第57話
前回の最後はフラグに当てはまるのかなぁ・・・?
会議の翌朝…
「ふぁ…」
そろそろ起きようと直人が布団をどかしかけ、
「……ぅん?」
手を動かしたら、サラサラする手触りとすべすべする手触りのものに触れた。そのサラサラした正体を見るために布団を一気に剥ぐと…
「…えぇっ!?なんでぇっ?!?!」
その正体に直人は一気に目が覚める。
その正体は髪が茶色で異世界ものによく登場するネコミミ獣人の少女が丸まってすやすや寝ていたのだ。ちなみにその少女は一糸纏わない状態である。
そしてその状態の二人を第三者が見ると…
―ガチャ!
「司令っどうかs……し、失礼しましたっ」
さきほど直人が上げた声を聞き付けて様子を見に来た従兵がドアを開けて、硬直した後に逃げるように扉を閉めた。
「…ってちょっと待ったぁぁっ、俺っ、何もしてないからぁっ、だから勘違いしないでぇっ」
あまりの衝撃に固まっていた直人は、慌てて従兵がした勘違いを正すために部屋を出る。
だが、既に時はおすし…ではなく遅し。その騒ぎを聞き付けた他の兵士たちも「なんだなんだ?」と野次馬としてやって来ると同時に直人の目の前に中村中佐が立ちはだかり
「直人司令、ちょっとお話ししたいことがあるので司令室に来ていただけますか?」
顔は笑っているのに目が笑っていない中村中佐が優しく話し掛けた
「あ、い、いや中村中佐?これはまったく関係がなくて…」
「言い訳はあとで聞きますので、さ、行きましょう?行きましょうね?」
中村中佐が直人の手をぐいぐい引っ張って司令室に連行しようとする
「いや、待ってっ待ってっ俺、なにもしてないからァァァァ」
朝から基地中に直人の悲鳴が響き渡った。
「はぁ…つまり、前日の夜は女性を連れ込んでおらず、朝起きたらこの女性がいた、ということですか?」
中村中佐がやや呆れながら俺の言い分をまとめた
「だから、そうなんだって。そもそも俺は彼女いない歴=年齢だったんだし…」
と直人が抵抗を試みる
「まぁ、直人は大学のとき、連れ込まなかったほどの奥手だったから、今回のようなことはありえねぇな」
いつの間にか司令室に入ってきていた勝海がそのように言う。その言葉が地味に直人の心を抉った
「…それで、彼女はどのようにいたしますか?司令」
説教は終わりと中村中佐が件の女性をどうするか直人に判断を仰ぐ
「う~ん…さすがに男所帯の基地にいるより、村に行かせた方がいいよね。ということで、寧々さんを呼んでくれないかな?」
中村中佐に対し、寧々を呼ぶように命令。それを聞いた中佐は司令室から呼びにいかせる人員を決めるために出ていった。
「…なぁ、ローレライさんたちの天光教という宗教は何ともないかな?」
ふと獣人少女について、なんとなく嫌な予感がしていたため、勝海に聞くと
「さぁな、というか昔から宗教というのはめんどくさいということに変わりはないだろ」
勝海はそう吐き捨てる。
むむ…とこの違和感が拭えないままでいた直人だった。
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