第83話
皆さまおはようございますこんにちはこんばんは!
いや、暑い。暑すぎる!皆様は暑さで解けていらっしゃいませんか?レアステーキになっていませんか?笑くれぐれもレアステーキになってしまわないように気を付けていきましょう!
前置きは置いといて、本日最新話が書きあがりましたので投稿いたします!お待たせしてすいませんでしたm(__)m
直人と皇帝、その少しあとに坂村少尉といつのまか足音立てずに着いてきていた1人の役人の4人が皇太后のいた屋敷?から出て横道を横切り、一番最初に入ったとても大きい御殿にまたも入っていく。そこで止まるかと思いきや通過して今度はもっと奥に入っていき…と御殿を三つ通り抜けおよそ一時間かけて部屋まで案内された。
その道中、直人がここまでの道のりを思い返して(御殿に次ぐ御殿って…この宮殿はどれだけでかいんだよ…)とややゲンナリしていたのは脇に置いておこう。
直人たちが入った部屋は応接室のような造りで、さきほど皇太后のいた部屋よりも幾分か豪華な内装が施されており、壁には歴史の資料集などに載っていたりする仏教絵画の曼荼羅?みたいなやつが掛けられていたりもした。
「さて、直人殿であったかな?椅子に腰かけるが良い」
先に椅子に座った皇帝から着席を促される。直人が対面になるように長椅子に座ると、その後ろに坂村少尉が控えた
「茶は何がいいかな?香り高い龍茶や香花茶もあるが」
皇帝からなにか飲むかと直人は勧められたが、本人は飲み物の名前を言われても分からず「あ、お、おすすめで…」と口ごもる
「ふむ、なら外海人に好評の葉茶がいいか。…葉茶を2つ頼む、それと菓子かなにかも一緒にな」
皇帝は着いてきていた役人にそう命じ、用意させた。
少しして直人と皇帝の前に薄緑色をした温かいお茶が登場する。それは日本人に馴染みが深いとも言える緑茶そのもので、その葉茶と共に出された菓子はこれまたお盆とかによく見かける落雁だった
「む、糖子しかなかったのか?」
これを出された皇帝は怪訝そうに持ってきた役人に聞く
「はっ、食房の者に聞きましたが今あるのは糖子しかないと言われましたので…」
役人は申し訳なさそうに答えた
「朕は豆饅がよかったのだが…まぁないものは仕方のないな…」
それを聞いた皇帝はやや残念そうな顔をしたが、出された糖子を食べる
「…甘すぎるから朕はあまり好きでは無いのだが…はぁ…。おっと直人殿、こんな姿を晒してしまいすまない」
「い、いえおっお気になさらず」
直人は借りてきた猫状態になっており、話が続かない
「あ、まだ自己紹介をしていなかったな。朕はこの白龍帝国の第24代皇帝である。字は閻、名は傳朱だ。よろしく頼む」
「わ、私はっ、わ、わわ若葉な、な直人でででです!よ、よよよろしくお願いしましゅっ!?」
直人は緊張しすぎて噛んでしまい、それを見た坂村少尉は額に手を当てそうになった
「そんなに緊張せんでもよいぞ。おそらくだが歳は近いだろうしな」
緊張している直人を見た傳朱はハハハと笑いながらそう言った
「そ、そうなんですか?」
傳朱の見た目は背が高いが日に焼けていて、ガタイがはよく体は程よく鍛えられている。顔は濃い顔と言えばいいのだろうか、とにかく彫りがやや深い印象を受けた
「それはいいとして、前から聞きたかったんだが直人殿の軍は一体どのような軍なのかね?」
「え?我が軍ですか?う〜ん、我が軍は銃と呼ばれる武器を持っていて、主に車という乗り物で移動しているかな?」
そう直人が答えると傳朱の雰囲気が変わった
「ほう。それはどのような武器なのかね?」
「そこまでは分からないからなんとも…」
「ふむ、先程見た感じ近接武器のようだが遠距離武器にも見えたな。近接の場合はいいとして遠距離の場合はどのくらいの威力を持つのだろう。しかし、射程が気になるな。我が軍の保有している弓は千弦まで届くが、当たるかどうかは別だ。基本は二百〜三百弦でないと有効打はではない。では………」
となにやらブツブツと言いながら自分の世界に入っしまったようだ。それを見ていた直人は既視感を覚えるが、すぐには思い出せなかった。少し考えていると同じ転生者である勝海に似ているなと感じた。なぜなら、勝海も自分が好きな軍事の話題になるとこのようにブツブツと言い出したりベラベラと話し始めたりしていたからだ。
そんな状態になってしまった傳朱が元の世界に戻ってくるのは一時間後であった
「す、すまない。好きな話題になってしまうと自分の世界に入ってしまうのだ」
とやや照れくさそうに話す
「んんっ。とりあえず、後で見せてくれないか?」
皇帝自身が武器や兵器を見せてくれと頼んできたからには断る訳には行かず、「まぁ、いいですよ」と直人は答えた
「なら良かった、楽しみに…ん?なんだ?」
傳朱が話している最中に扉がノックされる。「何用だ」と傳朱が問うと「陛下っ火急の件がございます!」と扉の向こう側から聞こえた。
「入れ」と促すと入ってきたのは鎧を着た兵士で、部屋に入るとすぐに床にひざまづいた
「なにかあったのか?」
傳朱は落ち着いた様子で兵士に話しかける
「はっ、地方において反乱が発生致しました!加えて、まるで呼応するかのように海遊民族による侵略も始まりました!」
「なんだと!!」
傳朱がガタッと立ち上がる
「その反乱を起こしたのは!」
傳朱が問い詰めると
「おそらく、超氏かと思われます!」
「なぜ…だ…。なぜ超氏が反乱を起こしたのだ!」
立ち上がった傳朱がそれを聞いた途端どっかりと椅子に腰を落とし、机を拳で叩いた
「なぜ、母上の家が反乱を起こしたのだぁ!」
もう一度机に強く拳を叩きつける。叩きつけられた机には目に見えるほどのヒビが入っていた
「…現行兵力で迎撃は可能か」
はぁはぁと息を若干切らしながら、伝令の兵に聞くと
「はっ、李将軍曰く『迎撃は可能だが、それもいつまで持つか』とおっしゃられておりました」
それを聞いた傅朱は頭を抱えしばらく黙り込んでいたが、やがて決断したかのような顔で直人に対して言った
「……すまないが、直人殿。助力願えないか?」
これからやってくるとんでもない波に身震いをしてしまった直人であった。
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