表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Key Fantasia  作者: たまごろう
第一章 始まりの物語
7/16

一章/幕間1 魔王城にて

 暗い、とっくに昼になっているのに暗い。そんな場所に1人の男がいた。

彼の頭には角。大きいものと小さいもので2本。

 彼は何かを待っていた。黒い岩を削って作られた、不気味な装飾が施されている椅子に座って。


 突然、部屋の真ん中に穴が空いた。文字通り空間に。その穴の中から不気味な仮面を付けた少年が出てくる。

「どうだ?何かあったか」

角の男が言う。

「ええ、勇者が旅に出たとのことで」

仮面の少年が答える

「ほう?誰が新たな勇者に?」

角の男がそう聞くと、

「サクラという少年のようです」

仮面の少年は嬉しそうに答えた。

「そうか……」

角の男は静かにそう言って、目を閉じた。

仮面の少年と違い、少し悲しそうに。


「再開、か」

角の男が呟く。

「魔王様が楽しそうでなによりです♪」

仮面の少年はいかにも上機嫌に言う。

 そんな少年を見て、角の男、魔王は呆れる。


「いや貴様の方が数倍楽しそうだが?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