第86話
皆さま、お待たせしました!間が空きましたが、最新話を投稿させていただきます!
今話は前回、直人のもとに一通のメールが来たところからとなります!
傅朱との会談中に直人のスマホに来たのは、またまた神からのメールで『いやはや、大変そうだねぇ。そんな君にはささやかなプレゼントをあげよう』という言葉と、《軍隊購入ギフト〜師団規模用〜》と書かれた無料券数枚が添付されているメールというものであった。
それを読んだ直人は、顔の分からない神がフフフ…とほくそ笑んでいる姿を想像し、(はぁ…また神の暇つぶしかぁ…)と諦めて傅朱の願いを受け入れる。
その後、そそくさと宮廷の壁の裏側に向かいその無料券を使って何を買うか直人は悩みに悩んだが、三個歩兵師団と一個戦車連隊、一個飛行団を購入。お馴染みとなりつつある個性豊かな各師団もしくは連隊からの紹介を聞き、宿営地の設営を命令した直人は次は傅朱の元に戻って「さっき聞いた近衛軍の人たちと会わせてくれない?」頼んだ。
すると傅朱は嫌そうな顔をしながら面会させてくれたが、『貴様らの力など借りん!』と門前払い。しつこく待っていると痺れを切らした傅朱が中に押し入り、無理やり会談を執り行わせた。その中で『貴様らは我らの後ろにいろ』という意味合いの言葉を言われて部屋から放り出され、直人は宿営地まで帰り陣地構築を命令したのであった。
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その数時間後…
皐「各兵団、現状を報告せよ」
久留島「第二兵団《第2師団のこと。以下師団のことを兵団、連隊もしくは大隊を部隊、中隊以下を隊と会話内では呼称する》、現状異常なしであります。」
と抑揚なく機械のように話す第2歩兵師団師団長の久留島少将と
木更津「同じく第三兵団、異常はない。引き続き陣地構築に邁進してくつもりだ」
やや面倒くさそうに報告をする第3歩兵師団師団長の木更津中将、
犬崎「第四兵団、まだまだ元気ですぞ!総統殿!」
にっかりと輝く白い歯を見せながらThe・男な風貌の犬崎少将
剣山「さぁさぁ参りましょうぞ直人様!早く敵を蹴散らしてぇ!」
ガルルルと今にも言いそうである好戦的な第十四戦車連隊連隊長の剣山大佐
峯山「…第五飛行団、大丈夫です」
隣でうるさい剣山大佐を鬱陶しそうな目で見ている峰山中佐が最後にそう締めくくった
皐「うむ、変わりないようで結構」
報告を終えた面々を見た今回の戦闘において参謀長を務める皐少将が満足そうに頷く
皐「総統、作戦会議を始めてもよろしいでしょうか?」
会議が行われている部屋の隅でその様子を眺めていた直人へ会議進行の許可を求めてきたことに対し、「うん、お願い」と許可を出した
皐「はっ、ではこれより作戦会議を始める」
そう言うと、メンバーの前方に貼られている地図-白龍帝国の帝都「洛江」の北部5kmの地点に広がる平原に指し棒を当てた
皐「まず、作戦であるがおおまかに現在構築中の防御陣地に展開し防御を基本とした漸次殲滅作戦とする。配置は第一塹壕に第二兵団と第三兵団、第二塹壕に第四兵団が展開。遊撃として剣山部隊がこの第一塹壕横にある森林地帯にて別命あるまで待機。最後に第五飛行団から常時一個飛行戦隊が上空に待機し随時支援を行う、という作戦で行こうと参謀部は考えている。詳細はこれから詰めようと思っているが異論はないか?」
皐少将が指し棒を地図に当てながらざっくりと今作戦を説明した
木更津「師団砲兵は塹壕の後方から砲撃支援なのか?」
木更津中将が手を挙げずに質問する
皐「通常であれば砲撃支援を行いたいが、白龍帝国の近衛軍が我らの前方に展開する予定のため、前線司令部前方1km地点にそれぞれ散開して展開してもらうが剣山部隊と同様に別命あるまで待機、ということになる」
と少し口惜しげに答えた
犬崎「ということは実質歩兵のみの戦力となるのか!?」
唾を飛ばしながら大きな声で犬崎少将が叫ぶが
峰山「いや、我ら第五飛行団をお忘れなく」
そう叫んだ犬崎少将をやれやれとジェスチャーをしながら峰山中佐が補足した
犬崎「あ!そうだったそうだった。今回は飛行隊がいるんだったなぁ!となると…う〜ん?」
思い出したというときに出るピコン!という擬音が似合うほどの表情をしてそうだそうだと言ったが今度は額にシワを寄せて考え始めた
久留島「航空機であれば砲兵のようなことが可能であります」
犬崎少将の様子を見ていた久留島少将がそう再度補足する
犬崎「じゃあ大丈夫か!安心だぜ!」
それを聞いた犬崎少将はワハハと笑いながら満足そうに言った
皐「そういえば、総統。近衛軍の方々とのすり合わせはもう行われてますか?」
皐少将が直人に近衛軍についての疑問を投げかける
直人「あぁその事なんだけど、すり合わせも何も『我らは貴様らの前に出る!せいぜい邪魔するでないぞ!』みたいなことを言われたっきりなんも連絡来てないや…」
のほほ〜んと直人が答え、それを聞いた皐少将が驚愕した
皐「……」
言葉が出ないという表情の皐少将に直人は
直人「まぁ、あちらさんがそう言ってるんだから俺らは言う通りにしとこうよ」
どうってことないという風に言い
直人「後は各々割り振られた仕事を全うしましょ?てなわけで皐少将、後はよろしく〜」
直人は手をヒラヒラと振りながら部屋を出ていった。
部屋にいた面々は出ていったのを見届けた後、「撤退を行う場合はどのように撤退するのか」などといった詳細を夜遅くまで詰めたのだった。
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