第79話
皆さま!こんばんは!作者のswordfishです!本日最新話ができたので投稿いたします。
今回の話は直人たちの視線とは違う視線となります。
〜三条勝海視点〜
直人たちが白龍帝国の帝都に着いた頃、勝海たちはやっと、フランク王国の軍港のひとつである『ヴァッサブルク』に来ていた。とは言っても潜水艦「伊ー403 」とその乗員、船団に乗船していた一部を除く連絡士官は、その沖合いにある小島に留まっている。理由としてはこの世界の人たちにとって未知なるものである潜水艦を人目に晒していらぬ騒ぎを起こしたくないからということと、敵であるフランク王国に潜水艦を取られたくないからである。
「司令、現地に潜入予定の隊員が無事敵の王城に潜り込めたようです」
副官であり「伊ー403」の艦長である間鍵伊助が勝海にそう報告する
「うむ、なら会話を聞いてみるとするか。通信士官、回線に繋いでくれ」
そう言って事前に潜り込ませる隊員に渡しておいた小型盗聴器(10万円)の回線に繋げさせる
『……して、今回はどうだったんじゃ?』
回線に繋ぐと老人らしきしわがれた声が聞こえる
『はっ、我らの支配圏を広げるには何も問題はありませんでした。また、少数の島からなる小規模国家を発見し友好を結ぼうとしたのですが、反抗されやむなく占領いたしました』
その問いにキーがやや高い男性の声-エクレールの声が答える
『ほう…で、その後ろにおるのはその捕虜か?』
『はっ、左様でございます。おい、顔をお見せしろ』
エクレールがまた答え少ししてからスピーカーから服が擦れる音がする
『ふむ、向こうの人間共はこのような色をしとるのか』
『左様にございます』
エクレールの肯定の声がした後、突如バタンとドアが開く音がした
『さっき着いたにほ…じゃなくて瑞穂人に似た人がいるのはここでいいのかしら?』
若い女性らしきアルトの声がスピーカーから響く
『おぉ…リナか。なんの用じゃ?確か君には猟兵たちの訓練があったはずじゃが』
『リナ様、ドアを開ける際にはノックをと前にも言った気がするのですが』
その声に気づいたしわがれた声が歓迎の声を上げ、エクレールの声はリナと呼ばれたアルトの声の人物がノックをしなかったことを諌める
『訓練は彼女に任せてあるわ。あとエルうるさい、細かいことはどうでもいいじゃない』
リナの声はそう答え、エクレールには抗議をこぼす
『……フゥ〜ン、瑞穂人って私の知ってる人種と外見は似てるのね』
コツコツと靴音が近づいてきてからなるほどといったリナの声が聞こえた
『そうだ私、この人間預かってもいいかしら?』
閃いたといった感じでリナ の声が提案する
『はぁ…リナ様また遊ばれるのですか?』
エクレールがため息をつきながら言う
『別に遊ぶわけじゃないんだけどね』
と否定し、隊員をどこかに連れていくようだ
「…この後も録音しておきますか?」
間鍵艦長が勝海に聞く
「一応しとけ」
それを聞いた間鍵艦長が通信士官に言って録音させるようにさせる。
あとで直人にも伝えるように言っておくかと思った勝海だった。
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