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夏生詩集2

再会

作者: 夏生

出会い、ふれあい

共に過ごしたひととき


離ればなれ

幾年が流れ

ふいに思いだし


懐かしいアドレスを

開く


久しぶり

ご無沙汰してます


少し硬い挨拶

短い誘いのメッセージ送信

絵文字入りで、会いたいよ、と

返信がきて


いつかの笑顔と

語りあったかなしみと、

戸惑いを思い出し

拙い慰め送ったあの頃の

自分に苦笑い


待ち合わせ場所

いつもの場所で

建ち並んだ店は

様変わりして

心細く


約束の時間から

遅れること五分

いつもの笑顔は

変わらず

手をふっていた





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