第52話
今回は同じ敷島防衛海軍の別視点です。
~敷島防衛海軍所属暁型駆逐艦「暁」~
一式陸攻が潜水艦を発見した頃、その一式陸攻がいる反対側の海域―東方海域と直人たちが便宜上呼んでいる海域で1隻の駆逐艦が定時哨戒任務を行っていた。
その艦首部にある一二・七糎連装砲を指揮する砲術科の下士官である陵少尉は、部下の水兵数人とともにせっせと甲板磨きを行っている。普通の下士官は水兵を働かせ、自分らはただそれを監督するというのことが多いが、この陵少尉は珍しく指揮もするが部下と一緒に作業を行うというちょっと変わった下士官だったのだ。
「少尉、今日も暑いですネェ~…」
ふぅと額の汗をぬぐいながら陵少尉のとなりで、部下の一人である御倉一等水兵(御倉一水)が甲板を磨く手を止める
「休憩もいいけど、手を動かせよ。俺は構わないが他のやつが見たら雷が降ってくるぞ」
自らは手を動かしながら注意する
「いや、だって暑いのは暑いんですから…そのうち干からびますヨォ…」
注意されたことに対してブーたれる
「はぁ…あとで主計科のやつに何かもらえないか交渉するか…」
この愚痴はいつものことなので陵少尉はため息をつきながらそれとなく言う
「え、やった!よっしゃやるゾォ」
そのことをめざとく耳にいれた御倉一水を含む部下たちはせっせせっせと磨くスピードをあげる。
そんな感じで一気に作業を終わらせた。
作業が終わって一息いれていると、砲塔内に待機していた水兵から「少尉!砲術長より戦闘準備が下命されましたっ!」と伝えられたため、外に出ていた水兵たちに弾薬を取りに行かせ自分はその水兵とともに砲塔に戻った。砲塔内に戻ると
「艦橋からはなんと?」
「はっ、左舷345度距離2000に不審船を発見とのことです」
と返ってきた
「わかった、今他のやつらが弾を取りに行ってるから装填準備を頼む」
陵少尉は砲塔内にいた部下に弾薬が到着したらすぐにでも撃てるようにしておかせる。
すこし待つとエレベーターで下から砲弾と炸薬が上がってきた
「よし、いつでも撃てるようになってるな?できているならその場で待機」
「「「了解」」」
そうやって待機していると伝声管から「総員、戦闘体勢解除」という連絡が来た。それを聞いた少尉は砲弾と炸薬をエレベーターで下に戻して艦橋から指令が来るまで待機することにする。
砲塔内にいた二人の水兵は
「何があったんだろうか」
「たぶん、不審船から救援要請が来たのかもな」
「ということは難民か?」
「さぁな。それは知らんよ」
と会話を交わしていた。
誤字脱字がありましたら遠慮なくどうぞ
う~ん、書けない・・・
そのため、投稿ペースがたぶんそろそろ落ちるかも・・・?




