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1話 熱波師、覚醒!

思いつきで投稿した駄文ですが、楽しんでいただけると幸いです。

『...全て思い出した』


森の中で薬草を探していると野生のワイルドボア3頭に囲まれるピンチの中、強烈な頭痛に苛まれ、俺は前世の記憶を思い出した。


 俺は、白樺熱波 ただのしがないサウナ好きだった。サウナに恋をし、サウナに生き、サウナに散った。  

 人は俺を流浪の熱波師と呼ぶ奴もいたが、それはあまりのサウナ狂いのあまり、甘い熱波をする熱波師を殴り飛ばし、俺の思う最高の熱波を行った結果、そう呼ばれるようになっただけだ。

 そんなわけで調子に乗り、サウナに集中するあまり、ヒートショックを起こし、死ぬことになった。


 死んだ後、神様と名乗る爺さんに会い、死ぬ前に俺がやっていたサウナとはなんなのかを聞かれたため、サウナを作り、熱波をしてやった。

 本来、死んだ後魂は消去されるのだが、神様はいたく熱波、しいてはサウナを大層気に入り、ぜひ自分の管理する世界にと、転生をさせてもらうことになった。

 しかし、転生時のショックで今まで俺は前世の記憶を失って産まれてきてしまった。 まぁ名前だけは前世の下の名前であるネッパだったため違和感はない。

 

この世界はいわゆるファンタジー、魔物とか魔法とかが存在する世界。そんな世界に俺は生得スキル【超サウナ】を持って生まれてきた。 今まではこのスキル、明確な使い方がわからなかったが、記憶を取り戻した今、この能力の使い方がわかる。


『うおおおおおおお!!【超熱波】ァ!!』


俺は首に巻いていたタオル地のマントを両手に持ち横薙ぎに振り抜いた。


ゴオオオオオオオ!!と、凄まじい音と共に強烈な熱波がワイルドボアを襲い、瞬く間に3頭が丸焼きになった。


『す、すげぇ、、、というかこれもう熱波じゃないだろ、、、、』


油と毛が焼ける匂いを嗅ぎながら俺は自分のスキルの凄まじさに戦慄していた。

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