第90話
大学の共通テストを受けた皆さま、少し遅いですがお疲れ様でした!作者の私もTwitterでその問題を覗いてみましたが、数学で面白い問題が出ていたそうで・・・笑
日常的に考えたらあの進み方はあり得ないですよね普通笑笑笑
さて、本日最新話ができましたので投稿させていただきます!
今回は大規模戦闘回となります!作者自身書いていてとても楽しく、2000字も書いてしまいました笑大学の課題ではひーひー言いながら2000字のレポート書いたりしてるのにどうしてだろう・・・?
っと前置きが長くなってしまいましたが、どうぞお楽しみください!
〜白龍帝国近衛軍将軍視点〜
さきほど、自分たちより後ろにいる異国の軍から「敵を見つけた」という報告とその詳細を伝えられた。異国の軍に先手を打たれてしまったのは癪に障るが、それを聞いた将軍は即座に全軍戦いに備えよと命令し、戦闘の準備を行わせる。
彼らの軍は四百からなる軽騎兵、軽装歩兵に対して絶大な威力を誇る弩(ボウガンに近い投射武器、連射性能は皆無)を持つ二百からなる重弓兵隊、六百の重装歩兵(全身鉄札甲でカタカナのトの字をした2mからなる槍を持つ)と八百の軽装歩兵(皮鎧を身につけ、曲刀を持つ)の混合歩兵集団に、虎の子である約百人の魔道師、総勢約二千人の軍だ。
部下から「将軍、全軍の出陣準備が整いました」と言われ、彼は天幕から外に出る。そこにはずらりと乱れなく整列する軍団が並んでいた。彼はそれを目の当たりすると、より自軍の練度の高さと圧倒的強さを実感し、誇らしい気持ちとともに出陣前の演説を行う
「我らは今まで官僚どもや地方官どもから要らぬ存在と言われ続け、挙げ句に『観閲軍』という不名誉な名まで付けられた!だがしかし!それは今日までである!なぜなら我らが皇帝陛下をお護りし、その不名誉な名をつけた官僚どもも護るからだ!それをしてどうして『観閲軍』といえよう!諸君!己の全てをもってして洛江を守護する最後の矢として奮励せよ!!」
「「「「「おおぉぉぉぉ!!!」」」」」
それを聞いた兵たちは皆、歓声を上げて自らを鼓舞し、足を踏み鳴らし鎧を叩いて将軍を称える。その歓声を聞いた将軍は満足そうに頷き、自らの愛馬に跨り剣を抜いて号令をかけた
「全軍!出陣!」
号令と共に太鼓が打ち鳴らされ、近衛軍が一斉に歩き出す。
1キロもしないうちに近衛軍の前方から反乱軍が見え始める。将軍は敵が見えたことにほくそ笑み重弓兵隊による一斉射撃を行わせようとしたが、しだいに増える反乱軍の兵数の想像以上の多さに表情が強ばるものの重弓兵隊に攻撃命令を出した。
今ここに、後の歴史において「北山大乱」という大規模な反乱の中で最大の戦闘が行われ、同時に白龍帝国が近代化へと舵を切った転換点ともされる「洛陽平原の戦い」の火蓋が切って落とされた。
〜特別護衛小隊第三分隊分隊長坂村少尉視点〜
本来は敷島国の総統である直人を護衛するために編成されたが、現在は白龍帝国の帝都である洛江を防衛するために作られたふたつある塹壕のうち、真っ先に前線となる第一塹壕内にいた
「なんでよりによって、塹壕が未完成の時にに戦闘が始まるんかねー…」
そう近くにいた第三師団所属の工兵隊の兵士が九九式短小銃を点検しながらグチる
「戦闘ってそうゆうものじゃ…?」
と疑問を呈したのは別の工兵
「仕方ない、歩兵の皆さんワシらが塹壕を補強していくからその間に敵を食い止めてな」
そう締めくくったのは九九式短小銃を肩に立て掛けて座っている齢四十になる工兵隊の隊長。
そのやり取りを聞きながら塹壕内の様子を見ている坂村少尉と分隊員たち。坂村少尉たちがいる塹壕は当初より広い幅3メートル、高さ2メートル弱で壁は木の杭と木の板によって補強されているが、一部土がむき出していて前線側には射撃用の為に一段高く作られている。そして、等間隔に第二、第三師団の各中隊にいる機銃(九七式重機関銃)小隊が篭もる丸太でできた即席のトーチカが設けられており、一方の地上部分はというと土嚢が射撃をする兵士たちを守るように二段に積まれていた。
「そこ!手が空いているなら弾薬の運搬を手伝ってくれ!」
すぐそばの塹壕の角から顔を出して声をかけたのは第一塹壕のちょっと後ろに構築された歩兵砲陣地の兵士である。それを聞いた坂村少尉は分隊員を数名手伝いに向かわせた。それとすれ違うように第二師団所属の小隊が九六式軽機関銃とその弾薬を持って坂村少尉たちがいるそばの射撃用の台へと向かっていく。
今の状況は戦闘準備体勢であり、その準備のために慌ただしく塹壕内を行き交っているのだ
「見ろよ、あとどれくらい持つかな?」
ちょうど近くで九六式軽機関銃の準備をしていた兵士が土嚢の向こう側を見ながらそう呟いた。
坂村少尉も1段高い所から向こう側を見る。目に見えたのは明らかに劣勢な近衛軍の姿であった。ちょうど、劣勢になっている軍に対して激を飛ばしていた人物が騎乗していた馬から引きずり下ろされ討ち取られる様子が遠目で見えた。
「後10分も持たずに瓦解するn…あ、1人逃げた」
討ち取られる様子を見たからなのだろうか、後ろで槍を構えていた兵が槍を投げ捨て塹壕の方へと走り始め、それを皮切りに次々とほかの兵も逃げ始めた。逃げ出し始めたのを見た別の将校らしき人物が叫ぶがその叫びを聞かずに逃げていく。命令を聞かないことに腹が立ったのかちょうど横をすり抜けて逃げていた兵を手に持っていた槍で貫いた。が、まもなく敵に討ち取られる。
そのような光景を見た坂村少尉は見るのをやめて、分隊員たちの元に戻ろうとしたが、塹壕内を走っている兵が「戦闘用意ー!戦闘用意ー!」と伝達しているため分隊員たちとともに土嚢に銃身を乗せて構えた。そして「攻撃始め!」の命令が来るまで待機していると前方から逃げてきた近衛軍の兵が来たので急いで飛び込める隙間を作る。その隙間から塹壕内に飛び込んで入ってきた。
坂村少尉は声をかけようとしたが震えていたため声をかけるのをやめて、改めて銃を構える。
少し間があいて、後方から砲声が響き坂村少尉たちの上を榴弾砲の弾が、また間が空いてくるくると回転しながら擲弾筒(迫撃砲)から飛んできた擲弾が上空を通過した。
それを見上げて坂村少尉は銃を構えてさらに気を引き締めた。
いかがでしたでしょうか?
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おそらくですが、今後少しの間は長めの話が続くかもしれません。そこんところ、ご了承ください<(_ _)>




