第28話
今回は直人たちの視線ではありません
この世界のかたちは円を思い浮かべていただいてその円の中心に地球でいうヨーロッパのような中央世界があってそこがこの世界での中心であり文化、技術などの中心です。そこからあちこちに大規模~中規模の大陸がぽつぽつとあり小規模な大陸が散乱しています。ちなみに直人たちは中央世界から西側(アジアのような感じ)よりの無人島にいます
ここは白龍帝国の皇宮にある謁見の間。
その薄暗い謁見の間には、両脇にずらりと並んだ大臣や将軍たちと中央には世で仙人と呼ばれているボロボロの服を纏い杖をつき今にも倒れそうな老人、そして当代の皇帝がいた。
「…して、今日朕を呼び出したわけを答えよ」
と奥の玉座に座っている皇帝が老人に問う
「ははぁ…いえ、先日あるお告げを聞きましてな」
「なにっお告げだとっ」
皇帝は聞き入るように前のめりになり、大臣たちはざわつく
「そのお告げとは一体…」
一人の大臣が問うと
「…『南蛮より眷属をつれた流星が来たり、その流星とともに鉄馬が現れ地に眠る龍を倒し、世を変えるであろう』」
そのお告げを聞いた大臣たちは動揺した。なぜなら何者かが皇帝を殺して国を乗っ取るという暗示を含んでいたからだ。
「静まれぃ」
皇帝の一喝で大臣たちはざわつくのをやめた。
「それには朕の行方はどうなっておる」
と老人に聞く
「それは分かりませんな、お告げはお告げじゃからなぁ」
「ふんっ分かった。下がるがよい」
と老人を下がらせ、その後ろ姿が扉の向こうに消えると
「李将軍」
と一人の将軍を呼ぶ
「朕はより不死の薬を欲する、早く探しだし朕に差し出せ」
「はっ必ずや陛下の御前に」
と礼をとって下がったところで集まりは解散された。
一方、ローマティア帝国内のとある教会。
「な、なんということでしょう…」
その教会を任されている司祭の夢の中で天からのお告げが下ったからだ。
「早く、猊下にお伝えしなければ」
と急いで旅支度をして首都「サンタ・ソギア」に向かった。
数週間かかって首都に着き、国の政治を司っている施政庁に転がり込んで「天からお告げを賜った」といい、なんとか皇帝よりも実権があり、国教である「天光教」の教皇、ソギア22世に謁見することができた。
謁見の間にはお告げを賜った司祭をはじめ10人の大司教、3人の枢機卿、そして教皇のソギア22世がいた。教皇は慈愛に満ちた表情で緊張で震える司祭に話しかける
「天から賜ったお告げを教えてください」
と教皇が聞く
「はい、『西に聖なる光を放つ星が現れたり、その星は黒き犬を従えて子羊たちを導く。そして世界に天の光が満ちるだろう』」
お告げを聞いた面々は「なんということか、これも天の導きか」
などの声が出る。そして教皇は
「そうですか、天はそのように導きくださるのですね。世界に天の教えを伝える使命を背負う私はその使命を全うせねばなりません」
と一回言葉を切り
「皆さん、天の導きがより一層行き渡りやすいようにいたすことにしましょう。
天の光は我らとともに」
と聖句を教皇が述べて
「「「「「天の光は我らとともに」」」」」
司祭、大司教、枢機卿たちも聖句を述べて退出していった。
一人残された教皇は
「一体天は我々にどうさせるおつもりなのでしょう」
と呟き、壁際に待機していた宣教師に
「西側にある白龍帝国という国に赴き天の導きを広めなさい。そして聖なる星が出たら報告をしなさい」
と伝えて支度をさせた。
誤字脱字がありましたら遠慮なくどうぞ
時代としては中世とか大航海時代あたりを考えているのですがたぶん、というより確実にごちゃごちゃになりそう・・・あと、設定とかも変わってしまうかもしれません




