第51話
やはり、投稿ペースが落ちるかもしれません。ストックが少なくなってきている・・・
~敷島防衛海軍所属海軍飛行隊第二飛行隊第六分隊三番機(一式陸上攻撃機)~
―ブゥゥーン
海の上、上空2000メートルに深緑色で円筒形の機体をもつ航空機―《一式陸上攻撃機、通称一式陸攻》が、双発のエンジン音を響かせながら飛んでいた。
その航空機にはコックピットに機長と副操縦士、機内には観測員をはじめとした五名の計七名の搭乗員が乗っている。
「こちら前部、異常なし」
「こちら後部、同じく異常ありませ~ん」
機体の先端にある射爆員席と尾翼にある旋回機銃座から眼下の海面を監視していた射爆員と搭発員から機長に向けて自作の伝声管を使って報告する
「しっかし、早く戦果あげてぇな」
と言う声と
「分からなくもないがよ、でも平和が一番だ」
と言う声が聞こえていた。
それを聞いていた機長は
「おい、雑談もいいがしっかり目を光らせとけよな…」
と伝声管を通して話していた兵士をたしなめる
「お~い涼木、上空はどうだ?」
上部の七・七粍旋回機銃を構えている観測員の涼木兵長に聞く
「上部機銃、異常なし。また機影なども見えません」
と返答が来る
「了解」
機長と射爆員と搭発員が伝声管で話していた頃、
「…ん?」
機体中央にある偵察窓のうち左舷の窓に双眼鏡を覗きながら張り付いていた副偵察員がなにかを発見したようだ
「なんか見つけたか?」
その声に気づいた電信員がどうかしたのか聞く
「いえ、たぶん海面の反射かと」
「そうか…」
と電信員は本部から何か無線がないか無線に耳を傾けるのを続けた。
しばらくして、折り返し地点につくが何もなかったため、反転し基地への帰途についていた。突然右舷の偵察窓を双眼鏡で見ていた偵察員が
「…!?機長っ!左舷およそ3200に潜水艦っ」
と潜水艦を発見
「潜水艦!?海上に出ているのかっ!?」
「出ていますっ!艦型は…伊号型ぁ?」
(なぜ、この世界に我が軍の潜水艦が…?しかし我が軍には潜水艦はなかったはず…)
「わかったっ、渡部っ本部に至急連絡っ」
と電信員の渡部少尉に命令。渡部少尉はすぐさま本部に向けて打つ電文を書き出し、それを暗号文置き換えて本部に送った。
少し間が空いて「了解した。ただちに駆逐艦を向かわせる。それまで監視を継続されたし」と本部から返答が来た
「どうだ?真鍋、潜水艦の様子は」
「特になんら変わった様子は…うん?」
行きに右舷側を監視していた主偵察員の真鍋はすらすらと手元に持っていたメモにペンを走らせる
「なんかあったのか?」
その行動を見た機長が聞くと
「あ、えーと向こうから発光信号がありまして…『コチラ、イゴウ四〇三。キキノショゾクヲシラサレタシ』ときたのですが」
その返答を聞き、う~んとしばし機長は考えを巡らせる
「鏡はあるよな…よしっ。こちらも発光信号で『コチラハシキシマボウエイカイグンショゾクナリ。キカンノショゾクヲアカサレタシ』と送ってみたらどうだろうか」
と提案
「わかりました」
主偵察員の真鍋はチカチカと鏡を使って発光信号を送る。
そうして駆逐艦が来るまで監視を続行していた。
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