第43話
畑からとてつもない大きさのダイヤモンドの原石が見つかったものの、食料事情改善の方が優先度が高い。よって、そのダイヤモンドは一旦保留するため、調査隊にいる鉱石関係の専門家である三井さんたちが帰ってくるまで価値は不明だ。しかし、寧々は「わーい何かは知らないけど宝石だー」とはしゃいでいる。
とにもかくにも、畑の仕事に戻る。すべての苗を植え終え、次の作業に移った。それは畑の周りに害獣から守るために柵を設置することである。今のところ猪や鹿などといった動物は現れていない。備えあれば憂いなしというやつだ。
「エーイヤッ」「そぉいっ」
掛け声を掛けながらコンコンと杭を地面に指していく。杭の間隔はとりあえず1メートル間隔だ。
ちなみにハンマーを降り下ろしているのは第四銃隊の面々で、一方の村から来た寧々や子どもたち、そして若者らはその指した杭に鉄条網を付けていく。その途中で
「いったぁっ」
どうやらまた寧々が鉄条網のトゲで指を切ったらしい。直人はさきほど買っておいたばんそうこうと消毒液を持って治療する
「えへへぇ直人さんありがとうございますぅ~」
と今し方貼ったばんそうこうを撫でながらお礼を言って、作業を続ける。
また、地面に指している杭はそこらに落ちていた丈夫そうな木の棒を使い、鉄条網はスマホのサイトから購入した。
人数が多かったのが功を奏したのか、これらの作業は一時間もしないうちに完了し、次は農作業用具を保管しておく物置を建てるだけなので1個分隊で建てさせる。寧々はそこへ「お手伝いしま~す」と言って加わった。そして残りの三個分隊は、周囲の探索をかねて偵察を直人は命令した。
~第一六分隊第三一班班員三沢一等水兵~
僕らは元々は三鷹丸の船員や輸送艦の乗員だった。だけど、我が国敷島は人が少なく手空きの人をつくって遊ばせるということは無駄飯食らい、というような邪魔者にさせるわけにはいかないのでそこで臨時の陸戦隊として艦に必要な人員以外は新たに設立された第四銃隊の隊員として配属された。僕もその一人でその日は非番の日だった。そのような日はだいたい訓練を行うがたまたま今日は訓練は行わなかった。なので割り当てられていた兵舎で仲間たちとどんちゃん騒ぎをしていたところ、司令がやってきて「君たち、暇なんだろ?ならちょうどいい、君たちに手伝ってもらいたいことがある」と言われ、半ば強引に連れてこられた。その道中、見知らぬ若い女性が直人司令に話しかけてきて一緒について歩いていった。そしてその女性は明るい性格らしく、終始楽しそ~うに直人司令に話しかけるも直人司令はタジタジになりながら答えているという絵面は見ていて面白かったと言おう
そして、手伝ってもらいたいことがあると言われてついてきたはいいものの、何をするのか分からなかった。けども、そんなことは他のやつらや隊長も思っていたらしくその女性と話している司令に「司令、これから我らは何をしに行くのですか?」と聞いたら「あぁ、君たちには畑仕事をしてもらおうと、ね」と振り返りながら言われ、村まで行きそこで若い人たちを集めてからまた歩いて少しはなれた広場?みたいなとこについたら土を耕すように指示された。
土を耕していたらダイヤモンドの巨大な原石が見つかったのは驚いたけど作業はそのまま続いた。
すべての作業が終わったら、司令から「えーと、ちょっと周りを見てきてくれないかな。あ、でも1個分隊は残ってね」と言われたが、自分達の分隊は選ばれず探索?偵察?隊になった。
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作者自身としてはそのうちドイツのティ―ガーとか出したいなぁと考えているのですが、どうやってそこまでつなげるか苦心しています(笑)




