第67話
今回の話は、白上中尉の視点となります。
~敷島防衛海軍陸戦隊特別護衛小隊第一分隊分隊長白上中尉~
直人から滞在中の資金を持ってきた物資から使わなくなったものやいらないものを、小数持ち出しそれを売却することで得ることという命令が下されたことにより、急遽各分隊による物資争奪戦が始まった。
「いや、なぜここに来ていきなりゲームを始めるんだ!?」
そうツッコミをいれる白上中尉の視線の先にはいつのまにか木箱が置かれ、そこに各分隊の腕自慢が中央に集ってバチバチと視線が火花を散らしている様子と他の分隊の分隊員たちが取り囲んでいる様子が広がっていた
「これより!各分隊の資金となるであろう物資の争奪戦、腕相撲対決を執り行う!ルールは簡単、純粋な己の力のみで戦うことである!勝ち抜いたものには優先的に物資を選ぶ権利が与えられる!野郎共!金は欲しいかー!」
すると、進行役らしき将校が木箱の上に片足を乗っけながらメガホン片手に対決を仕切り、観衆を煽る
「「「「「「「うぉーー」」」」」」」
「よぉし!まずは第二分隊、第四分隊の代表!前へ!」
護衛小隊に属する四分隊のうち、第二分隊のマッチョな代表と第四分隊の背が高く体格のいい代表が呼ばれ木箱を挟んで対峙する
「両者、構えっ!」
仕切り役の号令とともに両者、腕を木箱に載せて体勢を整える
「「「「「「「よぉーい…どん!!」」」」」」」
野次馬の掛け声に合わせて対決がスタートする
「うぉりゃぁぁぁぁ」
「とぉぉ↑ぉぉぉ↓い」
となんとも暑苦しい二人の掛け声が響き
「オラァ!もっといけるだろうがっ!気合い出せぇっ!」
「お前の本気はそんなんじゃないんだろ!本気をみせやがれぇ!」
「今月分の酒がかかてっんだ!負けんじゃねぇぞ!」
と野次馬も野次馬で威勢のいい応援が飛ぶ。一方で、
「俺は第四分隊に賭ける」
「いや、第四はないな。儂は第三に煙草を三箱賭ける」
「何をいうか、第一だろ」
とやんややんややっている野次馬の外側で一部の隊員たちによる賭けが行われていたりもする
「小隊長はどちらの分隊に賭けます?」
とどこからか持ってきたラムネを飲みながら第一分隊の坂東二等兵が声をかけてくる
「いや、 賭けない。というかなぜこんなことになるのか不思議でたまらん。ところでそのラムネはどこから持ってきた?」
坂東二等兵にそう答えつつ、その手にあるラムネの出所を聞く
「え?このラムネはあそこの屋台で買いましたが」
と対決の後ろ側にまたもいつの間にか設営されていた複数の屋台が並んでおり、坂東二等兵が手に持っている『ラムネ』や『白身魚の串焼き』や『寿司』なんてものが売られていた。どうやら主計科の兵士や将校が自主的に開いているようである
「うちの軍ってお祭り好きの集まりだったっけ?」
呆れ顔で坂東二等兵に言うと
「さぁ?どうでしょうか?」
そう答えが返ってくる
「…終わるまで時間があるだろうから、ちょいと腹ごなしに何か買ってくる」
「あ!じゃあ『ライスカレー』と『フルーツポンチ』をお願いします!」
「はいはい、わかった」
ヒラヒラと手を振って屋台に向かって歩き出す白上中尉だった。
う~ん・・・次の展開をどうのようにしようか思いつかない。どうしようかなぁ・・・・
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