女になって女装しようとして目が覚めた
「
修学旅行から帰ってきた僕はトイレで絶句していた。
無いのだ。男のシンボルが。
親に話してみたがもちろん解決策など浮かぶはずもなく様子見することになった。
しかし、急に女になってしまったせいで、下着など付けててもトイレなどで脱ぐと忘れてしまいそうになる。というか何回か忘れた。
そんな日々が続き、しばらく経った時。
近所の子供がこんなことを言ってきた。
「お兄ちゃんダサいね」
何故だろう、凄いへこんだ。
姿は体毛が減ったり、背が低くなった程度でたしかに男の時とはあまり変わってないだろう。
それに服も男の時のままだったのも、ダメだしされた原因だろう。昔は無頓着だったのだ。
でも、仮にも女になって、しかも女として生きるのを受け入れつつあった自分はとてもショックを受けていた。
そして決意した。
変わろうと、女らしくなろうと。
今まで家族にしか言ってなかった、この体のことを女友達の先輩に伝えることでもう女として生きることにすると決意したのだ。
母の買い物についてきて、頼んだ。
服と化粧品を買いたいと、どんなのがいいか教えて欲しいと伝える。
今まで嫌がった女性らしい格好がしたいと言われ、母は驚いた顔をしていたが、深く頷きを返された。
そして車から降りて、これからの決意を胸に店に向かう……
って所で目が覚めたんですよ」
「夢オチかよ!?」
実際に夢に見たものを少し整えて書き出しました。