第50話
さて、あの発掘したダイヤモンドはどうなるでしょう
製造部の宮西さんを探しにまずは設計部事務室に向かう
「失礼しまーす。宮西さんいますー?」
と事務室に入っていき、後からついてきていた従兵は中に入らず廊下で待っている
「あ、総統」
入ってきた直人に対してちょうど事務机に向かって業務をしていた帝国工業の社員数人がペコリと頭を下げる
「あ、ども。ところでさ宮西さんを知らない?」
直人もペコリとお辞儀を返してから宮西の所在を聞く
「宮西ですか…なぁ知ってるか」
直人は近くにいた社員に聞いたがわからないらしく同僚に聞いた
「宮西さんですか?う~ん今日は見てない気がします」
聞かれた社員はそう答える
「まじか~、ありがとね」
じゃあねーと部屋を出ていき、従兵とともに次は研究室に向かう。
研究室と言っても科学薬品とかで実験したりする研究室ではなく、新兵器を開発のほか、その開発のための設計方法の発案や構造の開発などを行っている。しかし、一応科学薬品を扱う研究室も存在する
―コンコン
「失礼しまーす。宮西さんいますかー?」
直人が研究室に入ると
「…いやーどうにかならないかなー」
「現地から不満が出てますしね」
「にしてもよ、九九式の改良は出来るのか?」
「「う~ん」」
三人の研究員が額を寄せあい意見を出しあいながらなにか話し合っているようだ
「一番手っ取り早いのは新式の小銃ですかね」
「「だよなぁ…」」
はぁ…と深いため息をついている
「え、新しい銃が欲しいの?」
額を寄せあって唸っていた研究員たちの後ろからこっそり近づき、ひょっこりと直人が顔を出す
「「「う、うわっ総統!いつからそこにぃ!?」」」
研究員たちは三人揃って飛び退きながらびっくりする
「なんだよ~思いつまってたら言えば良かったのに…」
「い、いえ…さすがに言いにくいかと…」
いまだに驚いたことを引きずりつつも冷や汗をたらしながら一人の研究員が言う
「あ、そうそう。宮西さん知らない?」
直人が本来の目的を、三人の研究員たちに聞いてみた
「あ、宮西でしたら休憩室で仮眠中ですが」
と研究室のなかに二つあるうちのひとつを指差す
「そうか、宮西さんは何時間ぐらい仮眠とってる?」
直人はすこしばつの悪そうな顔をしながら問いかける
「え~と、たしか深夜三時ぐらいに寝たから…六時間ぐらいですかね」
「ありがとね。それと話し合いを邪魔してごめんよ」
一応真剣に話し合いをしているところを邪魔してしまったので直人は謝辞をのべた
「い、いえ大丈夫ですよ」
と返してからまたも三人で額を寄せあいながら話し合っていた。
―コンコン
「宮西さ~ん入ってもいいですかー?」
まだ寝ているかもしれないが一応ノックをしてみる
―…んぁ?どぉなたですふぁー…―
中からあくびを噛み殺しながら答える声がする
「入ってもいい?」
と直人が聞くと、「いいですよ~」と眠たげな声が返ってきたので中に入る
「…まだ悩んでいるのかぁ?それで俺に…って直人総統っ!」
入ってきた人を見て眠気が一気に目が覚めたようだ。とんだ目覚ましである
「総統、なにか私にご用でもあるのですか?」
「うん。ダイヤモンドについての報告書の件なんだけど、あれ100億もするのってマジ?」
「えぇ、その結果で合ってます。さすがに調査した我々も驚きましたけどね」
と苦笑いであった。
こうして、軍事国家「敷島」に臨時収入、百億円が入ったのだった。
何となく淡々とした感じで終わってしまいました・・・。すいませんm(__)m
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