第80話
投稿が大幅に遅れてしまってすいませんでしたm(__)m
本日、最新話ができたので投稿します!本日の話も直人たち視点ではありません。
〜中村中佐視点〜
直人たちが白龍帝国の帝都に着き、そして勝海たちがフランク王国の王城に潜り込んだ様子を聞いていた頃…
「岡本、報告は?」
中村康中佐は、総統で総司令官たる直人がいない間の業務などの統括を行っている。今は副官の岡本哲男大尉から午前の報告を、海軍陸戦隊司令官室にて聞いていた。
「は、本日も何もございません」
敷島防衛軍の物資全般の管理統括している岡本大尉ではあるが、影が薄く直人は未だに気づかれていない。ともかく、本日も何も異常は無いようだ。報告を終えた岡本大尉が退室して少したった後、ドアをノックされた。中佐は岡本大尉が何か報告し忘れたことがあったのかと思いながら「どうぞ」と言って入らせようとする。がしかし、そこに居たのは別の兵士で、ドアのすき間から顔を出して「あの、それは無理かと」と言いながら時折顔を引っ込めては何か言っている。「どうかしたのか」とドアを開けるとそこには兵士の手を握っている男の子がいた。その男の子は黒髪で目は金色と珍しく、さらに頭には三角のイヌミミ、おしりには黒いフサフサのシッポがふりふりと左右に揺れている。
「あ!なかむらさんだー」
と中村中佐を見た途端に腰に抱きついてくる。それに中村中佐と兵士は驚く。
(ん?黒いシッポに金色の目…どこかで見た気が…)
中村中佐は男の子の特徴を見て何かがあたまにひっかる。腰に抱きつく男の子の様子を見て、ふと最近見ていないあの黒いオオカミのとこを思い出した。
「ねぇ、君の名前教えてくれないかな」
目線を下げてまさかと思いながら聞くと
「僕はコハク!」
男の子ーコハクはそう元気いっぱいに言った。その答えに中村中佐は目を見開いて、兵士にメアリを呼ぶように命じ、コハクを自室に入れて飲み物が置かれている棚からコップを1個、ラムネを一瓶を出してコハクの前に出す。コハクは珍しそうな気になるような視線でラムネの入った瓶を見る。中村中佐がコップにラムネを注ぐとコハクは両手で持って1口飲む。
「シュワシュワするー」
足をバタバタさせながら楽しそうに言い、中村中佐に「ちょーだい!」って言ってくる。中村中佐はまたコップにラムネを注ぎながらメアリが来るのを待つのだった。
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