第88話
前回から少々長めに時間が空いてしまいました。申し訳ありませんm(__)m
う~ん年末になっても課題が減らない笑笑
それでは、お待たせいたしました!どうぞお楽しみください!
「うわぁぁぁ!」
直人はガバッと飛び起きる。起きたばかりのはずがまるで長距離を走ったかのように肩で息をし、背中には嫌な汗をびっしりかいていた
「なんだったんだ…あの夢は……」
はぁ…はぁ…といまだに収まらない息切れを落ち着かせるため、ベッドから降りて深呼吸をしようとするとドアがノックされる
「永田二等兵です。司令官殿、如何されましたか?」
どうやら、さきほどの叫び声が隣にある従兵が待機している部屋にまで響いたらしい
「大丈夫、悪夢を見ちゃっただけだから。心配させてごめん」
心配してわざわざ来てくれた永田二等兵へ答えると
「左様ですか。でしたら、入浴されてはどうでしょう?目が覚めますしなにより悪夢を見てしまった後ですから気分がさっぱりして良いかもしれません」
永田二等兵がそう提案してきた
「えっ、風呂なんかあるの?」
その事にやや食い気味に答える
「はい、どうやら手空きの仲間がぶるーしーと?という布を使って拵えた広い湯船があり、隊内では好評です」
(あーたぶん、前に娯楽用に買った本を参考にでもしたのかな?)
そういえば…という感じで直人は思った
「じゃ、お風呂に入ってくるかな」
そう答えると「では、先方に伝えてまいります。司令官殿はゆっくりとお越しください」と永田二等兵が答えて駆け足で去っていった。
のそのそと寝巻きから着替え、部屋から出て外へ出るとまだ太陽が上がりきっておらず、若干モヤがかかっていた。すると、「おはようございます!司令官殿!」と歩哨についていた兵士が気持ちのいい挨拶をしてくる。直人はそっちに顔を向けて「うん、おはよう」と返して向かおうとするが、その風呂場がある所までの道のりが分からなかった。
しかし、右の方から永田二等兵が走ってくる姿が見えたので駆け寄るとピシッと敬礼をして「司令官殿、永田が案内致します!」と言ってくれる。ありがたく思いながらついて行くと1つの天幕まで来た
「おはようございます、若葉閣下。自分は浴場当直の新田兵長であります。話は聞いておりますので、ゆっくりなさってください」
と天幕前にいた別の兵士が敬礼をしてくる。直人もまともにはなってきた敬礼を返して天幕内に入った。
中に入るとムワッとした熱気と左右にある3段の棚が出迎える。その棚の各段の中にあるカゴに脱いだ服を入れるようだ。
浴場内に入ると片側にシャワー、もう片方に浴槽が並んでおり、直人は掛け湯をしてから湯に浸かった。「あ〜極楽〜」と年寄りじみたことを言いながらゆっくりし、およそ15分ほど湯に浸かってから入浴を終えた。
リフレッシュもでき汗も流せて、ついでにポカポカになった直人はそのまま司令部天幕へ従兵の永田二等兵とともに向かった。司令部天幕の中には既に参謀長の皐少将と第二師団長の久留米少将、第三師団長の木更津中将が来ており
「おや、直人司令おはようございます。本日は随分とお早いようですな」
皐少将がニコリと笑いながら挨拶してきた
「まぁ、ちょっとね…」
と曖昧に笑って誤魔化す直人
「ところでこんな朝早くにどうしたの?」
と話をずらして皐少将に聞く
「あぁ、それがですね。ついさきほどなにやら白龍帝国の方が来まして。『本日、天の光が真上に来た頃、そちらにて現在我ら近衛軍が把握している情報を伝達したい』との事でしたな」
「ってことは正午辺りにここに来るってこと?」
「おそらく」
と言われ、「どこでやるつもり?」と直人が質問する
「ちょうど今しがた久留米と木更津中将と話してこの司令部天幕横に残った天幕を使った囲いを作ってそこでやってはどうか?と言う意見に至りました」
「ん、分かった。じゃそれでいこうか、天幕は足りそう?」
「それは集めてみないことには分かりませんが、まぁどうにかなるでしょう」
と皐少将が答えた
「じゃそれは頼むとして、あとの3人は?」
直人はここにいない3人について聞いてみると皐少将、久留米少将、木更津中将の3人は苦笑を浮かべ
「あの3人は朝が弱いというわけでは無いのですが、少し来るのが遅いんですよ。たぶんもう10分待てば来るんじゃないですか?」
木更津中将がその苦笑を代弁するかのように言った。
その後、木更津中将が言った通り10分後に来た残りの3名はまだ眠そうであったが、直人を見ると「え!直人司令!今日は随分早いですね!?」のような感じで驚いていた。
さて、いかがだったでしょうか?皆様からの意見、感想、評価、レビュー、誤字報告お待ちしております!
それと、本年も「目指せ!無人島脱出!~転生したはいいがなぜ無人島に!?~」をご愛顧いただきありがとうございました!来年もどうぞ作者ともどもよろしくお願いいたします!




