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異世界の配達屋さん~世界最強のトラック野郎~  作者: さとう
『第1章・トラック野郎と少女の出会い』
7/273

7・トラック野郎、アップグレード

3/24・お酒の摂取時間を24時間を8時間に変更しました。


 『パンパカパーン、グリーンゴブリン38体、ファイターゴブリン29体・ビッグゴブリン15体・ゴブリンオーガ5体、ゴブリン・ザ・デモン1体を討伐しました。レベルが上がりました。[中型ミサイル]が開放されました。[大型ミサイル]が開放されました。[トマホーク]が開放されました。[レールガン]が解放されました。[ガトリングガン]が解放されました。[レーザーカッター]が解放されました。新項目[ドライブイン]が解放されました』


 やっぱこんだけ解放されたか。まぁ肉片だらけだし、ヤバそうなゴブリンも退治できたからな。っていうか、ドライブインってなんだ?


 『新項目[ドライブイン]が解放されました。説明を聞きますか?』

 「ああ、よろしく」

 『畏まりました。[ドライブイン]は、ポイントを消費してお買い物が出来ます。コーヒーや栄養ドリンク、新聞や漫画、お酒やおつまみなどの飲食物などです』

 「ま……マジで!?」

 『はい。ただし、ルールが1つございます』

 「え……」


 なんだろう。こういう時のルールって、たいていロクでもない気がする。もしかしてトラックの機能低下とか、そんなシビアな条件じゃ。


 『お酒を摂取後8時間以内に運転をすると、罰ポイントとして5000ポイント差し引かれ、72時間はトラックの全ての機能が停止します。なので、飲酒運転だけは絶対にしないで下さい』



 あぁ…………………そうですか。



 **********************



 「じゃあ、トラックのステータスを」

 『畏まりました』



 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 【機体名】 未定 レベル16

 【運転手ドライバー】 吾妻幸太


 【機体スペック】

 ○最大速度 140km/h

 ○最大積載量 3.5t

 

 【武装】

 ○[機銃][小型ミサイル][マキビシ][高周波ブレード]

  [フックショット][ベアリング弾][電磁ウィップ][中型ミサイル]

  [大型ミサイル][トマホーク][レールガン][ガトリングガン][レーザーカッター]

  

 【車内設備】

 ○[ルーフ][トイレルーム][オーディオ]


 【車体強化】

 ○総合レベル8


 【経験値ポイント】

 ○17261


 【ドライブイン】


 ○以下項目未開放

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□



 「いいねいいね、ポイントめっちゃ貯まってる。じゃあ次は車内設備を頼む」

 『畏まりました』



 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 

 ○経験値ポイント・[17261]

 

 ○設備一覧○

 座布団・2ポイント

 オーディオ・済

 トイレルーム・済

 居住ルーム・180ポイント

 シャワールーム・200ポイント

 ベッドルーム・500ポイント

 

 以下項目未開放

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□



 「よーし、座布団以外全部買った!!」

 『畏まりました………設置完了』


 すると、振動と共にトラックの後部が変化する。

 奥に新しい扉が出来ていた。どうやらその先が居住ルームみたいだな。


 「よし、行こうぜミレイナ!!」

 「は、はい。もう驚くのも慣れてきました……」


 俺とミレイナはウキウキしながら奥の扉を開け……え?


 「………」

 「………」


 そこには、何もなかった。

 家具も椅子もテーブルもキッチンも、水道さえもなかった。ただの奥行きのある広い部屋……どうなってんだ? すると、運転席からタマの声が聞こえてきた。


 『居住ルーム、シャワールーム、ベッドルームが購入されました。設備一覧を更新します』

 

 俺とミレイナは顔を見合わせ、急いで運転席に戻る。

 そして、フロントガラスに表示された新たな項目を見て驚いた。



 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 

 ○経験値ポイント・[16831]

 

 ○設備一覧○

 座布団・2ポイント


 【居住ルーム】

 水道・280ポイント

 キッチン・800ポイント

 ダイニングテーブル・800ポイント

 ダイニングチェア・300ポイント

 ソファー・1200ポイント

 ライト・200ポイント

 冷蔵庫・2000ポイント

 電子レンジ・1000ポイント

 IHコンロ・1230ポイント

 食器・調理器具全般・1000ポイント

 

 【ベッドルーム】

 ベッド・1500ポイント

 ミニ冷蔵庫・800ポイント

 クローゼット・1400ポイント

 ベッドルーム拡張・10000ポイント


 【シャワールーム】

 洗面所・1000ポイント

 ユニットバスセット・1800ポイント

 檜風呂セット・13900ポイント

 露天風呂セット・23000ポイント

 温泉セット・15800ポイント

 アメニティ各種セット・300ポイント

 

 以下項目未開放

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□



 「マジかよ………」

 「あ、あの、れいぞうこってなんですか?」

 

 可愛いミレイナの質問は取りあえず置いて、買う物を決めないと。

 正直、ミレイナの料理を食べたいからキッチン関係は充実させたい。それにミレイナは女の子だし、シャワー関係も揃えたい。あと、ミレイナは女の子だし、柔らかいベッドで寝かせてあげたい。なんかミレイナのことばっかだな。


 「………よし!!」


 俺は決めた。まずは少しずつ充実させて行こう。

 と言うことで、以下のような買い物をした。



  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 

 ○経験値ポイント・[5171]

