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第32話

今回は作者初めての海戦回です!楽しんでください!

~駆逐艦「吹雪」艦橋~

本日は駆逐艦「吹雪」の定期哨戒日である。そして快晴なり。

「ん~っぁはぁ~」

艦橋横に出ている見張り台で大きなのびをしているカーキ色のような軍服を着た男がいた。

「いやぁ~本日も天気がいいね~絶好の哨戒日和だよ~」

と肩をコキコキ鳴らしながらほぐしている男はこの駆逐艦「吹雪」の艦長、三枝凪満(みえなぎみつる)である。

「そうですね、艦長。本日は天気もいいですし海も穏やかですしね」

と答えるのは右舷の見張り員の牧田上等兵。

彼は水兵で今は略装として同じカーキ色の第三種軍装に身を包んでいるが第一、第二種軍装は、一般的に水兵(セーラー)服と言われる服で、頭には黒地に「雪吹艦逐駆」と所属艦艇が書かれた白いベレー帽のような帽子を被る。今彼の手には双眼鏡を持っていて、時折双眼鏡で水平線を覗いて見張りを続けながら三枝凪艦長との会話をしている。

そこからは前部甲板も見え、その甲板にはゴシゴシと甲板をブラシで擦っている水兵たちが見える。見張り台で爽やかな海風に涼み、しばらくしてから中に戻った。

中では航海長が操舵輪を握っており艦を操作している。その他にも砲雷撃戦に使う計測機器や羅針盤などややごちゃごちゃしているような印象を受ける。

「副長、今どんな感じだ?」

「はっ、対水上、対空電探及び水中探信機に異常は見られません」

と副長の浮島大尉が答える。

「そうか、んじゃちょっと艦長室で仮眠してくる。緊急の用事だったらたたき起こしてくれて構わないよ」

「了解しました」

と艦長室に戻り仮眠を取った。



二時間経っただろうか、従兵に叩き起こされた。

「ん?何事だ?」

「艦長っ対水上電探に感ありとのこと。至急艦橋にお越しください」

と言った。

「分かったすぐ行く」

起き上がって手早く支度をし、艦橋に向かう。艦橋に行くと副長の浮島大尉が待っていた。浮島大尉が敬礼をし、艦長を迎える。

「浮島、報告を頼む」

「はっ、対水上電探によると現時点では方位182度、距離およそ100000、目視では艦種は帆船、数は不明です」

「分かった。対水上警戒を厳とせよ」

と浮島大尉に命令し各員に伝えさせた。しばらく監視をしていると突如右舷にいた見張り員の牧田上等兵が大声をあげる。

「ふ、不明艦っ発砲っ」

艦橋内が騒然とする。

「発砲した数はっ」

三枝凪が牧田上等兵に問う。

「視認できた限りでは20っ」

「第二戦速っ回避っ」

煙突からの煙の量が増え、速度が上がる。不明艦からの攻撃は全弾外れ、遠弾だった。

「浮島ぁっ司令部に「ワレ、タスウノハンセンヲハッケンセリ。マタ、ハンセングンヨリハッポウ。コレヨリワレセントウニウツル」と打電しろぉっ」

「りょ、了解っ」

三枝凪から指示された浮島大尉が電信室へ伝声管で報告を行う、それを横目に

「総員っ戦闘配置っ右砲撃戦用意っ」

「了解っ右、砲撃戦用意っ第一、第二、第三砲塔戦闘用意っ距離60000っ方位185度っ」

砲術長が計測機器を使い距離を測る。すると前方の第一主砲の一二・七糎連装砲がゆっくり回転する

「弾種っ通常弾っ」

と三枝凪が命令

「弾種っ通常弾っ」

その命令を砲術長が復唱する

少したち、「装填完了っ」と報告がなされる

「てぇーっ」

三枝凪が叫び、砲術長が砲撃の指示を出すとドドンっと一番主砲が火を吹く。すると別の砲術員が弾着を予測し、カウントダウン。

「5、4、3、2、1今っ」

「報告っ」

「近弾4っ交叉(きょうさ)1っ」

「次弾装填急げっ修正と装填が済み次第、目標へ各個砲撃せよっ」

そこへ浮島大尉が戻ってくる

「司令部より返答っ「リョウカイ、ワレコレヨリヤハギ、ミユキ、シマカゼヲシュツゲキサス。マタ、カンソクキヲオクル、ゴシャスベカラズ。キカンノブウンヲイノル」以上ですっ」

「分かったっ各部に伝えろっ」

このやり取りをしている最中にも主砲による攻撃が続き、3隻を撃沈させた。そして緊急出撃してきた軽巡「矢矧」、駆逐艦「深雪」「島風」が駆けつけ、4隻での迎撃が始まった。

誤字脱字がありましたら遠慮なくどうぞ

あと、作中の表現についてあーしたほうがいいんじゃないか、こーしたほうがいいんじゃないかなどもありましたら遠慮なくどうぞ

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