる。
(なんか…するつもりかなぁ)
と考えていると審判役のクラスメイトが準備をいいか聞いてきた。
「ものすごく…嫌だがOKだ」
と剣と盾を見せる。
「私も…良いわ」
と安奈は審判にいい、俺に握手をするためなのか手を出して来た。
俺も礼儀だろうと思い握手をする…それが彼女の予想を確実にする物だと知らずに…。
「それでは…始め!!」
と審判の合図とともに俺は盾を構えるするとすぐに盾から何かぶつかる感触がする。
(結構な距離あるのにもう縮めたか!!)
と安奈に蹴られて吹き飛ばされそうになるのを耐えてすこし後ろに下がる。
正直格上との戦闘なんて予想してなかったのでどうすればいいのかわからん状態だ。
(今の攻撃でぶっ飛んとけば良かったかもしれん)
回りからの「おお!!耐えた」とかの声でそう思う。
それからは防戦一方の戦いを続ける…最初に耐える位の技量はあると回りに思われたから仕方がなく演じる。
(早よ。フェイントしろよな)
あちらは隙なく確実に当たる攻撃をしてくる、俺からしたら長引くので早く終わらしたい。
(やっと見せたなフェイント!!)
彼女は大振りの攻撃を仕掛けてきた…それにあわせるように俺も剣を振る。
(よっしゃ…パリリング!!)
俺が振る剣を彼女が小盾で弾かれた…そして体に大きなスペースできるそこにむかってナイフで突きをする彼女。
(やっと終われる)
そう安心してた俺には彼女のその行動は予想外だった。
チュ
(………はぁ?)
今なにが起きた…唇ではないがその横になにか柔らかい感触がした。
「わかった気がする」
混乱する俺を見ながら彼女椿 安奈は俺の耳元で爆弾発言をする。
「あなたは私の愛しい人」
ば…バレただと!?