うんこ
うんこ。
そう呼ぶにふさわしい物体がそこにあった。
とぐろを巻くようなやつでなく、なんか長いやつ。
うんちのように液状になってなく、固そうなやつ。
そう、うんこ。
俺は理解できたが、信じられなかった。
頭をひねった。
鏡の中のうんこの先っぽが動いた。
このうんこは俺だ。
「ごめん、時間がないの!!!事情は下の階にいる宿屋のおじさんに説明してるわ!用が終わったらまた戻るわ!」
そう言うと彼女は杖を掲げて光と共に消えていった。
部屋に取り残された俺。
うんこか。
子供の時、「蟻さんを潰すと将来蟻さんになっちゃうよ!」なんて言われたことを思い出す。
子供の時は、蟻さんはもう潰さないと思ってたりしたのだが、まさかうんこさんになるとは、、、
でも、、、
俺って異世界に来たんだあああ!!!
さっきの女性は魔法を使ってたぞ!!
あの魔法テレポートじゃね!
僕の考える最強の魔法のベスト5には入るぞ!
つか俺も何気にテレパシー使えるようになったし!!!
てか、俺うんこってやばすぎwww
この世界のうんこって生命体なのか?
ぷりっとうんこしたら動きだすんかwww
てかあの女性可愛すぎ!!!
何歳なんだろうか?つーかこの世界に来て第一村人だから、俺のヒロインじゃね???
キスしてぇ〜wwwってキス?
無理にテンションを上げようとしたが、現実に戻る。
俺はうんこだ。
とりあえず、この世界についての情報を集める為に、下の階にいるらしい宿屋のおっちゃんに会いにいこう。
部屋から出ようとするも、ある事に気がつく。
部屋のドアは閉まってる。ドアノブはビル8階分の高さの場所にある。
俺この部屋から出られなくね?




