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疑問

そういえば今日は水曜日だった。

凌くんは学校にいかなくていいのか?

「学校は?」

「あぁ、来週から行くよ。まだ、部屋の片付けが済んでないからね」

「そうなんだ」

「美羽ちゃんは?学校行かなくていいの?」

忘れていた。

自分がオウム返しに質問されることを。

「行かなくて良いわけではなくて・・・」

「ん?」

不思議そうな顔してるよ。

言わなきゃダメか?これ。

「・・・寝坊しました」

恥ずかしくなって、下を向いたけど顔がみるみるうちに赤くなっていくのが自分でも分かる。

「フッ、ハハハッ」

笑われた。

「おもしろいね、美羽ちゃん。フッ」

さらに笑われた。

「いやー、でもイジメとかじゃなくて良かったよ。フフッ」

結局笑ってんじゃねぇか。

しかも、イジメはされてるし。

「そういえば、おばさんとか大翔とかはいないの?」

「大翔は学校で、お母さんはお父さんと海外で仕事してる」

敬語っぽくなくなったかな。

「え!おばさんまで海外に行っちゃったの?」

「はい」

「じゃあ、大翔と2人で暮らしてるの?」

返答に困るな。

2人だったんだけど、翔が来たから今は2人じゃないんだよね。

「えーっと」

翔のことは、黙っておいた方が良いのかな?

いやでもなー。知られるのも時間の問題だよな、お隣さんなんだし。

でも、翔もそろそろ家に帰るんじゃないかな。っていうか、帰ってもらいたいんだけど・・・。

じゃあ、言わなくて良いか。

「まあ、2人です」

「へー。そうなんだね」

「はい」

「凌?」

玄関には、私の知らないおばさんがいた。


だれ。

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