 

 ○設備一覧○

 座布団・2ポイント


 【居住ルーム】

 水道・済

 キッチン・済

 ダイニングテーブル・済

 ダイニングチェア・済

 ソファー・1200ポイント

 ライト・済

 冷蔵庫・済

 電子レンジ・1000ポイント

 IHコンロ・済

 食器・調理器具全般・済

 

 【ベッドルーム】

 ベッド・済

 ミニ冷蔵庫・800ポイント

 クローゼット・1400ポイント

 ベッドルーム拡張・10000ポイント


 【シャワールーム】

 洗面所・済

 ユニットバスセット・済

 檜風呂セット・13900ポイント

 露天風呂セット・23000ポイント

 温泉セット・15800ポイント

 アメニティ各種セット・済

 

 以下項目未開放

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□



 1万ポイントも使ったけど、とりあえず人並みの生活は出来る。

 キッチン関係を充実させておけば、ミレイナの手料理が食えるしな。やっぱメシは大事っしょ。


 「よし、次は車体強化で」

 『畏まりました』



 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 ○経験値ポイント・[5171]


 [車体強化]

 ○車体強度   レベル3 経験値消費30

 ○タイヤ強度  レベル3 経験値消費30

 ○エンジン出力 レベル2 経験値消費20

 

 [車体換装]

 ○未開放


 [???]

 ○未開放

 

 以下項目未開放

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



 何が起きるかわからんし、車体は強化しておこう。

 備えあれば憂いなしってヤツだ。異世界でモンスターも出るし、慎重になっておいて間違いない。



 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 ○経験値ポイント・[3901]


 [車体強化]

 ○車体強度   レベル10 経験値消費100

 ○タイヤ強度  レベル10 経験値消費100

 ○エンジン出力 レベル10 経験値消費100

 

 [車体換装]

 ○未開放


 [???]

 ○未開放

 

 以下項目未開放

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 


 まぁこんなもんか。

 これがどのくらいスゴいのかさっぱりわからんが、とりあえずはこれくらいでいいだろう。もし車体にダメージが入るようならもっと強化すればいい。


 「よーし、お次は【ドライブイン】だ!!」

 『畏まりました』


 

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 【ドライブイン】~いらっしゃいませ~

 ○経験値ポイント・[4936]


 【お酒】

 ワンカップ・300ポイント

 缶ビール・300ポイント

 焼酎・500ポイント

 ハイボール・450ポイント

 缶チューハイ各種・300ポイント


 【おつまみ】

 せんべい・200ポイント

 酢昆布・150ポイント

 さきいか・150ポイント

 ポテチ・140ポイント

 生ハム・300ポイント

 チーズ・250ポイント

 サラミ・120ポイント

 

 【その他】

 缶コーヒー各種・120ポイント

 ジュース各種・120ポイント

 お茶各種・120ポイント

 栄養ドリンク各種・120ポイント

 ガム各種・120ポイント

 漫画雑誌各種・240ポイント

 新聞各種・200ポイント

 パン各種・100ポイント


 以下項目未開放

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



 いいね、これはいいね。

 俺が好きなのばっかじゃん。お酒は止めてお茶にしておこうかな。


 「ミレイナは何がいい?」

 「え、ええと……コウタさんにお任せします」

 「そっか、じゃあリンゴジュースでいいか? お菓子はポテチでいいかな?」

 「は、はい」


 俺はお茶とせんべい。仕事中はよくせんべいをかじって運転してた。特に塩せんべいとお茶の組み合わせは最高だ。お昼を食べない時なんかはよくこの組み合わせでしのいだっけ。


 「じゃあこれで頼む」

 『畏まりました………購入完了』

 「おぉッ!?」

 「きゃあッ!?」


 なんと、ダッシュボードの中からビニール袋が飛び出して来た。

 中には懐かしさを感じる日本製のパッケージ。俺のせんべいとお茶、ミレイナのポテチとペットボトルのリンゴジュースが入っていた。


 「こ、これ……不思議な材質です。見たことありません……ど、どうやって飲むんですか?」

 「これはこのキャップを捻って……こう」

 「わぁ、スゴい!! それに……いい匂い」

 「飲んでみろよ。美味いぞ」

 「は、はい。いただきます………」


 ミレイナはペットボトルに口を付け、こくこくと飲んでる。すると目を見開いて俺をガバッと見た。ちょっとだけ驚いたぜ。


 「お………美味しいです!! こんなの、飲んだことありません!!」

 「ははは、じゃあポテチも食えよ。うまいぞ」

 「ぽてち……」


 俺は袋を開けてポテチを1枚取り出し、自分の口の中に入れる。サクサクと程よい塩味が広がり、俺も自分のお茶を飲んだ。

 ミレイナもポテチを食べると、無心でモグモグ食べ始めた。どうやら気に入ったみたいだ。

 俺も自分のせんべいをかじりつつ、本来の目的に戻る。


 「よし、部屋をチェックしたら出発するか。ゴブリンのお宝を頂いてゼニモウケ王国へ行こう」

 「ふぁ、ふぁい」

 


 ポテチを頬張るミレイナは、かなり可愛かった。


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お読みいただき有難うございます!
最弱召喚士の学園生活~失って、初めて強くなりました~
新作です!
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