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太陽はみんなを待つ おはなし③

作者: やきいも


陽のヒカリ


光光と燃える太陽は色んな場所を見ることができます。けれど見えない場所を知ることはできません。



ある時太陽は思いました。

みんな空を見上げるのに僕を見ていない…と。


光が明るく照らす場所は太陽の住む場所ではありません。


底を見ることが出来ないから海の中も太陽の住む場所ではありません。


果てを見たことのない宙も太陽の住む場所ではありません。


太陽は思いました。

「ドコにも自分の住む場所はない」と…

そして耀き続ける事を止めようと思っていました。



そこへある日、小魚とお星さまが自分に会うために旅をしている姿が見えました。




僕を見たいと思ってくれる小魚と、僕の側で輝きたいと願うお星さま。



まだまだ小魚とお星さまは遠い場所にいます。けれど太陽は住みかを見つけました。




太陽でさえ知らない場所から会いに来てくれる者達。その心が自分の住む場所を創ってくれるのだと。



「輝き続けていれば、僕の光を便りにしてきっと来てくれる。」


太陽はこれからも小魚とお星さまに見えるように、輝き続けました。






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― 新着の感想 ―
[一言] 太陽さん頑張れ〜。
2023/04/25 11:22 退会済み
管理
[一言] 自分の知らない世界から訪ねてこようとしてくれている来訪者たち。 無事太陽までたどり着けるとよいですね。 話に花が咲きそうです。
[一言] 「小魚は空を見る おはなし①」「宙は太陽を見る おはなし②」と合わせての三部作なのですね。可能ならば、ひとつの短編、あるいは連載として投稿されるととても読み手にとって優しいかなと感じました(…
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