第63話
な、なんとか年を明けないうちに投稿できました・・・(;^_^A
本年も皆様のご愛顧ありがとうございました。また来年も宜しくお願い致します。
今回の話は前回の会談の内容です。どうぞお楽しみください!
唐突に始まった会談に対して直人たちは多少困惑したが
軍人A「私は白龍帝国皇立海軍大将の黄仂と言います。海軍の渉外関係を統轄、担当しています。以後よろしくお願いいたします」
と軍人には珍しい物腰が弱そうな中年男性が自己紹介をはじめる
軍人B「次は私ですね。初めまして私は皇立海軍参謀本部の副参謀を務めています胡萬歙です」
片眼鏡をしている軍人より文官ではないかと思う若い男性が次に言った
役人A「えー次は私ですね。帝国府行政大臣の柳宗奄です。以後お見知りおきを」
かなり肥満体な男性が脂肪を揺らしながら苦しそうにお辞儀をする
仂「これで全員ですかな。ではお次はそちらの紹介を」
ローレライ「私は天光教の第7位使徒「ローレライ」と申します」
ローレライは次はあなたよと目線で直人に振る
直人「あー、僕は若葉直人と言います。軍事国家「敷島」の総統と敷島防衛軍の総司令をしています。今日はローレライさんの護衛として来ました。よろしくお願いします」
といつも通りに話した
小波「私は敷島防衛海軍所属軽巡洋艦「矢矧」艦長の小波小平太です」
小波は短めに自己紹介をした
仂「単刀直入にお聞きしますが、あなたたちはどのような目的で来航されたのですか?」
ローレライ「私はここに派遣されている宣教師たちの視察よ。彼ら、直人さんたちは先ほども言っていたけれども私たちの護衛として途中で雇いました」
萬歙「なるほどなるほど。それは良かったですな、なにぶん今は少し情勢が悪いですから」
と萬歙がホッとしたかのような表情を浮かべる
宗奄「いやはや、鉄の船がやって来ると聞いて民の騒ぎを納めるのに軍を動員するとはおもわなんだ…」
宗奄はどうやら暑いのか懐から手拭いを出して顔を拭いている
直人「あ、あはははは…それはご迷惑をおかけしました」
と苦笑いを浮かべる直人
ローレライ「所で、その情勢が悪いというは?」
直人(うわ…ローレライさん思いきったこと聞くなぁ…)
宗奄「いやですね、最近民の間、特に漁民の間で『鉄の塊みたいな船が近くを通っている』という噂がたっていまして…それでまた侵略をしに来たのではと民草が殺気だっているのですよ…」
宗奄はもともと我が国は有力諸国から狙われやすいですからと付け加えた
ローレライ「そうでしたか、それで対処できそうですか?我々としても宣教師を守りたいので、もしできないようであれば本国に連絡し、聖光軍を派遣するように打診いたしますが」
萬歙「それは大丈夫ではないかと。なぜなら船で侵攻してくるということは兵の数が少ないはずです。そうなれば数で押して追い出すまでです」
ローレライの提案に対して萬歙がその提案を拒否する
ローレライ「もし、それでも侵攻してきた場合はどのように?」
萬歙「それはないでしょうな。我が国は兵力で言えば西側の国では一番を自負していますからね。もしきたとしても数で潰すのが一番でしょう」
萬歙がふふんとどや顔?のような表情をする
小波「水を差すようで失礼ですが私としては慢心はいけないと思います」
今まで黙って会話を聞いていた小波艦長が話に割り込む
小波「もし攻めてきて、それに対して数で押し返せなかったら、どういたしますか?」
仂・萬歙・宗奄「……」
小波の核心をついた質問に3人は黙りこむ
小波「私自身、艦の艦長でありますから艦のこともそうですが、乗員のことも考えています。乗員が居なければ艦は動かせませんから。それに人命を預かる身ならば常に最悪を想定しておくべきだと考えております」
小波の的確な意見に直人は驚いた顔をする
小波「ですが、最悪なことばかりを考えるのは心によくないですから、ほどほどに考えていくべきではないでしょうか」
萬歙「…すまなかった」
いきなり萬歙が机に手をついて頭を下げられた
萬歙「我々はあなた方がどのような人々なのだろうか試していたのだ。小波と言ったか、そなたは切れ者だな。直人殿、よき部下をお持ちであるな。羨ましい限りだ」
と萬歙が朗らかに笑った
直人「あ、ありがとうございます…」
いきなりの褒めに照れる直人
ローレライ「ということは私たちは入国してもよいと?」
宗奄「もちろんですとも」
宗奄がその巨体を揺らして歓迎する
仂「では、ゆっくりと我が国をお過ごしくだされ」
会談は終わりと三人それぞれが握手を求めてきた
直人「えぇ、楽しんできます」
直人たち三人が握手に答え、直人が笑顔でそう締めた。
こうして直人たちは無事、白龍帝国に入国できたのだった。
皆様!今年最後の投稿どうでしたでしょうか?できれば感想等々お願いします!
誤字脱字がありましたら遠慮なくどうぞ!




