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目指せ!無人島脱出!~転生したはいいがなぜ無人島に!?~  作者: swordfish
第四章 初めての・・・
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第65話

今回は艦隊が係留している埠頭でお留守番中の隊員たちの様子です(笑)

直人が寧々に引っ張られて騒いでいる頃…

埠頭では「三鷹丸」から滞在中に使う物資やらを降ろし終わり、暇していた残りの護衛の兵士たちや艦隊の乗組員がぼけーっとしていたら、艦隊旗艦の軽巡「矢矧」の艦長の小波小平太が帰り直人の命令を告げて

「本日の宿舎へ荷物を運ぶ隊以外は事前に決めた当番通り、自由に過ごしてもよい」

という命令のもと、ほうほうに散っていった。


~敷島防衛海軍陸戦隊特別護衛小隊第一分隊分隊長白上中尉~

本来は海軍陸戦隊第二銃隊の第四分隊分隊長だが、護衛小隊の小隊長として白龍帝国の港町「潮煙」にやって来ており、現在は小波艦長から解散を言い渡され、どのように過ごすか埠頭の隅で分隊員と輪になって話し合っていた。


「しょーたいちょー、どこに行きましょー?」

小隊員でもあり第一分隊の分隊員でもある萌木兵長(女性)から小首をかしげるというあざとい(のか?)仕草とともに聞かれた

「そうだな。一応、小波艦長から一九○○(ヒトキュウマルマル)までにこの宿舎まで来いと言われているが、今の時刻は…」

と支給されている地図の丸印を指差しながら、今や全員に支給されている懐中時計を取り出して時刻を確認する

一○一四(ヒトマルヒトヨン)か、となるとどこかで昼食を挟まなければならな…おい、金持ってるか?」

唐突にふと思ったことを分隊員に投げかける

「え、お金?ないですよ?」

と萌木兵長。

「支給されてないしな」

「というか、この国での単位ってなんだろうな」

「「「さぁ」」」

「……」

とその他の分隊員も口々に言う。その様子を見た白上中尉はダメだこりゃと額に手を当てる

「…はぁとりあえず、本部に相談してみるか…」

と立ち上がって艦隊の司令部へと足を向けた。


~護衛艦隊旗艦「矢矧」艦内食堂前~

艦隊司令部が置かれている軽巡「矢矧」の食堂へ赴くとそこには他の分隊長らも押し掛けていた

「おっ、やはり全員この事に気づいたか。よぅ、司令部はなんと言っている?」

顔見知りの分隊長に声を掛けると

「おう、白上中尉か。『少し待て』だとさ…若葉司令…しっかりしてくれ」

そう答え、ため息を漏らすと、同感だと周りの分隊長たちもうんうんと頷く

「俺達のことを気にかけてくれるのはいいけど、こう、どこか抜けてるんだよなぁ」

と別の分隊長が会話に入り

「分かる。まぁでもそれがいいんじゃないか?」

とまた別の分隊長も会話に入る

「それはいいが、直人司令はよ、俺が聞く限りかなり女性をたらしこんどるらしいな」

とまたまた別の分隊長が会話に入り、何故か女性関係について愚痴り始めた

「あ、それ聞いたことあるぞ。合計で5人だそうだ…あれっそんなにたらしこんでないな」

「いやっ、俺は10人たらしこんでると聞いたぞ」

「いやいや、俺は15人」

「えーっそんな少なくないでしょ。30人じゃなかったっけ」

といつしかワイワイと騒ぎ出してしまっていた

「おーい、貴様ら。司令にお前たちがそのようなことを言っていたと報告しようか?」

「「「「いや、やめてください。申し訳ありませんでした」」」」

いつのまにか食堂の扉を開けていた司令部要員がそのようなことを笑いながら言うと分隊長たちが一斉に頭を下げて謝る

「まぁする訳ないが、ともかく司令からの伝言だ。『各自、船に積んでいた物資を少量売って稼げ』だとさ」

と苦笑しながら紙を見て話す

「了解した」

分隊長を代表して白上中尉がそう答える。「じゃ、そゆことで。お前らは娑婆(しゃば)で楽しんでこい」と言い残して扉を閉めて解散という空気になったため、白上中尉も自分の分隊へと戻っていった。

知らない人がいるかもしれないので一応補足しておきますが、作中に登場する「娑婆」とは旧海軍での陸上の街や都市の事を指す隠語のようなものです。

誤字脱字がありましたら遠慮なくどうぞ!

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