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転生したらうんこだった件  作者: nainai
1章:異世界転生!?って俺うんこかよ!
6/15

まじかよ

俺の口?の中に石が入ると薬のように分解されていくのを感じた。

「え〜と、これで私の声がわかるようになったかしら?」

石を飲み込んだ事を確認して、金髪の女性が話しかけてきた。

俺は頑張って頭を動かし頷いてみせた。

彼女も安堵した様子で再び話し始めた。


「時間が無いので手短に話します。あなたは転生の魔法で召喚されましたが、失敗したのか、そんな姿で召喚されてしまいました。」


え?どういう事???


「あなたが元の姿、元の世界に帰る為には魔王を倒さなきゃ戻れません。」

?????

「本来こんな事はあり得ない事なんですよ。もう一人は勇者として召喚されてるのによりによって、、、あなたを発見するのにも1週間かかったんですよ!まさか、あんなとこに流されてるなんて------こちらの話も理解できてない様子でしたので、マジックアイテムを渡して正解でした!でもちょっと匂いが、、、」


早口で話す彼女。話している言語は理解できるのだが、内容がイマイチ入ってこない。

一番気になるのは俺の姿だ。

俺ってどうなってるの?彼女の言い方だと人間ではないみたいだ。

何?虫にでもなっちゃった?

ていうか異世界転生だよね?これ?スキルは?魔王って何?怖いんですけど???

様々な疑問が浮かび、突っ込みをしたかったが、俺は話す事は出来ない。

どうする事もできないので、体をクネクネ動かした。

すると彼女も気がついたようだ。

「あー、ごめんなさい。でも困ったわね。コミュニケーションも取れないと、、、」

そう言うと彼女はまたスタスタ歩き出しながら考え始めた。

「うーん、こうしている間にも時間が、、、

もうしょうがない!一か八かやるしかないわね!」

決心した様子。彼女は杖を取ると何やら呟いた。杖から青い光が溢れて、俺にゆっくりと降り注がれた。

「人外にやったのは初めてだけど、上手く出来たかしら?」

そう言いながら彼女は首を傾げる。俺は常に?マーク。すると彼女が説明する。

「あなたにテレパシーの魔法を譲渡しました。頭の中で言葉を念じてくれれば、私と話せます!」

おおっ?魔法キタコレ!!!

早速彼女に向かって念じてみることにした。


---貴方のような美しい女性と会ったのは初めてです。私とデートしませんか?---


完璧なテレパシーが決まった!

異世界転生したらやってみたかったんだよね!これ!!!

ノリノリで彼女の反応を見ると、何故か凄く悲しげな表情を浮かべていた。

あれ?やっちまった?俺?

---ごめんなさい。冗談です。---

慌てて謝る。しかし、彼女の表情は浮かばれないままだ。

「いや、あの、ごめんなさい。謝るのは私の方です。うーんと、すいません。これを見てください。」

そう話すと彼女は鏡を取り出した。

もう凄く嫌な予感がするのだが、渋々鏡を見る俺。


そこには直径10センチ程の茶色のうんこがあった。










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